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ArcGIS Enterprise Builder 10.7.x のシステム要件

ArcGIS Enterprise 製品ラインの次世代の進化形である ArcGIS Server には、柔軟性の高い配置モデルがあり、オンプレミス、クラウド、またはこの両方を組み合わせて包括的に使用することができます。ArcGIS Enterprise Builder 製品は、コラボレーションして動作するように設計された次のソフトウェア コンポーネントを装備しています。

  • ArcGIS Server
  • Portal for ArcGIS
  • ArcGIS Data Store
  • ArcGIS Web Adaptor

ArcGIS Image ServerArcGIS GeoEvent ServerArcGIS GeoAnalytics Server、および ArcGIS Business Analyst for ServerArcGIS Server 専用のライセンス ロールです。詳細については、「ArcGIS Enterprise とは」をご参照ください。

ArcGIS Enterprise Builder の実行に必要なシステム要件とハードウェア要件を次に示します。 Linux のみ: セットアップ時に実行される診断ツールで、お使いのコンピューターが最小システム要件を満たしているかどうかを確認できます。 また、Portal for ArcGIS 組織で ArcGIS Pro または Drone2Map for ArcGIS を利用する場合、ArcGIS License Manager 2018.1 でライセンスを構成し、これらのアプリを使用できるメンバーを指定する必要があります。詳細については、「Portal for ArcGIS 管理者ガイド」、「License Manager リファレンス ガイド」、および「License Manager のシステム要件」をご参照ください。

製品リリース情報」を参照して、お使いのハードウェアおよびソフトウェア コンポーネントがバージョン 10.7.1 と互換性があるかどうかを確認し、「ArcGIS Enterprise インストール ガイド」で個々の製品の最新のシステム要件をすべて確認することをお勧めします。

Linux オペレーティング システム要件

以下の 64 ビット オペレーティング システムは、最低限必要なオペレーティング システム要件を満たしています。32 ビット オペレーティング システムはサポートされていないため、セットアップが実行されるのは、オペレーティング システムが 64 ビットの場合のみです。ArcGIS Enterprise は、x86_64 アーキテクチャ (64 ビット) に準拠した CPU を搭載し、サポートされている Linux のリリースを使用した Linux x86_64 上のみでサポートされています。

アンダースコア (_) が含まれているコンピューター名はサポートされていません。コンピューター名にアンダースコアが含まれていることが検出されると、セットアップが実行されません。

このソフトウェアは、変更された OS (バイナリ) にインストールすることができません。Esri では、開発者向けのバージョンのオペレーティング システムにインストールされている製品のサポートを提供していません。

root ユーザーとして、このソフトウェアをインストールできません。インストールしようとしてもインストールは開始されず、root ユーザーではインストールできないことを示すエラー メッセージが、ソフトウェア診断ツールによって表示されます。

備考:
Java アプリケーション サーバーおよび Java Linux Web Adaptor は Enterprise Builder の前にインストールして、セットアップと構成を完了する必要があります。

サポートされているオペレーティング システム検証済みの最新アップデートまたはサービス パック

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) Server 7

Update 6

RHEL Server 6

Update 10

SUSE Linux Enterprise Server 12

Service Pack 4

Ubuntu Server LTS 18

18.04.2

Ubuntu Server LTS 16

16.04.6

CentOS Linux 7

7.6

CentOS Linux 6

6.10

Scientific Linux 7

7.6

Scientific Linux 6

6.10

Oracle Linux 7

Update 6

Oracle Linux 6

Update 10

特に指定がない限り、これらのオペレーティング システムの過去のアップデートと今後のアップデートまたはサービス パックはサポートされます。また、オペレーティング システムのバージョンとアップデートはオペレーティング システムのプロバイダーでもサポートされている必要があります。

備考:

サポート対象の CentOS と同じバージョンで完全なバイナリ互換性のある Scientific LinuxOracle Linux、および RHEL Server バージョンに関しては、Esri テクニカル サポートをご利用いただけます。不具合登録を行うための前提条件として、これらのオペレーティング システムでソフトウェアの問題が発生した場合に、その問題が Red Hat Enterprise Linux Server 上で再現されることが必要です。Oracle Linux の場合、サポートは RHEL Server との互換性があるカーネルの使用を前提とします。

ヒント:

コンピューター上でオペレーティング システムのグラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) を使用して次を実行するには X Window System パッケージ グループが必要です。

  • ArcGIS Enterprise Builder インストール ウィザード
  • ArcGIS ソフトウェア認証ウィザード
  • [更新の確認] ツール

ハードウェア要件

必要なディスク空き容量

ArcGIS Enterprise Builder には 25 GB の使用可能なディスク領域が必要です。インストールを続行するには、インストール ドライブとしてセットアップ中に指定した場所に最低 23 GB の使用可能なディスク領域がある必要があります。加えて、セットアップを展開できるように、システムの /tmp フォルダーに 2 GB の使用可能な領域がある必要もあります。

メモリ要件

ArcGIS Enterprise Builder をインストールするには、16 GB 以上のメモリを設定することを強くお勧めします。

サポートされている仮想化環境

ArcGIS Enterprise のすべてのコンポーネントは、サポートされているオペレーティング システムで実行する限り、仮想化環境上の動作がサポートされています。リレーショナルデータベースなど、ArcGIS Enterprise でサードパーティのアプリケーションを実行する場合は、そのアプリケーションが仮想環境でもサポートしている必要があります。仮想化のサポートについては、サードパーティ ベンダーに確認してください。

次の仮想化環境は、ArcGIS Enterprise およびそのコンポーネントで正常に機能することが確認されています。

  • VMware vSphere 6.5、6.7
  • Microsoft Hyper-V

上記のリストに含まれていても、許可やサポート レベルの向上を意味するものではありません。上記のリストに含まれていなくても、環境や特定のバージョンがサポートされていないことを意味するのではなく、Esri またはそのパートナーが明示的にテストした環境またはバージョンではないことを意味しています。

詳細については、「仮想化と ArcGIS Server」をご参照ください。