次に示すように、Windows Installer コマンド ライン パラメーターを使用してセットアップを実行すると、ArcGIS Web Adaptor をインストールできます。 または、Setup.exe を使用してユーザー インターフェイスからインストールすることもできます。
インストール要件
- ArcGIS Web Adaptor のバージョンは、サーバー サイトまたはポータルのバージョンと一致しなければなりません。
- ArcGIS Web Adaptor は他のバージョンと一緒にインストールできます。 新しいバージョンへアップグレードする場合を除き、ArcGIS Web Adaptor をアンインストールする必要はありません。
- それぞれの ArcGIS Web Adaptor の名前は、一意である必要があります。1 つの Web サーバー上に同じ名前を持つ 2 つの ArcGIS Web Adaptor をインストールすることはできません。 インストール中に名前の重複が検出された場合、警告メッセージが表示されます。 競合を解決するには、同じ名前の前のバージョンをアンインストールする必要があります。 あるいは、一方の ArcGIS Web Adaptor の名前を変更してインストールを続行できます。
- ブラウザーを通じて ArcGIS Web Adaptor をサーバー サイトまたはポータルで使用できるように構成する場合、ArcGIS Web Adaptor と Tomcat を同じコンピューター上にインストールする必要はありません。 しかし、configurewebadaptor.exe ツールを使用して ArcGIS Web Adaptor を構成する場合、ArcGIS Web Adaptor と Tomcat は同じコンピューター上にインストールする必要があります。
注意:
Tomcat または ArcGIS Web Adaptor インスタンスを配置するアプリケーション サーバーは、必ず管理者権限で起動します。 管理者権限でない場合、ArcGIS Web Adaptor の ArcGIS Server への登録は失敗します。
ArcGIS Web Adaptor のサイレント インストール
ArcGIS Web Adaptor のサイレント インストールを実行する際に使用する Windows Installer コマンド ライン パラメーターを次に示します。
- ACCEPTEULA=yes
このプロパティは、サイレント インストール時に EULA (エンド ユーザー使用許諾契約書) に同意するために必要です。 EULA に同意してソフトウェアをインストールするには、yes を指定します。 no を指定するか、このプロパティを省略すると、インストールが失敗します。 PDF バージョンのエンド ユーザー使用許諾契約書 (EULA) がダウンロードに含まれています。 EULA.pdf ファイルは \Documentation フォルダー内にあります。
- INSTALLDIR=<インストール場所>
このプロパティを使用することで、ArcGIS Web Adaptor のインストール先をコマンド ラインで指定できます。 このプロパティを設定しない場合、デフォルトの C:\Program Files\ArcGIS\WebAdaptor11.2\java\ がインストール先となります。
例:
<path to ArcGIS Web Adaptor (Java Platform) setup download>\setup.exe ACCEPTEULA=yes INSTALLDIR="C:\NewInstallDir" /qb
- インストール先を指定せずに ArcGIS Web Adaptor をサイレント インストールするには、次のコマンドを使用します。
<path to ArcGIS Web Adaptor (Java Platform) setup download>\setup.exe ACCEPTEULA=yes /qb
ArcGIS Web Adaptor をインストールしたら、サーバー サイトまたはポータルを使用して構成することができます。
注意:
インストール後、Java アプリケーション サーバーで指定された言語で ArcGIS Web Adaptor が表示されます。 言語を変更するには、Java アプリケーション サーバーの製品ドキュメントをご参照ください。