ArcGIS では、SQL Server の Microsoft SQL Server データベースとエンタープライズ ジオデータベースとへの接続をサポートしています。
ジオデータベースの保存に使用される SQL Server データベースに、大文字/小文字が区別されない照合を構成する必要があります。
ヒント:
10.9 および ArcGIS Pro 2.8 より前の ArcGIS リリースの場合は、ArcGIS Desktop Web サイトに掲載されているシステム要件をご参照ください。
Esri がサポートする環境ポリシーの詳細については、Esri テクニカル サポートをご参照ください。
サポートされているデータベース バージョン
次の Microsoft SQL Server リリースは、ArcGIS がサポートする最小の認定バージョンです。 これらのバージョンの SQL Server サービス パックと累積アップデートはサポートされていますが、認定はされていません。
Enterprise/Standard/Developer*/Express エディション
Microsoft SQL Server 2022 (64 ビット)
Linux の Microsoft SQL Server 2022 (64 ビット)
Microsoft SQL Server 2019 (64 ビット)
Linux の Microsoft SQL Server 2019 (64 ビット)
Microsoft SQL Server 2017 (64 ビット)
Linux の Microsoft SQL Server 2017 (64 ビット)
Microsoft SQL Server 2016 (64 ビット)
注意:
*Developer エディションは、非運用環境でのみサポートされています。
サポートされているオペレーティング システム
データベース管理システムがインストールされているサーバーと、ArcGIS 製品がインストールされているサーバーが同じである場合、サーバーのオペレーティング システムは ArcGIS 製品のシステム要件と SQL Server バージョンのオペレーティング システム要件をどちらも満たす必要があります。
データベースがインストールされているサーバーと ArcGIS 製品がインストールされているサーバーが同じでない場合は、使用する SQL Server のバージョンに応じたオペレーティング システム要件を Microsoft のドキュメントでご確認ください。
クラウド サポート
クラウドにデプロイされたデータベース サービスとデータベースのサポートについては、「ArcGIS でクラウドのデータベースを使用するための要件」をご参照ください。
SQL Server への接続に必要なソフトウェア
SQL Server に直接接続するクライアント コンピューターには、SQL Server クライアントをインストールする必要があります。 Microsoft Windows および Linux 用の SQL Server クライアントは Microsoft から配布されています。また、Windows 用の SQL Server クライアントは My Esri から入手することもできます。 クライアントは、接続する SQL Server データベースと同じかそれより新しいバージョンをインストールする必要があります。 SQL Server をアップグレードする場合、同時に SQL Server クライアントもアップグレードします。 ArcGIS で SQL Server のバージョンのサポートが終了する場合、対応する SQL Server クライアント ライブラリのサポートも終了します。
サポートされている最小の SQL Server クライアント¹ は次のとおりです。
- SQL Server 2022
- Microsoft ODBC Driver 18.1 for SQL Server²
- SQL Server 2019
- Microsoft ODBC Driver 18 for SQL Server²
- Microsoft ODBC Driver 17.3 for SQL Server
- SQL Server 2017
- Microsoft ODBC Driver 18 for SQL Server²
- Microsoft ODBC Driver 17 for SQL Server
- SQL Server 2016³
- Microsoft ODBC Driver 18 for SQL Server²
- Microsoft ODBC Driver 17 for SQL Server
- Microsoft ODBC Driver 13/13.1 for SQL Server
注意:
¹ Ubuntu の ArcGIS Server からサポートされているバージョンの SQL Server に接続する場合は、ODBC ドライバーに加え、Microsoft unixodbc-dev パッケージをすべての ArcGIS Server コンピューターにインストールする必要があります。
² Microsoft は、ODBC Driver 18 のリリースで、ODBC ドライバーの暗号化のデフォルト設定を yes に変更しました。 ODBC Driver 18 に更新しても既存のデータベース接続が引き続き機能するようにするには、暗号化をデフォルトで no に設定します。 代わりに、暗号化された接続を使用するには、「SQL Server データベースへの暗号化された接続」で説明されているようにデータベース接続を構成します。
³ Ubuntu 上の ArcGIS Server から SQL Server 2016 に接続する場合は、SHA-256 を使用して SQL Server インスタンスを構成する必要があります。 これは、Microsoft のヘルプ記事「データベース エンジンへの暗号化接続の有効化」で説明されています。