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ArcGIS Mission Server 11.2 のシステム要件

ArcGIS Mission Server のシステム要件とハードウェア要件を次に示します。

ハードウェア要件

ArcGIS Mission Server の最小 RAM 要件は、コンピューターあたり 8 GB です。

運用環境では、このソフトウェアのユーザーおよびビジネス要件が異なる場合があるため、最小ハードウェア要件が記載されていません。 これらの要件は、パフォーマンスとスケーラビリティの要求を満たすハードウェア要件を決定する際に検討する必要があります。

ポートの利用可能性

ポート 20443、20301、および 20160 が ArcGIS Mission Server コンピューターで利用可能であることを確認します。 ポート 20443 および 20301 は、ArcGIS Web Adaptor (使用している場合) または外部クライアントからアクセス可能である必要があります。 ファイアウォールが ArcGIS Web Adaptor または外部クライアントの間にある場合、ファイアウォールでポート 20443 および 20301 を開きます。 ArcGIS Mission Server が高可用性になるように構成されている場合は、ArcGIS Mission Server コンピューター間の通信がポート 20160 を介して可能であることを確認します。 さらに、Mission Server はポート 7443 を使用して ArcGIS Portal と、ポート 6443 を使用して ArcGIS Server と通信できます。

注意:

このコンポーネントは、ArcGIS Enterprise 配置の一部にすぎません。 ダイアグラムおよび Enterprise ポータル内の他のコンポーネントとの通信に必要なポートに関する情報へのリンクについては、「ArcGIS Enterprise のシステム要件」をご参照ください。

Windows オペレーティング システム要件

いくつかのインターネット ホスト名に関する仕様では、アンダースコア文字を規格外と定めています。 Microsoft Windows ではコンピューター名にアンダースコアを使用できますが、これにより、他のサーバーやプラットフォームを操作するときに問題が生じる可能性があります。 このため、ホスト名にアンダースコアが含まれるサーバーでは ArcGIS Mission Server はインストールされません。

ArcGIS Mission Server コンピューターのオペレーティング システムが ArcGIS Enterprise 配置内の他のコンピューターのものと異なる場合があります。

ArcGIS Mission Server はドメイン コントローラー上ではサポートされません。 ArcGIS Mission Server をドメイン コントローラー上にインストールすると、機能に悪影響が出る可能性があります。

以下の 64 ビット オペレーティング システムは、最低限必要なオペレーティング システム要件を満たしています。 32 ビット オペレーティング システムはサポートされていないため、セットアップが実行されるのは、オペレーティング システムが 64 ビットの場合のみです。

サポートされているオペレーティング システム最新の更新内容またはテスト済みサービス パック

Windows Server 2022 Standard および Datacenter

2023 年 9 月更新

Windows Server 2019 Standard および Datacenter

2023 年 9 月更新

Windows Server 2016 Standard および Datacenter

2023 年 9 月更新

特に指定がない限り、これらのオペレーティング システムのバージョンに関して過去と今後のアップデートまたはサービス パックはサポートされています。 また、オペレーティング システムのバージョンとアップデートはオペレーティング システムのプロバイダーでもサポートされている必要があります。

クラウドの導入

ArcGIS Mission Server のクラウドへの導入は、Amazon Web Services (AWS)Microsoft Azure で現在サポートされています。

SSL 証明書

ArcGIS Mission Server には、自己署名証明書が事前に構成されています。これを使用してサーバーで初期テストを行い、インストールが成功したことをすばやく確認できます。

信頼された認証機関 (CA) からの証明書を要求し、それを使用するように ArcGIS Mission Server を構成する必要があります。 これには、組織が発行したドメイン証明書または CA 署名証明書を使用できます。 証明書は SAN (Subject Alternative Name) を構成する必要があります。構成しない場合、ArcGIS Mission Server は正常に動作しません。

注意:

IIS を使用して作成された証明書には、SAN を含めるオプションがありません。 「ドメイン証明書の作成」のスクリプトを使用します。この場合、作成される証明書に SAN が含まれます。

Portal for ArcGIS には、事前に構成された自己署名証明書も付属しています。 ArcGIS Mission Server サイトをポータルとフェデレートするため、信頼された CA に証明書を要求し、それを使用するようにポータルを構成する必要があります。

ソフトウェアの前提条件

ArcGIS Mission Server は、単独または他の ArcGIS Enterprise 11.0 コンポーネントと組み合わせてインストールできます。

注意:

新しい配置をインストールするのか、旧バージョンからアップグレードするのかにかかわらず、すべてのソフトウェア コンポーネント (ArcGIS Enterprise ポータル、ArcGIS Server サイト、および ArcGIS Data Store) がインストールされ、ArcGIS Enterprise 11.0 を実行していることを確認してください。

基本デプロイメントの一部として、ArcGIS Relational Data Store が必要です。 データ ストアが検出されなければ、メッセージが表示されます。 ArcGIS Mission Server のセットアップ中に、新しい ArcGIS Mission Server サイトを ArcGIS Enterprise 11.0 ポータルとフェデレートします。

ArcGIS Mission Server のセットアップ中に、新しい ArcGIS Mission Server サイトを Enterprise 11.0 ポータルとフェデレートします。

ドメイン名システムと完全修飾ドメイン名に関する推奨事項

組織のドメイン名システム (DNS) は、ArcGIS Mission Server サイトの完全修飾ドメイン名 (FQDN) エントリを含むように構成することをお勧めします。 ArcGIS Enterprise ポータルは、フェデレートの際にサーバー サイトの FQDN を要求します。

サポートされる Web ブラウザー

ArcGIS Mission Server インストール ウィザードは、次を含むがこれらに限定されない、すべての Web ブラウザーでサポートされています。

  • Google Chrome バージョン 111 以降
  • Microsoft Edge バージョン 111 以降
  • Mozilla Firefox バージョン 113 以降
  • Mozilla Firefox バージョン 102 (ESR)
  • Safari バージョン 15 以降