拡張プロパティ テーブルの作成および管理

拡張プロパティ テーブルを使用すると、組織は固有のビジネス ニーズに合わせて、追加のプロパティを格納したり、外部データをジョブに関連付けたりすることができます。 これらは、ジョブ プロパティの更新ステップや Survey123 ステップで更新でき、ジオプロセシング サービスの実行ステップや電子メールの送信ステップなどの他のステップへの動的な入力値として使用できます。 拡張プロパティ テーブルは、ArcGIS Workflow Manager ジョブ テーブルを含む 1 対 1 または 1 対多のテーブル リレーションシップで構成でき、フィーチャ レイヤーの外部データをジョブに関連付けるためにも使用できます。 ワークフロー アイテム内の拡張プロパティ テーブルごとに、一意の名前が必要です。

拡張プロパティ テーブルの作成

拡張プロパティ テーブルを追加するには、次の手順を実行します。

1. Workflow Manager Web アプリにアクセスします。
2. [設計] タブをクリックします。

   [設計] ページが開きます。

   注意:

   十分な権限がない場合は、[設計] タブは使用できません。

3. [ジョブ テンプレート] をクリックします。

   [ジョブ テンプレート] パネルが表示されます。

4. 拡張プロパティ テーブルを追加するジョブ テンプレートをクリックします。

   右側のパネルにジョブ テンプレートが表示されます。

5. [拡張プロパティ] タブをクリックします。
6. [新しいテーブル] をクリックします。

   新しいテーブルがリストに表示されます。

7. [名前] フィールドと [エイリアス] フィールドに入力します。

   注意:

   [名前] フィールドは保存時に小文字に変換され、すべてのジョブ テンプレート間で一意の値を含む必要があり、一意の値でない場合は重複と見なされます。

8. [リレーションシップ] 切り替えボタンをクリックすると、Workflow Manager ジョブ テーブルで 1 対 1 ([1-1]) および 1 対多 ([1-M]) のテーブル リレーションシップを切り替えることができます。
   • [1-1] - ジョブの拡張プロパティ テーブルのプロパティが 1 つの値しか持てない場合、リレーションシップを 1 対 1 に設定します。
   • [1-M] - ジョブの拡張プロパティ テーブルのプロパティが複数の値を持てる場合、リレーションシップを 1 対多に設定します。
9. [拡張プロパティの追加] をクリックします。

   新しいプロパティがテーブルに表示されます。

10. [名前] テキスト ボックスにプロパティの名前を入力します。

    注意:

    拡張プロパティ テーブルのプロパティごとに、一意の名前が必要です。

11. [エイリアス] テキスト ボックスにプロパティの表示名を入力します。
12. [タイプ] ドロップダウン矢印をクリックして、プロパティのデータ タイプを選択します。

    使用可能なデータ タイプには、Boolean、日付、ドメイン、double、整数、文字列などがあります。

13. プロパティのデフォルト値を指定します。

    このデフォルト値を使用して、ジョブが作成されるときにフィールドが設定されます。

14. [タイプ] が [ドメイン] に設定されている場合、次の作業を実行します。
    1. [ドメインの追加] をクリックします。

       [ドメインの編集] ダイアログ ボックスが表示されます。

    2. [コード タイプ] ドロップダウン矢印をクリックして、プロパティのコード タイプを選択します。

       使用可能なドメイン コード データ タイプには、double、整数、文字列などがあります。

    3. [説明] テキスト ボックスにドメインの値を入力します。
    4. [コード] テキスト ボックスにドメインのコードを入力します。
    5. 必要に応じて、[新しい値の追加] をクリックし、サブステップ c と d を繰り返して、ドメイン値とコードをさらに追加します。
    6. 必要に応じて、[値] テキスト ボックスの横にある [ドメインの並べ替え] をクリックし、目的の位置にドラッグして、ドメイン値とコードの順序を変更します。

       注意:

       値とコードを削除するには、[ドメインの削除] をクリックします。

    7. ドメイン値とコードの追加が完了したら、[保存] をクリックします。

       注意:

       ドメインが保存されると、[コード タイプ] 設定は変更できなくなります。 ドメイン値やコードを編集または削除するには、[ドメインの編集] をクリックします。

15. 必要に応じて [フィールドの長さ] 設定を更新します。

    注意:

    デフォルトのフィールド長は 50 文字です。

16. プロパティが必須であることを指定するには、[必須] チェックボックスをオンにします。
17. プロパティが編集可能であることを指定するには、[編集可能] チェックボックスをオンにします。
18. ジョブで使用する際にプロパティを表示する場合は、[表示] チェックボックスをオンにします。
19. 必要に応じて、ステップ 9 〜 18 を繰り返し、テーブルにプロパティをさらに追加します。

    注意:

    プロパティを削除するには、その上にポインターを合わせて [アイテムの削除] をクリックします。

20. 必要に応じて、プロパティの上にカーソルを置き、[プロパティの並べ替え] をクリックし、目的の位置にドラッグしてプロパティを並べ替えることができます。
21. 必要に応じて、ステップ 6 〜 19 を繰り返し、拡張プロパティ テーブルとプロパティをさらに追加します。

    ヒント:

    [拡張プロパティをフィルタリング] テキスト ボックスにキーワードを入力すると、プロパティ名やエイリアスで拡張プロパティ リストをフィルタリングすることができます。

    [テーブルを折りたたむ] と [テーブルを展開] を使用して、テーブルを折りたたんだり展開したりします。

22. 必要に応じて、テーブルの上にカーソルを置き、[テーブルの並べ替え] をクリックし、目的の位置にドラッグしてテーブルを並べ替えることができます。
23. テーブルとプロパティの追加が完了したら、[保存] をクリックします。

    注意:

    拡張プロパティ テーブルを保存すると、テーブル名、リレーションシップ、プロパティ名、プロパティ データ タイプ、およびフィールド長の値を更新できなくなります。

フィーチャ レイヤーからの拡張プロパティ テーブルの作成

フィーチャ レイヤーから拡張プロパティ テーブルを作成し、外部のフィーチャ レイヤー データを参照して、ジョブと関連付けることができます。 ジョブ プロパティの更新ステップで [リンク ID フィールド] 値を更新することで、フィーチャ レイヤーのレコードにジョブを手動でリンクすることができます。 フィーチャ レイヤーから拡張プロパティ テーブルを作成するには、次の手順を実行します。

1. Workflow Manager Web アプリにアクセスします。
2. [設計] タブをクリックします。

   [設計] ページが開きます。

   注意:

   十分な権限がない場合は、[設計] タブは使用できません。

3. [ジョブ テンプレート] をクリックします。

   [ジョブ テンプレート] パネルが表示されます。

4. 拡張プロパティ テーブルを追加するジョブ テンプレートをクリックします。

   右側のパネルにジョブ テンプレートが表示されます。

5. [フィーチャ レイヤーの追加] をクリックします。

   [フィーチャ レイヤーの追加] ダイアログ ボックスが表示されます。

6. 次のオプションのいずれかを選択して、フィーチャ レイヤーの配置先を指定します。
   • [この Enterprise] - Workflow Manager と同じポータルで使用できるフィーチャ レイヤーを追加します。
   • [ArcGIS Online] - ArcGIS Online にあるパブリック フィーチャ レイヤーを追加します。
   • [その他] - 別のポータルにあるパブリック フィーチャ レイヤーを追加します。
7. [その他] を選択した場合は、[ポータル URL] テキスト ボックスにレイヤーを含むポータルの URL を入力します。

   ArcGIS Enterprise の場合、形式 https://webadaptorhost.domain.com/webadaptorname を使用します。

8. フィーチャ レイヤーのアイテム ID を探します。
   1. ポータルまたは ArcGIS Online にサイン インします。
   2. 使用するフィーチャ レイヤーの詳細ページを開きます。
   3. ポータルまたは ArcGIS Online の URL からアイテムの ID をコピーします。

      For example, if the URL is https://www.arcgis.com/home/item.html?id=cb1886ff0a9d4156ba4d2fadd7e8a139, copy cb1886ff0a9d4156ba4d2fadd7e8a139.

9. フィーチャ レイヤーのアイテム ID を [アイテム ID] テキスト ボックスに貼り付けます。

   [レイヤー/テーブル] ドロップダウン メニューに、フィーチャ レイヤーのレイヤーとテーブルが自動的に入力されます。

10. [レイヤー/テーブル] ドロップダウン矢印をクリックして、使用するレイヤーまたはテーブルを選択します。

    [リンク ID フィールド] ドロップダウン メニューに、選択したレイヤーまたはテーブルのフィールドが自動的に入力されます。

11. [リンク ID フィールド] ドロップダウン矢印をクリックして、フィーチャ レイヤーのレコードをジョブにリンクするために使用する個別値を含むフィールドを選択します。

    注意:

    日付、時刻、ブール値、ObjectID フィールド、SHAPE_AREA や SHAPE_LENGTH フィールドなどのジオメトリ フィールドは、[リンク ID フィールド] には使用できず、使用可能なフィールドのリストからフィルタリングされます。

12. [参照名] テキスト ボックスに拡張プロパティ フィーチャ テーブルの名前を入力します。
13. [OK] をクリックします。

    拡張プロパティ テーブルは、[拡張プロパティ] タブに表示されます。

14. [リレーションシップ] 切り替えボタンをクリックすると、Workflow Manager ジョブ テーブルで 1 対 1 ([1-1]) および 1 対多 ([1-M]) のテーブル リレーションシップを切り替えることができます。
    • [1-1] - ジョブの拡張プロパティ テーブルのプロパティが 1 つの値しか持てない場合、リレーションシップを 1 対 1 に設定します。
    • [1-M] - ジョブの拡張プロパティ テーブルのプロパティが複数の値を持てる場合、リレーションシップを 1 対多に設定します。
15. 必要に応じて、[エイリアス] テキスト ボックスのプロパティの表示名を更新します。
16. ジョブで使用する際に表示するプロパティの横にある [表示] チェックボックスをオンにします。
17. 必要に応じて、プロパティの上にカーソルを置き、[プロパティの並べ替え] をクリックし、目的の位置にドラッグしてプロパティを並べ替えることができます。
18. 拡張プロパティ テーブルの構成が完了したら、[保存] をクリックします。

    フィーチャ レイヤーのフィールドがテーブルに自動的に追加され、[リンク ID フィールド] として選択したフィールドが [リンクされたフィールド] インジケーター とともに表示されます。

    注意:

    拡張プロパティ テーブルを保存すると、テーブル名とテーブル リレーションシップを更新できなくなります。

Survey123 フォームからの拡張プロパティ テーブルの作成

フィーチャ レイヤーから拡張プロパティ テーブルを作成し、外部のフィーチャ レイヤー データを参照して、ジョブと関連付けることができます。 [ジョブ プロパティの更新] ステップで [リンク ID フィールド] 値を更新することで、フィーチャ レイヤーのレコードにジョブを手動でリンクすることができます。 Survey123 ステップを使用して、調査が収集されたときに [リンク ID フィールド] 値を自動的に設定することもできます。 Survey123 フォームから拡張プロパティ テーブルを作成するには、次の手順を実行します。

1. Workflow Manager Web アプリにアクセスします。
2. [設計] タブをクリックします。

   [設計] ページが開きます。

   注意:

   十分な権限がない場合は、[設計] タブは使用できません。

3. [ジョブ テンプレート] をクリックします。

   [ジョブ テンプレート] パネルが表示されます。

4. 拡張プロパティ テーブルを追加するジョブ テンプレートをクリックします。

   右側のパネルにジョブ テンプレートが表示されます。

5. [Survey123 フォームの追加] をクリックします。

   [Survey123 フォームの追加] ダイアログ ボックスが表示されます。

6. 次のオプションのいずれかを選択して、Survey123 フォームの配置先を指定します。
   • [この Enterprise] - Workflow Manager と同じポータルで使用できる調査を追加します。
   • [ArcGIS Online] - ArcGIS Online にあるパブリックの調査を追加します。
   • [その他] - 別のポータルにあるパブリックの調査を追加します。
7. [その他] を選択した場合は、[ポータル URL] テキスト ボックスに調査を含むポータルの URL を入力し、Enter キーを押します。

   例: https://webadaptorhost.domain.com/webadaptorname

8. 調査のフォーム ID を [フォーム アイテム ID] テキスト ボックスに入力します。
9. [参照名] テキスト ボックスに調査の名前を入力します。
10. [OK] をクリックします。

    拡張プロパティ テーブルは、[拡張プロパティ] タブに表示されます。

11. [リレーションシップ] 切り替えボタンをクリックすると、Workflow Manager ジョブ テーブルで 1 対 1 ([1-1]) および 1 対多 ([1-M]) のテーブル リレーションシップを切り替えることができます。
    • [1-1] - ジョブの拡張プロパティ テーブルのプロパティが 1 つの値しか持てない場合、リレーションシップを 1 対 1 に設定します。
    • [1-M] - ジョブの拡張プロパティ テーブルのプロパティが複数の値を持てる場合、リレーションシップを 1 対多に設定します。
12. 必要に応じて、[エイリアス] テキスト ボックスのプロパティの表示名を更新します。
13. ジョブで使用する際に表示するプロパティの横にある [表示] チェックボックスをオンにします。
14. 必要に応じて、プロパティの上にカーソルを置き、[プロパティの並べ替え] をクリックし、目的の位置にドラッグしてプロパティを並べ替えることができます。
15. 拡張プロパティ テーブルの構成が完了したら、[保存] をクリックします。

    フィーチャ レイヤーのフィールドがテーブルに自動的に追加され、globalid フィールドが [リンクされたフィールド] インジケーター とともに表示されます。

    注意:

    拡張プロパティ テーブルを保存すると、テーブル名とテーブル リレーションシップを更新できなくなります。

拡張プロパティ テーブルの複製

拡張プロパティ テーブルを複製して、複数のジョブ テンプレートで共有できます。 拡張プロパティ テーブルを複製するには、次の手順を実行します。

1. Workflow Manager Web アプリにアクセスします。
2. [設計] タブをクリックします。

   [設計] ページが開きます。

   注意:

   十分な権限がない場合は、[設計] タブは使用できません。

3. [ジョブ テンプレート] をクリックします。

   [ジョブ テンプレート] パネルが表示されます。

4. 拡張プロパティ テーブルを追加するジョブ テンプレートをクリックします。

   右側のパネルにジョブ テンプレートが表示されます。

5. [拡張プロパティ] タブをクリックします。
6. [既存のテーブルの追加] をクリックします。

   [既存のテーブルの追加] ダイアログ ボックスが表示されます。

7. [ジョブ テンプレート] ドロップダウン矢印をクリックし、複製する拡張プロパティ テーブルを含むジョブ テンプレートを選択します。
8. [テーブル] ドロップダウン矢印をクリックし、複製する拡張プロパティ テーブルを選択します。
9. [OK] をクリックします。

   拡張プロパティ テーブルが複製され、リストに表示されます。

10. [保存] をクリックして、ジョブ テンプレートを保存します。

拡張プロパティ テーブルの削除

拡張プロパティ テーブルを削除すると、選択したジョブ テンプレートから削除されます。 拡張プロパティ テーブルが複数のジョブ テンプレート間で共有されている場合は、選択したジョブ テンプレートからのみ削除されます。 拡張プロパティ テーブルを削除するには、次の手順を実行します。

1. Workflow Manager Web アプリにアクセスします。
2. [設計] タブをクリックします。

   [設計] ページが開きます。

   注意:

   十分な権限がない場合は、[設計] タブは使用できません。

3. [ジョブ テンプレート] をクリックします。

   [ジョブ テンプレート] パネルが表示されます。

4. 削除する拡張プロパティ テーブルを含むジョブ テンプレートをクリックします。

   右側のパネルにジョブ テンプレートが表示されます。

5. [拡張プロパティ] タブをクリックします。
6. 削除する拡張プロパティ テーブルの上にカーソルを置き、[テーブルの削除] をクリックします。

   確認のメッセージが表示されます。

   注意:

   削除されたテーブルは復元できません。

7. [削除] をクリックしてテーブルを削除するか、[キャンセル] をクリックしてキャンセルします。