ArcGIS Workflow Manager は、Enterprise と統合できる Web アプリが含まれる ArcGIS Enterprise サーバー ロールです。
Workflow Manager Server を実行するためのシステム要件とハードウェア要件を次に示します。
ソフトウェアの前提条件
Workflow Manager Server には ArcGIS Enterprise のデプロイメントが必要です。
Workflow Manager Server は、ホスティング サーバー コンピューターとは別の独自のコンピューター、またはホスティング サーバー コンピューターにインストールできます。 本番環境では、Workflow Manager Server を独自のコンピューターにインストールすることをお勧めします。 このシナリオでは、ArcGIS Server をインストールする必要がありますが、GIS サーバーとしてライセンス付与する必要はありません。
ポートの利用可能性
ArcGIS Enterprise と通信するには、Workflow Manager が、基本デプロイメント コンポーネントがインストールされている次のポートにアクセスする必要があります。
ポート番号 | プロトコル | コンポーネント |
---|---|---|
13443 | HTTPS | Workflow Manager で使用されます。 ソフトウェアをインストールする前に、このポートを開く必要があります。 ArcGIS Web Adaptor と Workflow Manager の間にファイアウォールがある場合は、ArcGIS Web Adaptor をホストしているコンピューターと Workflow Manager の間でポート 13443 が開いている必要があります。 |
7443 | HTTPS | Portal for ArcGIS で使用されます。 |
6443 | HTTPS | ArcGIS Server、およびツールの実行に使用されるすべてのホスト サーバーまたはフェデレーション サーバー コンピューターで使用されます。 |
13820 13830 13840 | TCP | 可用性の高い Workflow Manager デプロイメントで使用されます。 |
サポートされる Web ブラウザー
Workflow Manager には、次のいずれかの Web ブラウザーが必要です。
- Google Chrome
- Mozilla Firefox
- Microsoft Edge
注意:
Chrome または Firefox を使用することをお勧めします。
SSL 証明書
Workflow Manager Server には、自己署名証明書が事前に構成されているため、インストールが成功したことを確認できます。
信頼された認証機関 (CA) からの証明書を要求し、それを使用するように Workflow Manager Server を構成する必要があります。 これには、組織が発行したドメイン証明書または CA 署名証明書を使用できます。
Portal for ArcGIS には、事前に構成された自己署名証明書も付属しています。 Workflow Manager Server を ArcGIS Enterprise ポータルとフェデレートするため、信頼された CA に証明書を要求し、それを使用するようにポータルを構成します。