ArcGIS Pro および ArcGIS Server は、Db2 の IBM Db2 データベースとエンタープライズ ジオデータベースへの接続をサポートしています。
注意:
これは、z オペレーティング システム (z/OS) 上の Db2 に対応する最後の ArcGIS リリースになります。
ArcGIS 10.9 および ArcGIS Pro 2.8 より前のバージョンの場合は、ArcGIS Desktop Web サイトに掲載されているシステム要件をご参照ください。
Esri がサポートする環境ポリシーの詳細については、Esri テクニカル サポートをご参照ください。
サポートされているデータベース バージョン
ArcGIS で認定およびサポートされている最小の IBM Db2 リリースとフィックスパック バージョンは次のとおりです。 特に指示がない限り、これらのバージョンの新しいフィックスパック バージョンはサポートされていますが、認定はされていません。
IBM Db2 バージョン 11.1 Mod 4 Fix Pack 5
IBM Db2 バージョン 11.5
IBM Db2 バージョン 11 for z/OS
IBM Db2 バージョン 12 for z/OS
ArcGIS Pro は IBM Db2 for z/OS をサポートしていません。
データベースの要件/制限
- Linux、UNIX、または Microsoft Windows 上の Db2 データベースは、UTF-8 エンコードを使用するように構成する必要があります。
- Db2 ポータルでは ArcGIS Enterprise をデータ ストア アイテムとして使用することはできません。
Db2 の特定のバージョンに適用される要件と制限事項は以下のとおりです。
IBM Db2 V11.1 (64 ビット)
- 最低限必要なサービス パック/パッチ: Mod 4 Fix Pack 5
- Db2 Spatial Extender が Db2 データベース製品メディアに組み込まれました。
- 推奨されるサービス パック/パッチ: なし
IBM Db2 V11.5 (64 ビット)
- 最低限必要なサービス パック/パッチ: Fix Pack 0
- Db2 Spatial Extender が Db2 データベース製品メディアに組み込まれました。
- 推奨されるサービス パック/パッチ: なし
- Db2 の問題 DT245904 のために、V11.5、Mod 9 でジオデータベースを有効化できません。
IBM Db2 V11 for z/OS
- 必要なサービス パック/パッチ: PI45211/UI32479(J2AG310)。
- 必須のアドオン: IBM Spatial Support for Db2 11 for z/OS-Db2 Accessories Suite。
- 次の制限は、ジオデータベースとして有効化されていない Db2 z/OS データベースにのみ適用されます。
- フィーチャ サービスはサポートされていません。
- データベースに情報を書き込むジオプロセシング操作はサポートされていません。
- ブランチ バージョニングはサポートされていません。
- フィーチャ ビニングはサポートされていません。
IBM Db2 V12 for z/OS
- 必須のアドオン: IBM Spatial Support for Db2 12 for z/OS-Db2 Accessories Suite。
- 次の制限は、ジオデータベースとして有効化されていない Db2 z/OS データベースにのみ適用されます。
- フィーチャ サービスはサポートされていません。
- データベースに情報を書き込むジオプロセシング操作はサポートされていません。
- ブランチ バージョニングはサポートされていません。
- フィーチャ ビニングはサポートされていません。
サポートされているオペレーティング システム
- データベース管理システムがインストールされているサーバーと、ArcGIS 製品がインストールされているサーバーが同じである場合、サーバーのオペレーティング システムは ArcGIS 製品のシステム要件と Db2 バージョンのオペレーティング システム要件をどちらも満たす必要があります。
- データベースがインストールされているサーバーと ArcGIS 製品がインストールされているサーバーが同じでない場合は、使用する Db2 のバージョンに応じたオペレーティング システム要件を、IBM のドキュメントでご確認ください。
ArcGIS は、Db2 Enterprise Server Edition でテストおよび認定されています。 Db2 Workgroup Server Edition や Db2 Personal Edition など、その他のバージョンの Db2 は、共通のコード ベースを共有しているので、ArcGIS Server の要件を満たす場合にサポートされます。
クラウド サポート
クラウドにデプロイされたデータベース サービスとデータベースのサポートについては、「ArcGIS でクラウドのデータベースを使用するための要件」をご参照ください。
DBMS への接続に必要なソフトウェア
クライアント コンピューター (ArcGIS Pro、ArcMap、または ArcGIS Server が動作しているコンピューターなど) は、使用している RDBMS に合わせて適切なデータベース クライアント ファイルをインストールしておく必要があります。 これらのクライアント ファイルは、それぞれの RDBMS ベンダーから入手できます。 詳細については、「データベース クライアント」をご参照ください。