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ArcGIS Enterprise ポータルでの Workflow Manager Server の構成

Workflow Manager のライセンスで利用可能。

ArcGIS Workflow Manager Server をインストールしたら、ArcGIS Enterprise ポータルでサイトを構成します。

Workflow Manager Server を独自のコンピューターにインストールした場合は、サーバー サイトを作成して ArcGIS Web Adaptor に登録していること、およびそのサーバー サイトを Enterprise ポータルとフェデレートしていることを確認してください。 Workflow Manager Server をホスティング サーバー コンピューターにインストールした場合、これらのステップはすでに完了しているので、ポータルのワークフロー サーバーの指定に進むことができます。

Workflow Manager ServerPortal のフェデレート

Enterprise ポータル メンバーを認証し、そのメンバーが Workflow Manager にアクセスできるように、Workflow Manager Server がインストールされている ArcGIS Server コンピューターをフェデレートする必要があります。

注意:

Workflow Manager Server を独自のコンピューターにインストールした場合は、別のコンピューター上でフェデレートされている ArcGIS GIS Server サイトがポータルのホスティング サーバーとして指定されていることを確認する必要があります。 ホスティング サーバーとポータルが Workflow Manager と同じバージョンのソフトウェアを実行していることを確認します。

サーバーをポータルとフェデレートしたら、サーバーへのアクセスは、ポータルのセキュリティ ストアによって制御されます。 Workflow Manager Web アプリへのアクセスは、ポータル メンバー、ロール、および共有権限によって決定されます。

Workflow Manager Server がインストールされている ArcGIS Server コンピューターをポータルとフェデレートするには、次の手順を実行します。

  1. ワイルドカード セキュリティ証明書またはドメイン署名セキュリティ証明書を使用している ArcGIS Server コンピューターをフェデレートする場合は、フェデレートを実行する前に、ルート証明書をポータルにインポートします。

    ルート証明書がなければ、ポータルは証明書の CNAME の検証やサービスの公開を行えません。

    注意:

    Workflow Manager Server では、証明書に有効な Subject Alternative Name (SAN) が含まれている必要があります。

  2. 管理者として Portal for ArcGIS Web サイトにサイン インし、[組織] > [設定] > [サーバー] の順に移動します。

    ArcGIS Web Adaptor の URL (https://webadaptorhost.domain.com/webadaptorname/home など) を介して Enterprise ポータルに接続する必要があります。 ポート 7443 では内部 URL を使用できません。

  3. [サーバーの追加] をクリックします。
  4. 次の情報を入力します。
    • [サービス URL] - ArcGIS Services Directory にアクセスするときに外部ユーザーが使用する URL。

      サイトに ArcGIS Web Adaptor がある場合は、この URL に ArcGIS Web Adaptor のアドレスが含まれます (例: http://webadaptorhost.domain.com/webadaptorname)。 ArcGIS Server を組織のリバース プロキシ サーバーに追加している場合、この URL はリバース プロキシ サーバーのアドレスになります (例: http://reverseproxy.domain.com/myorg)。 組織がすべての通信に HTTPS を求める場合、HTTP の代わりに HTTPS プロトコルを使用します。

      注意:

      フェデレーション操作では、指定されたサービス URL がサーバー サイトからアクセス可能であるかどうかを確認するために整合チェックを実行します。 結果として整合チェックが失敗した場合、Portal for ArcGIS ログに警告が生成されます。 ただし、サービス URL にサーバー サイトからアクセスできないため (サーバー サイトがファイアウォールの内側にある場合など)、サービス URL が整合チェックされなかった場合でも、フェデレーションに失敗しません。

    • [管理 URL] - 内部ネットワークで管理操作を実行するときに、Workflow Manager Server がインストールされている ArcGIS Server サイトへのアクセスに使用する URL (例: https://webadaptorhost.domain.com:6443/arcgis)。
    • [ユーザー名] - Workflow Manager Server をインストールするときに指定したプライマリ サイト管理者のアカウントの名前。
    • [パスワード] - Workflow Manager Server のインストール時に提供されるプライマリ サイト管理者のアカウントのパスワード。
  5. [追加] をクリックします。
  6. [Save] をクリックして、フェデレーション サーバーの設定を保存します。
  7. Windows のサービス マネージャーを使用して、Workflow Manager Server サービスを再開します。

ポータルのワークフロー サーバーの指定

Workflow Manager Server がインストールされている ArcGIS Server コンピューターがフェデレートされた後、このコンピューターをポータルのワークフロー サーバーとして指定します。 これで、ポータル メンバーは Workflow Manager Web アプリを使用して Workflow Manager Server にアクセスできるようになります。

  1. 組織サイトの管理者として ArcGIS Enterprise ポータルにサイン インします。
  2. [組織] タブをクリックします。
  3. [設定] タブをクリックします。
  4. [サーバー] をクリックします。
  5. [サーバー] ページで、Workflow Manager Server がインストールされている ArcGIS Server サイトを検索し、[オプション] ([...]) をクリックしてから、[サーバー ロールの構成] をクリックします。
  6. [Workflow Manager Server] 切り替えボタンをクリックして、サーバー ロールを有効にします。
  7. [保存] をクリックします。
  8. Windows のサービス マネージャーを使用して、Workflow Manager Server サービスを再開します。

ArcGIS Enterprise on Kubernetes のサーバー機能の設定

Workflow Manager Server がインストールされている ArcGIS Server コンピューターが ArcGIS Enterprise on Kubernetesフェデレートされていた場合、ArcGIS Enterprise Administrator API を使用してサーバー機能を設定する必要があります。

Workflow Manager Server のサーバー機能を設定するには、次の手順を実行します。

  1. Web ブラウザーを開き、組織の管理者として ArcGIS Enterprise Administrator API にサイン インします。

    URL の形式は、https://organization.example.com/<context>/admin です。

  2. [Organizations] > [Your organization ID] > [Federation] > [Servers] > [Your server ID] > [Update] の順にクリックします。
  3. [Server role] ドロップダウン メニューから [Federated Server] を選択します。
  4. [Server function] テキスト ボックスに「WorkflowManager」と入力します。
  5. [Format] ドロップダウン メニューから [HTML] を選択します。
  6. [Update Server] をクリックします。
  7. Windows のサービス マネージャーを使用して、Workflow Manager Server サービスを再開します。

これで Workflow Manager ServerArcGIS Enterprise on Kubernetes とフェデレートされ、組織内で使用できるようになりました。