ArcGIS Enterprise 製品ラインの次世代の進化形である ArcGIS Server には、柔軟性の高い配置モデルがあり、オンプレミス、クラウド、またはこの両方を組み合わせて包括的に使用することができます。ArcGIS Enterprise Builder 製品は、コラボレーションして動作するように設計された次のソフトウェア コンポーネントを装備しています。
- ArcGIS Server
- Portal for ArcGIS
- ArcGIS Data Store
- ArcGIS Web Adaptor
ArcGIS Image Server、ArcGIS GeoEvent Server、ArcGIS GeoAnalytics Server、および ArcGIS Business Analyst Server は、ArcGIS Server 専用のライセンス ロールです。詳細については、ArcGIS Enterprise ヘルプの「ArcGIS Server とは」をご参照ください。
ArcGIS Enterprise Builder の実行に必要なシステム要件とハードウェア要件を次に示します。 セットアップ時に実行される診断ツールで、お使いのコンピューターが最小システム要件を満たしているかどうかを確認できます。 以前のバージョンについては、Esri Support でご確認ください。また、Portal for ArcGIS 組織が ArcGIS Pro や Drone2Map for ArcGIS などのプレミアム アプリを利用する場合、ArcGIS License Manager 2018.0 でプレミアム アプリのライセンスを構成し、ソフトウェアを使用できるメンバーを指定する必要があります。詳細については、「Portal for ArcGIS 管理者ガイド」、「License Managerリファレンス ガイド」、および「License Manager のシステム要件」をご参照ください。
「製品リリース情報」を参照して、お使いのハードウェアおよびソフトウェア コンポーネントがバージョン 10.6.1 と互換性があるかどうかを確認し、「ArcGIS Enterprise インストール ガイド」で個々の製品の最新のシステム要件をすべて確認することをお勧めします。
オペレーティング システム要件
以下の 64 ビット オペレーティング システムは、最低限必要なオペレーティング システム要件を満たしています。32 ビット オペレーティング システムはサポートされていないため、セットアップが実行されるのは、オペレーティング システムが 64 ビットの場合のみです。ArcGIS Enterprise は、x86_64 アーキテクチャ (64 ビット) に準拠した CPU を搭載し、サポートされている Linux のリリースを使用した Linux x86_64 上のみでサポートされています。
アンダースコア (_) が含まれているコンピューター名はサポートされていません。コンピューター名にアンダースコアが含まれていることが検出されると、セットアップが実行されません。
このソフトウェアは、変更された OS (バイナリ) にインストールすることができません。Esri では、開発者向けのバージョンのオペレーティング システムにインストールされている製品のサポートを提供していません。
root ユーザーとして、このソフトウェアをインストールできません。インストールしようとしてもインストールは開始されず、root ユーザーではインストールできないことを示すエラー メッセージが、ソフトウェア診断ツールによって表示されます。
注意:
Java アプリケーション サーバーおよび Java Linux Web Adaptor は Enterprise Builder の前にインストールして、セットアップと構成を完了する必要があります。サポートされているオペレーティング システム | 検証済みの最新アップデートまたはサービス パック |
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Red Hat Enterprise Linux Server 7 | Update 5 |
Red Hat Enterprise Linux Server 6 | アップデート 9 |
SUSE Linux Enterprise Server 12 | Service Pack 2 |
SUSE Linux Enterprise Server 11 | Service Pack 4 |
Ubuntu Server LTS | 16.04.3 |
CentOS Linux 7 | 7.5 |
CentOS Linux 6 | 6.9 |
Scientific Linux 7 | 7.5 |
Scientific Linux 6 | 6.9 |
Oracle Linux 7 | Update 5 |
Oracle Linux 6 | アップデート 9 |
特に指定がない限り、これらのオペレーティング システムの過去のアップデートと今後のアップデートまたはサービス パックはサポートされます。また、オペレーティング システムのバージョンとアップデートはオペレーティング システムのプロバイダーでもサポートされている必要があります。
注意:
サポート対象の Red Hat と同じバージョンで完全なバイナリ互換性のある CentOS、Scientific Linux、および Oracle Linux バージョンに関しては、Esri テクニカル サポートをご利用いただけます。不具合登録を行うための前提条件として、これらのオペレーティング システムでソフトウェアの問題が発生した場合に、その問題が Red Hat Enterprise Linux 上で再現されることが必要です。Oracle Linux の場合、サポートは Red Hat との互換性があるカーネルの使用を前提とします。
ヒント:
ソフトウェアをインストールする場合、オペレーティング システムの GUI を使用して ArcGIS Software Authorization ウィザードを実行するか、[更新の確認] ツールを実行します。これには X Window System パッケージ グループが必要です。
ハードウェア要件
必要なディスク空き容量
ArcGIS Enterprise Builder には、最低 20 GB の使用可能なディスク領域が必要です。この中の 5 GB は、システム ドライブである必要があります。
メモリ要件
ArcGIS Enterprise Builder をインストールするには、16GB 以上のメモリを設定することを強くお勧めします。