ArcGIS GeoEvent Server を実行するためのシステム要件とハードウェア要件を次に示します。
オペレーティング システム要件
ArcGIS GeoEvent Server のオペレーティング システム要件は、ArcGIS Enterprise の ArcGIS Server ソフトウェア コンポーネントと同じです。
詳細については、「ArcGIS Server のシステム要件」をご参照ください。
ハードウェア要件
リアルタイム データの処理と解析には、大量のコンピューター リソースが消費されます。 しかし、リソースの割り当てと消費は構成によって大きく変化します。 ArcGIS GeoEvent Server の配置を確実に成功させるためにも、推奨される下記のガイドラインを十分に検討してください。
- 運用システムでは、イベント レコードのスループットと処理を最適化するために、16 GB 以上の最も新しい世代の RAM (DDR4 など) が推奨されます。 追加の RAM が必要になるユース ケースには次のようなものがあります。
- 大量のジオフェンスを利用する場合。
- 非常に複雑なジオフェンス (何千という頂点を含むポリゴン) を利用する場合。
- 継続的なインシデントを監視する場合。
- ArcGIS GeoEvent Server は、少なくとも 4 つの物理コアと 8 つの論理/仮想プロセッサを備えたコンピューター上にデプロイする必要があります。 運用システムで適切なパフォーマンスを実現するには、8 つの物理コアが必要になると考えられます。
- イベント データの送受信における遅延を低減するために、より高いネットワーク帯域幅の接続 (1 GB や 10 GB など) を使用して、入出力操作毎秒 (IOPS) の向上をサポートすることが推奨されます。
多くの運用システムでは、追加の CPU または RAM、もしくはその両方が必要になることもあります。
GeoEvent Server では、ArcGIS Server で推奨される 10 GB と同じ最小ディスク容量と追加のディスク容量が必要です。 以下に示すように、構成済みの入出力ごとに追加のディスク容量が必要になります。 必要な追加のディスク容量は、使用されている入力コネクタと出力コネクタの数によって決まります。
GeoEvent Server のインスタンスが、単一の入力または出力 (ストリーム サービスを含む) を使用して構成された場合は、ArcGIS GeoEvent Gateway に 1 つのKafka トピックが作成されます。
- トピックごとにデフォルトで 3 つのパーティションが含まれます。
- それぞれのトピック パーティションは最大 400 MB まで拡張できます。
- したがって、入力または出力ごとに最大で 1.2 GB のディスク容量が必要になります。
入出力ごとの追加のディスク容量は、ArcGIS GeoEvent Gateway で使用されるディスク上のイベント キューに対応するために必要です。
次もご参照ください。
ソフトウェア要件
ArcGIS GeoEvent Server をインストールする前に、ArcMap Runtime Support 機能を有効化して ArcGIS Server をコンピューターにインストールし、構成しておく必要があります。
サポートされる Web ブラウザー
ArcGIS GeoEvent Manager を使用するには、次のいずれかの Web ブラウザーをインストールする必要があります。
- Google Chrome
- Mozilla Firefox
- Microsoft Edge