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ArcGIS Enterprise Builder 11.2 のシステム要件

ArcGIS Enterprise BuilderArcGIS Enterprise をオンプレミスの 1 台のコンピューター上に配置します。 ArcGIS Enterprise Builder の実行に必要なシステム要件とハードウェア要件を次に示します。

また、ArcGIS Enterprise を通じて、ArcGIS ProArcGIS Pro エクステンション、または ArcGIS Drone2Map のライセンスを取得する場合、ArcGIS License Manager 2021.1 以降のバージョンでライセンスを構成し、これらのアプリを使用できるメンバーを指定する必要があります。 詳細については、「Portal for ArcGIS 管理者ガイド」、「License Manager リファレンス ガイド」、および「License Manager のシステム要件」をご参照ください。

ArcGIS Enterprise Builder を使用して ArcGIS Enterprise の配置を実装またはアップグレードする前に、サポート終了情報を参照して、お使いのハードウェア コンポーネントやソフトウェア コンポーネントに最新リリースの ArcGIS Enterprise Builder との互換性があるかどうかを確認することをお勧めします。 個々の製品コンポーネントについても、すべての現在のシステム要件を確認してください。 この情報には、「ArcGIS Enterprise インストール ガイド」からアクセスできます。

注意:

ArcGIS Enterprise コンポーネントには Microsoft Visual C++ 2015-2022 Redistributable (x86 および x64) バージョン 14.31.31103 以上が必要です。 Microsoft のサイトから Microsoft Visual C++ Redistributable for Visual Studio 2015 - 2022 のファイルを取得します。

Visual C++ 2015 - 2022 Redistributable がまだインストールされていない場合、ArcGIS Enterprise Buildersetup.exe を実行するとインストールされます。 ただし、ArcGIS Enterprise Buildersetup.msi を直接実行しても、Redistributable はインストールされません。 Microsoft Visual C++ 2015 - 2022 Redistributable (x64) がまだインストールされていない場合、setup.msi を実行しても ArcGIS Enterprise Builder は実行されません。

前提条件

ArcGIS Web Adaptor (IIS) をインストールするコンピューターでは、以下の前提条件が満たされている必要があります。

注意:

.NET Runtime および IIS のサポートを含む、ASP.NET Core ランタイム - Windows ホスティング バンドルをインストールする必要があります。

注意:

ASP.NET Core ランタイム - Windows ホスティング バンドルをインストールしてから IIS と必要なコンポーネントを有効化した場合、バンドル インストーラーを使用してバンドル インストールを修復する必要があります。

Microsoft Windows オペレーティング システム要件

以下の 64 ビット オペレーティング システムは、最低限必要なオペレーティング システム要件を満たしています。 32 ビット オペレーティング システムはサポートされていないため、セットアップが実行されるのは、オペレーティング システムが 64 ビットの場合のみです。

サポートされているオペレーティング システム最新の更新内容またはテスト済みサービス パック

Windows Server 2022 Standard および Datacenter

2023 年 9 月更新

Windows Server 2019 Standard および Datacenter

2023 年 9 月更新

Windows Server 2016 Standard および Datacenter

2023 年 9 月更新

開発環境

サポートされているオペレーティング システム最新の更新内容またはテスト済みサービス パック

Windows 11 Pro および Enterprise

2023 年 9 月更新

Windows 10 Pro および Enterprise

2023 年 9 月更新

注意:

  • 特に指定がない限り、これらのオペレーティング システムのバージョンに関して過去と今後のアップデートまたはサービス パックはサポートされています。 また、オペレーティング システムのバージョンとアップデートはオペレーティング システムのプロバイダーでもサポートされている必要があります。
  • ArcGIS は x86-64 アーキテクチャの 64 ビット CPU でのみサポートされています。
  • Windows Server のすべてのバージョンで、[デスクトップ エクスペリエンス] オプションが必要です。
  • Windows 11 および 10 は、基本的なテストやアプリケーション開発での使用のみでサポートされています。
  • アンダースコア (_) が含まれているコンピューター名はサポートされていません。 インターネット ホスト名に関して一般に普及しているいくつかの仕様では、アンダースコア文字を規格外と定めています。 Microsoft Windows ではコンピューター名にアンダースコアを使用できますが、他のサーバーやプラットフォームを操作するときに問題が生じる可能性があります。 このため、ホスト名にアンダースコアが含まれるサーバーでは、このインストールは実行されません。
  • ドメイン コントローラーにはインストールできません。 ドメイン コントローラー上にインストールすると、機能に悪影響が出る可能性があります。

ハードウェア要件

必要なディスク空き容量

ArcGIS Enterprise Builder (Windows) を実行するには、セットアップ ファイルがステージングされ、ログ ファイルが書き込まれるシステム ドライブ (多くの場合 C: ドライブ) 上に 12 GB の使用可能なディスク領域が必要です。 さらに、ArcGIS Enterprise Builder のインストール ドライブ上に 30 GB 以上の使用可能なディスク領域が必要です。これは、セットアップ中に指定します。 このディスク領域は、コンポーネントの初期インストールを完了し、基本配置の拡張時にデータ、ログ、構成ファイルを格納するために必要とされます。 ほとんどのユーザーはインストール ドライブ上に 30 GB を超える領域を必要とします。運用システムの場合は、配置内のコンピューターごとに 60 GB 以上の使用可能なディスク領域が存在する必要があります。

メモリ要件

ArcGIS Enterprise Builder をインストールするには、16 GB 以上のメモリを設定することを強くお勧めします。

ファイアウォールの設定

ArcGIS Enterprise の基本配置のコンポーネントは、特定のポートで通信します。 ソフトウェアをインストールする前に、ファイアウォール上でこれらのポートを開く必要があります。

ArcGIS Web Adaptor は、ポート 80 および 443 上で通信します。 ArcGIS Enterprise Builder を使用してインストールされた各追加コンポーネントで使用されるポートの情報については、以下をご参照ください。

信頼できる証明書

ArcGIS Enterprise の配置では、基本配置がインストールされているコンピューターで HTTPS が有効化されている必要があります。 詳細については、「Web サーバーで HTTPS を有効化」の手順をご参照ください。

配置の Web サーバーが IIS の場合、サンプル スクリプトを使用してドメイン証明書を作成する方法をご参照ください。

サポートされる Web ブラウザー

ArcGIS Enterprise 構成ウィザードは、次の Web ブラウザーをサポートします。

  • Google Chrome バージョン 111 以降
  • Microsoft Edge バージョン 111 以降
  • Mozilla Firefox バージョン 113 以降
  • Mozilla Firefox バージョン 102 (ESR)
  • Safari バージョン 15 以降

サポートされている仮想化環境とクラウド プラットフォーム

仮想化環境とクラウド環境のサポート内容は、ArcGIS Enterprise の基本配置の全コンポーネントで同じです。 詳細については、ArcGIS Enterprise システム要件の「クラウド プラットフォーム上の ArcGIS Enterprise」および「サポートされている仮想化環境」をご参照ください。

座標系ファイル

場合によっては、ホスティング サーバーおよびポータル コンピューターに追加の座標系ファイルが必要なことがあります。 詳細については、「座標系の要件」をご参照ください。