以下に示すように、コマンド ライン パラメーターを使用して ArcGIS Web Adaptor をサイレント インストールできます。 または、ユーザー インターフェイスからインストールすることもできます。
インストール要件
ArcGIS Web Adaptor のバージョンは、サーバー サイトのバージョンと必ず一致しなければなりません。
10.2.1 以降のバージョンの ArcGIS Web Adaptor は、以前のバージョンの ArcGIS Web Adaptor とともに同じコンピューター上にインストールできます。 たとえば、同じ Web サーバー上にバージョン 10.1 SP1 とバージョン 11.0 の ArcGIS Web Adaptor をインストールできます。
それぞれの ArcGIS Web Adaptor の名前は、一意である必要があります。1 つの Web サーバー上に同じ名前を持つ 2 つの ArcGIS Web Adaptor をインストールすることはできません。 インストール中に名前の重複が検出されると、警告メッセージが表示されます。 競合を解決するには、同じ名前の前のバージョンをアンインストールする必要があります。 あるいは、一方の ArcGIS Web Adaptor の名前を変更してインストールを続行できます。
レガシー:
以前のバージョンでは、ArcGIS Web Adaptor をインストールするのに、Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1 (SP1)、4.0、または 4.5 が必要でした。
ArcGIS Web Adaptor は、インストールが終了した後に構成する必要があります。詳細については、「ArcGIS Web Adaptor の構成」をご参照ください
以前のバージョンの ArcGIS Web Adaptor のアップグレード
ArcGIS Web Adaptor を以前のバージョンから 11.0 にアップグレードするには、以前のバージョンをアンインストールして、11.0 セットアップをインストールする必要があります。 11.0 のインストール中に、以前の ArcGIS Web Adaptor と同じ名前を指定します。 これにより、ArcGIS Web Adaptor の URL が以前のバージョンと同じままになります。
11.0 のインストール中に名前の重複が検出された場合、警告メッセージが表示されます。 アップグレードを実行するには、同じ名前の前のバージョンをアンインストールする必要があります。
11.0 をインストールしたら、ArcGIS Web Adaptor を対応するサーバー サイトで構成する必要があります。
ArcGIS Web Adaptor のサイレント インストール
- インストールを開始する前に、<CD_ROOT or untar directory>/Documentation/EULA.pdf にあるマスター契約書を読んで、条件に同意する必要があります。
- プロンプトが表示されたら、セットアップをサイレントで実行します。 構文の例:
<CD_ROOT or untar directory>/Setup -m silent -l yes
使用法: セットアップ [オプション]
オプション 説明 -m; --mode MODE
オプション。 デフォルトで GUI に設定されます。
MODE は、silent または gui です。
-l; --license-agreement CHOICE
サイレント モードに必要です。 CHOICE は Yes または No です。Yes は、Esri マスター契約 (E204、E300) を読み、同意したことを意味します。 http://www.esri.com/legal/licensing-translations にアクセスして契約書をお読みください。
-d; --directory DIRECTORY
オプション。 デフォルトでは、ArcGIS Web Adaptor は $HOME ディレクトリにインストールされます。 DIRECTORY には、別のインストール ディレクトリを指定します。
パス /arcgis/webadaptor11.0/ がインストール ディレクトリに追加されます。
インストール ディレクトリ名は小文字でなければなりません。 サンプルやデータのデータ パスは小文字でなければなりません。
リモート ネットワーク ドライブに ArcGIS Web Adaptor をインストールすることはお勧めできません。 アンインストール時にリモート ドライブにアクセスできない場合、アンインストールが失敗し、ファイルが残る可能性があります。
-v; --verbose
インストーラーは冗長モードで実行されます。
-h; --help
コマンド ライン ヘルプを表示して、終了します。
-e; --examples
これらのオプションの使用例を表示し、終了します。
- ArcGIS Web Adaptor のインストール フォルダーに移動します。 arcgis.war ファイルを Java アプリケーション サーバーに配置します。 *.war ファイルを配置する方法については、Java アプリケーション サーバーのドキュメントをご参照ください。
- また、複数の ArcGIS Web Adaptor をホスト コンピューターに配置する場合は、必要に応じて arcgis.war ファイルを再配置します。 複数の Web Adaptor を同じ Web サイト (ポート) に配置している場合、名前を変える必要があるので注意してください。たとえば、arcgis という 2 つの Web Adaptor は、同じ Web サイト上に存在できません。 複数の ArcGIS Web Adaptor を同じ名前にしたい場合は、異なる Web サイト (ポート) 上にインストールする必要があります。
- 「ArcGIS Web Adaptor の構成」の手順を完了して、ArcGIS Web Adaptor をサーバー サイトに接続します。
インストール後、Java アプリケーション サーバーで指定された言語で ArcGIS Web Adaptor が表示されます。 言語を変更するには、Java アプリケーション サーバーの製品ドキュメントをご参照ください。