以下に示すように、Windows インストーラー コマンド ライン パラメーターを使用してセットアップ プログラムを実行すると、ArcGIS Web Adaptor をインストールできます。または、Setup.exe を使用してユーザー インターフェイスからインストールすることもできます。
インストールの動作と要件
ArcGIS Web Adaptor のバージョンは、使用している Portal for ArcGIS のバージョンと必ず一致しなければなりません。
ArcGIS Web Adaptor は、他のバージョンと共存できます。ArcGIS Web Adaptor をインストールする際に ArcGIS Web Adaptor をアンインストールする必要はありません。また、ArcGIS Web Adaptor は旧リリースのアップグレードではありません。
それぞれの ArcGIS Web Adaptor の名前は、一意である必要があります。1 つの Web サーバー上に同じ名前を持つ 2 つの ArcGIS Web Adaptor をインストールすることはできません。
ブラウザーを通じて ArcGIS Web Adaptor をポータルで使用できるように構成する場合、ArcGIS Web Adaptor と Tomcat を同じコンピューター上にインストールする必要はありません。しかし、configurewebadaptor.exe ツールを使用して ArcGIS Web Adaptor を構成する場合、ArcGIS Web Adaptor と Tomcat は同じコンピューター上にインストールする必要があります。
以前のバージョンの ArcGIS Web Adaptor のアップグレード
ArcGIS Web Adaptor を以前のバージョンから 10.5.1 にアップグレードするには、以前のバージョンをアンインストールして、10.5.1 セットアップをインストールする必要があります。10.5.1 のインストール中に、以前の ArcGIS Web Adaptor と同じ名前を指定します。これにより、ArcGIS Web Adaptor の URL が以前のバージョンと同じままになります。
10.5.1 をインストールしたら、ArcGIS Web Adaptor を Portal for ArcGIS で構成する必要があります。
レガシー:
10.2 以前のバージョンでは、セットアップを実行すると、すべての既存の ArcGIS Web Adaptor が最新バージョンにアップグレードされました。
ArcGIS Web Adaptor のサイレント インストール
以下は、ArcGIS Web Adaptor をサイレント インストールするときに使用する Windows Installer のコマンド ライン パラメーターです。
- INSTALLDIR=<インストール場所>
このプロパティを使用することで、ArcGIS Web Adaptor のインストール先をコマンド ラインで指定できます。このプロパティを設定しない場合、デフォルトの C:\Program Files\ArcGIS\WebAdaptor10.5.1\java\ がインストール先となります。
例:
<path to ArcGIS Web Adaptor (Java Platform) setup download>\setup.exe INSTALLDIR="C:\NewInstallDir" /qb
- インストール先を指定せずに ArcGIS Web Adaptor をサイレント インストールするには、次のコマンドを使用します。
<path to ArcGIS Web Adaptor (Java Platform) setup download>\setup.exe /qb
ArcGIS Web Adaptor は、インストールが終了した後に構成する必要があります。詳細については、「ArcGIS Web Adaptor の構成」をご参照ください。
注意:
インストール後、Java アプリケーション サーバーで指定された言語で ArcGIS Web Adaptor が表示されます。言語を変更するには、Java アプリケーション サーバーの製品ドキュメントをご参照ください。