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座標系の要件

地理座標系変換 (たとえば NTv2、GEOCON、NADCON5) と鉛直座標変換 (たとえば EGM や VERTCON) を実行するには、フィーチャを適切に変換およびレンダリングするために追加の座標系ファイルが必要です。

以下に、ArcGIS Server コンピューターで使用できる追加の座標系ファイルを示します。

  • ArcGIS Coordinate Systems Data - ホスティング サーバー サイトを含む、スタンドアロンおよびフェデレーション ArcGIS GIS Server サイト内のすべてのコンピューターに ArcGIS Coordinate Systems Data をインストールします。
    注意:

    ArcGIS Server11.2 にアップグレードする場合、11.2 バージョンの ArcGIS Coordinate System Data をインストールする前に、以前のバージョンの ArcGIS Coordinate Systems Data をアンインストールする必要があります。

  • サードパーティの変換グリッド - 適切なサードパーティ プロバイダーから変換グリッドを取得し、ホスティング サーバー サイトを含む、スタンドアロンおよびフェデレーション ArcGIS GIS Server サイト内のコンピューターに配置する必要がある場合があります。

ArcGIS Coordinate Systems Data のインストール

地理座標系変換または鉛直座標変換を実行する場合、ArcGIS Coordinate Systems Data コンポーネントが必要です。

ArcGIS Coordinate Systems Data をインストールするには、以下の手順を実行します。

ArcGIS Coordinate Systems Data は、グラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) モードで実行する必要があります。

  1. My Esri から ArcGIS Coordinate Systems Data インストールをダウンロードします。

    ファイル名は ArcGIS_Coordinate_Systems_Data_Linux_<release_part#>.tar.gz です。

  2. ArcGIS Enterprise 配置内の GIS Server サイトにある各コンピューターにダウンロードしたファイルを配置します。

    ArcGIS Server を最初にインストールしたログインを使用する必要があります。

  3. .tar.gz ファイルからインストール ファイルを抽出します。
  4. 抽出したセットアップ ファイルを実行して、インストール ウィザードを起動します。

    ./Setup

  5. ArcGIS Coordinate Systems Data セットアップ ウィザードの [イントロダクション] ウィンドウのメッセージを読み、[次へ] をクリックします。
  6. ライセンス契約を確認し、次のオプションを選択します。
    • 契約書の条件に同意する場合は、[使用許諾契約に同意します] をクリックし、[次へ] をクリックして操作を続けます。
    • 使用許諾契約に同意しない場合は、[キャンセル] をクリックしてインストールを終了します。
  7. 座標系データのインストール先のディレクトリを指定するか、デフォルトのインストール ディレクトリを使用します。 [次へ] をクリックして続行します。

    デフォルトでは、ファイルは、インストールを実行しているユーザーのホーム ディレクトリにインストールされます。

  8. 必要に応じて、インストールから除外するグリッドを選択し、[次へ] をクリックします。

    デフォルトでは、すべての座標系グリッドがインストールされます。

  9. インストールの概要を確認します。
    • インストールの設定を変更する必要がある場合は、[前へ] をクリックして、設定を変更します。
    • インストールの設定が正しければ、[インストール] をクリックします。
  10. インストール処理が完了したら、[完了] をクリックして、ArcGIS Coordinate Systems Data セットアップ ウィザードを閉じます。

ArcGIS Coordinate Systems Data のアンインストール

ArcGIS Coordinate Systems Data をアンインストールするには、以下の手順を実行します。

  1. ArcGIS Coordinate Systems Data がインストールされている各コンピューターにサイン インします。

    ArcGIS Server を最初にインストールしたログインを使用する必要があります。

  2. ディレクトリを ArcGIS Coordinate Systems Data インストール ディレクトリに変更します。

    デフォルトの場所を使用した場合、これはユーザーのホーム ディレクトリの /arcgis/coordinatesystemsdata ディレクトリです。

  3. ./uninstall_CoordinateSystemsData を実行して、ArcGIS Coordinate Systems Data のアンインストール ウィザードを起動します。
  4. ArcGIS Coordinate Systems Data のアンインストール ウィザードの [アンインストール] をクリックします。
  5. アンインストール処理が完了したら、[完了] をクリックして、ArcGIS Coordinate Systems Data のアンインストール ウィザードを閉じます。

サードパーティの変換グリッドの追加

グリッドに基づく地理座標変換および鉛直座標変換の場合、それらの定義は ArcGIS Server に含まれていますが、ライセンスの制限により、グリッド ファイルは配布されません。 これらのグリッド ファイルを、サードパーティのプロバイダーまたは政府機関から直接取得する必要があります。 場合によっては、そのプロバイダーからグリッド ファイルを購入する必要があります。

必要なグリッド ファイルを取得し、ArcGIS Server サイト内の各コンピューターに ArcGIS Coordinate Systems Data をインストールしたら、サイト内の各コンピューター上にある coordinatesystemsdata\pedata ディレクトリにサブフォルダーを作成します。 ファイルを、変換タイプ、地域、国、変換方式別のフォルダーに格納します。 たとえば、NTv2 ファイルは ...\pedata\geographic\<your_region>\<your_country>\ntv2 サブフォルダーに追加され、ジオイド モデルは ...\pedata\vertical\<your_region>\<your_country>\geoid サブフォルダーに追加できます。 詳細な手順については、地域の販売代理店にご連絡ください。