Skip To Content

ArcGIS Web Adaptor のサイレント インストール

インストール要件

ArcGIS Web Adaptor のバージョンは、使用している Portal for ArcGIS のバージョンと必ず一致しなければなりません。

ArcGIS Web Adaptor は他のバージョンと一緒にインストールできます。 ArcGIS Web Adaptor をインストールするために ArcGIS Web Adaptor をアンインストールする必要はなく、ArcGIS Web Adaptor は旧バージョンのアップグレードではありません。

それぞれの ArcGIS Web Adaptor の名前は、一意である必要があります。1 つの Web サーバー上に同じ名前を持つ 2 つの ArcGIS Web Adaptor をインストールすることはできません。 インストール中に名前の重複が検出された場合、警告メッセージが表示されます。 競合を解決するには、同じ名前の前のバージョンをアンインストールする必要があります。 あるいは、一方の ArcGIS Web Adaptor の名前を変更してインストールを続行できます。

Microsoft Internet Information Server (IIS) が必要です。 サイレント インストールのみでは、IIS が見つからない場合、ArcGIS Web Adaptor セットアップは続行されません。 IIS および必要なすべてのコンポーネントをインストールしてから、ArcGIS Web Adaptor をサイレント インストールする必要があります。

Microsoft .NET Framework 4.5 以降が必要です。 Microsoft .NET Framework 4.5 以降が見つからないと、セットアップが実行されません。

レガシー:

以前のバージョンでは、ArcGIS Web Adaptor をインストールするのに、Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1 (SP1)、4.0、または 4.5 が必要でした。

ArcGIS Web Adaptor は、インストールが終了した後に構成する必要があります。 詳細については、「ArcGIS Web Adaptor の構成」をご参照ください。

以前のバージョンの ArcGIS Web Adaptor のアップグレード

ArcGIS Web Adaptor を以前のバージョンから 11.0 にアップグレードするには、以前のバージョンをアンインストールし11.0 セットアップをインストールする必要があります。 11.0 のインストール中に、以前の ArcGIS Web Adaptor と同じ名前を指定します。 これにより、ArcGIS Web Adaptor の URL が以前のバージョンと同じままになります。

11.0 のインストール中に名前の重複が検出された場合、警告メッセージが表示されます。 アップグレードを実行するには、同じ名前の前のバージョンをアンインストールする必要があります。

11.0 をインストールしたら、ArcGIS Web AdaptorPortal for ArcGIS で構成する必要があります。

レガシー:

10.2 以前のバージョンでは、セットアップを実行すると、すべての既存の ArcGIS Web Adaptor が最新バージョンにアップグレードされました。

ArcGIS Web Adaptor の Web サイトと名前を指定するコマンド ライン パラメーター

IIS を設定する際に使用するコマンド ラインを以下に示します。 サイレント インストール時に、これらのコマンド ライン パラメーターが呼び出されない場合、デフォルト名の arcgis を使用して、ArcGIS Web Adaptor Web アプリケーションがデフォルトの Web サイトに作成されます。

  • ACCEPTEULA=yes

    このプロパティは、サイレント インストール時に EULA (エンド ユーザー使用許諾契約書) に同意するために必要です。 EULA に同意してソフトウェアをインストールするには、yes を指定します。 no を指定するか、このプロパティを省略すると、インストールが失敗します。 PDF バージョンのエンド ユーザー使用許諾契約書 (EULA) がダウンロードに含まれています。 EULA.pdf は \Documentation フォルダー内にあります。

  • WEBSITE_ID=<Web サイトの数値>

    WEBSITE_ID パラメーターは、ArcGIS Web Adaptor Web アプリケーションが作成される Web サイトを指定するために使用されます。 WEBSITE_ID の値は、サーバー上の各 Web サイトに固有の数値で、IIS によって割り当てられます。 サーバー上の Web サイトの ID は、IIS Manager で見つけることができます。 デフォルトの Web サイトの Web サイト ID は 1 になります。デフォルトでは、(複数の Web サイトが存在する場合でも) WEBSITE_ID パラメーターは [既定の Web サイト] の値に設定されます。 WEBSITE_ID パラメーターでは、大文字と小文字が区別されます。

  • PORT=<ポート番号>

    また、複数のポートで 1 つの Web サイトを保有している場合、PORT パラメーターを使用して、WEBSITE_ID の指定されたポートにインストールします。

    たとえば、パスは <path to ArcGIS Web Adaptor (IIS) setup download>\setup.exe /qb VDIRNAME=arcgis_external WEBSITE_ID=4059640 PORT=82 です。

  • VDIRNAME=<ArcGIS Web Adaptor の名前>

    このコマンド ライン パラメーターはオプションです。 デフォルトでは、VDIRNAME プロパティは arcgis に設定されます。 コマンド ラインで VDIRNAME パラメーターを呼び出さない場合、ArcGIS Web Adaptor が arcgis として作成されます。 VDIRNAME パラメーターでは、大文字と小文字が区別されます。 ArcGIS Web Adaptor の名前にスペースは使用できません。

    たとえば、パスは <path to ArcGIS Web Adaptor (IIS) setup download>\setup.exe /qb ACCEPTEULA=yes VDIRNAME=arcgis_external WEBSITE_ID=4059640 です。

  • CONFIGUREIIS=TRUE

    このオプションのパラメーターを使用すると、セットアップ プログラムは ArcGIS Web Adaptor で必要となるすべての不足している Microsoft IIS コンポーネントをサイレントで設定してインストールすることができます。