ArcGIS Data Store とともにインストールされるコマンド ユーティリティは、データ ストアを管理するためのツールをデータ ストア管理者に提供します。このトピックでは、コマンド ユーティリティについて説明し、構文と例を示します。
どのユーティリティも、ArcGIS Data Store コンピューター上で実行する必要があります。これらのユーティリティは、<ArcGIS Data Store installation directory>\datastore\tools ディレクトリにあります。
ユーティリティ名の後に「--help」を付けて入力すると、構文のヘルプを表示できます。
注意:
ArcGIS Data Store のユーティリティを使用するには、Windows 管理者グループのメンバーとしてログインし、[管理者として実行] オプションを使用してコマンド プロンプトを開く必要があります。
allowconnection
リレーショナル データ ストアで使用されます。
セキュリティ上の理由から、データ ストアへのすべての接続は、デフォルトで GIS Server サイトを通じて行われます。それ以外のコンピューターからの接続に対してリレーショナル データ ストアを開く場合は、allowconnection コマンド ユーティリティを使用できます。
allowconnection ユーティリティは、プライマリのリレーショナル データ ストア コンピューター上でのみ実行できます。
構文
allowconnection <host name> <user name> [<database>]
リレーショナル データ ストアに接続できるようにするコンピューターの名前 (ホスト名)、およびデータ ストアによって使用されるデータベース アカウントの 1 つ (ユーザー名) を指定します。ユーザー名は、データ ストア管理者、レプリカ所有者、ジオデータベース管理者、管理対象ユーザー (フィーチャ レイヤー データを公開するユーザー) のいずれかで、listadminusers または listmanageduser ユーティリティを使用して取得できます。プライマリのリレーショナル データ ストア データベースの名前も指定できますが、1 つしか存在しないため、この値はオプションです。
例
この例では、hqo.n_1E7 管理対象ユーザーとして接続する場合、workcom コンピューターからリレーショナル データ ストアへの接続が許可されます。
allowconnection workcom hqo.n_1E7
backupdatastore
リレーショナル、タイル キャッシュ、ビッグ データ ストアに使用されます。
スケジュールされたバックアップ時刻の合間にリレーショナル データ ストアのバックアップを作成する必要がある場合は、backupdatastore ユーティリティを使用します。このユーティリティを使用すると、データ ストアをアップグレードする前、またはデータ ストアに多数の変更を加える前に、完全バックアップを手動で作成できます。
タイル キャッシュ データ ストアに対して backupdatastore ユーティリティを最初に実行すると、既存のすべてのタイル キャッシュ データ ストア データベースのバックアップ コピーが作成されます。backupdatastore ユーティリティの 2 回目以降の使用では、ユーティリティを前回実行してから作成されたすべてのタイル キャッシュ データ ストア データベースのバックアップ コピーが作成されます。
ビッグ データ ストアに対して backupdatastore ユーティリティを最初に実行すると、完全バックアップが作成されます。ビッグ データ ストアは非常に大きくなる可能性があるので、backupdatastore ユーティリティの 2 回目以降の使用では、最初の完全バックアップからの変更分のみを含むバックアップ ファイルが作成されます。
backupdatastore ユーティリティは、プライマリのリレーショナルまたはタイル キャッシュ データ ストア コンピューター上で実行できます。このユーティリティは、ビッグ データ ストアのメンバーである任意のコンピューターから実行できます。
すべての場合で、バックアップの保存場所がバックアップに十分に対応できるサイズであることを確認してください。データ ストアのバックアップ保存場所を変更するには、configurebackuplocation ユーティリティを使用します。
構文
backupdatastore [<backup name>] [--store {relational|tileCache|spatiotemporal}] [--prompt <yes | no>]
例
この例では、project1bu という名前の完全バックアップ ファイルが、configurebackuplocation ユーティリティを使用してデータ ストアに指定したバックアップ保存場所に作成されます。デフォルトでは、リレーショナル データ ストアのバックアップが作成されます。そのため、次の例では、リレーショナル データ ストアのバックアップが作成されます。
backupdatastore project1bu You are going to back up the data store. This could take some time, depending on the size of your data store. Please do not interrupt the process once it has started. Do you want to continue (Yes or No)?Yes
この例では、ビッグ データ ストアのバックアップが作成されます。作成されるバックアップ ファイル名は spds311016 です。
backupdatastore spds311016 --store spatiotemporal You are going to back up the data store. This could take some time, depending on the size of your data store. Please do not interrupt the process once it has started. Do you want to continue (Yes or No)?Yes
changebackuplocation
リレーショナル データ ストアで使用されます。
レガシー:
Esri は changebackuplocation ユーティリティを非推奨にしました。既存のスクリプトが引き続き機能するように存在してはいますが、configurebackuplocation ユーティリティと変更オプションを代わりに使用して起動してください。
デフォルトでは、リレーショナル データ ストアのバックアップ ファイルは、データ ストアと同じコンピューターに保存されます。バックアップ ファイルを別のコンピューターに移動して、ArcGIS Data Store がインストールされているコンピューターにアクセスできない場合に、バックアップ ファイルに確実にアクセスできるようにする必要があります。
ArcGIS Data Store サービスがドメイン アカウントを使用して実行されるように設定し、そのアカウントに共有ネットワーク ディレクトリへの読み取りと書き込みのアクセス権を付与し、changebackuplocation ユーティリティを使用して、データ ストアのバックアップ ファイルを別のコンピューター上の共有ディレクトリに移動します。
changebackuplocation ユーティリティは、リレーショナル データ ストア用に作成されたバックアップのみに適用されます。
構文
changebackuplocation <new directory path> [--is-shared-folder <true|false>] [--keep-old-backups <true|false>]
バックアップの保存場所が共有ネットワーク コンピューター上である場合は、--is-shared-folder true を指定します。既存のバックアップ ファイルを新しい場所に移動する場合は、--keep-old-backups true を指定します。
changedatastoremode
リレーショナル データ ストアで使用されます。
changedatastoremode ユーティリティを使用すると、データ ストアのメンテナンスを実行しているときに、リレーショナル データ ストアを読み取り専用モードに設定できます。たとえば、バックアップ保存場所のドライブの変更やデータベース プロパティの変更など、データ ストアを再起動するメンテナンス タスクを実行する必要がある場合、データ ストアの再起動時にユーザーがデータの公開または編集処理ができないように、リレーショナル データ ストアを読み取り専用モードに設定できます。
また、メンテナンスの完了後や、データ ストアが読み書きモードで正しく機能するようにプライマリ データ ストアのコンピューターに十分なディスク容量を追加した後も、changedatastoremode を使用してリレーショナル データ ストアを読み書きモードに戻します。
changedatastoremode ユーティリティは、プライマリのリレーショナル データ ストア コンピューター上でのみ実行できます。
注意:
ディスク容量の不足によって ArcGIS Data Store がリレーショナル データ ストアを読み取り専用モードに設定した場合、ディスクの使用を抑えるために自動バックアップも無効化されます。そのため、リレーショナル データ ストアを読み書きモードに戻した後に、updatebackupschedule ユーティリティを使用して自動バックアップのスケジュールをリセットする必要もあります。
構文
changedatastoremode readonly|readwrite [--prompt <yes|no>]
例
この例では、リレーショナル データ ストアを読み書きモードに戻したため、クライアントは、ホスト フィーチャ レイヤーのポータルへの公開、ホスト フィーチャ レイヤーを通じたデータの編集、ポータルのマップ ビューアーへの CSV ファイルの追加などのアクティビティを再開できます。
changedatastoremode readwrite --prompt no
changedbproperties
リレーショナルおよびビッグ データ ストアに使用されます。
changedbproperties ユーティリティでは、実行対象のデータ ストアのタイプに応じて、さまざまなプロパティを変更できます。
構文
changedbproperties --store <relational | spatiotemporal> [configuration operations]
サポートされている構成操作:
- disk-threshold-readonly: この設定は、ディスク容量の不足によるデータの損失を防ぐために、リレーショナル データ ストアを読み取り専用モードに設定する条件を制御します。ディスク容量のデフォルト値は 1024 MB です。サイズを MB 単位で指定します。
- max-connections: このパラメーターは、リレーショナル データ ストアに許可される接続の最大数を指定します。リレーショナル データ ストアは、デフォルトでは最大 150 の接続を受け入れます。changedbproperties ユーティリティで --max-connections プロパティを使用して、許可される接続数を変更できます。データ ストアに必要な接続数を判断する場合は、ArcGIS Data Store の内部プロセスが最大 5 つの接続を取得できることを考慮に入れてください。また、お使いの ArcGIS Data Store コンピューターが受け入れ可能で高いパフォーマンスを維持できる同時接続の数も考慮に入れる必要があります。ArcGIS Data Store を実行するコンピューターのメモリ容量が少ない場合は、許可される接続数を減らす必要があります。
10 未満の数を指定することはできません。許可される最大接続数を変更すると、プライマリとスタンバイの両方のデータ ストア コンピューターに対してその数が変更されます。このパラメーターは、ビッグ データ ストアまたはタイル キャッシュ データ ストアに対してはサポートされません。
- pitr: この設定は、ArcGIS Data Store がリレーショナル データ ストアの増分バックアップを作成することによって、リレーショナル データ ストアを特定時点へ復元できるようにするかどうかを決定します。このオプションで可能な入力は、enable または disable です。特定時点への復元は、デフォルトで無効化されています。
注意:
webgisdr ユーティリティを使用して ArcGIS Enterprise の配置のバックアップを作成する場合は、特定時点へ復元を有効化する必要があります。
このオプションは ArcGIS Data Store 10.5.1 で新たに追加されました。
- heap-size: このパラメーターは、ビッグ データ ストアで使用するヒープ メモリのサイズ (MB) を変更するために使用します。デフォルトでは、このタイプのデータ ストアは、起動時に使用可能な RAM の半分を使用します。このパラメーターは、リレーショナルまたはタイル キャッシュ データ ストアに対してはサポートされません。
- rebalance: デフォルトでは、このパラメーターは true に設定され、1 台のコンピューターが使用不能になった場合に、ビッグ データ ストア内のデータが他のコンピューターにデータを配布します。アップグレードなど、ビッグ データ ストアのコンピューターのメンテナンスを実行する必要がある場合は、このパラメーターを false に設定することで、一時的にバランス調整を無効にできます。バランス調整は、max-rebalance-off パラメーターで設定された時間だけ中断されます。このパラメーターは、ビッグ データ ストアのみに適用されます。
レガシー:
ArcGIS 10.4.x では、このオプションは reallocation でした。
- max-rebalance-off: このパラメーターの設定は、rebalance パラメーターを false に設定するときに使用されます。デフォルトでは、max-rebalance-off は 60 分に設定されます。つまり、バランス調整を一時的に無効にした場合、60 分後に再開されます。バランス調整を中断してメンテナンス タスクを実行するために必要な時間がこれよりも長いまたは短い場合は、max-rebalance-off で設定する時間を変更します。このパラメーターは、ビッグ データ ストアのみに適用されます。
レガシー:
ArcGIS 10.4.x では、このオプションは max-allocation-off でした。
- prompt: このユーティリティを実行するときに、指定したアクションを確認するプロンプトが表示されます。このユーティリティの使用を自動化する場合は、prompt パラメーターを false に設定します。そうでない場合、プロンプトに答えるまでスクリプトは続行されません。
例
この例では、リレーショナル データ ストアに許可される最大接続数が 100 に設定されます。
changedbproperties --store relational --max-connections 100 You are changing the following database properties: max number of connections to 100 (on all relational data store machines) Changing database configurations could cause the database to restart. Please do not interrupt the process once it has started. Do you want to continue (Yes or No)?Yes
この例では、max-rebalance-off 操作を使用して、ビッグ データ ストアが rebalance を自動的に true に変更する分数を 15 に設定します。
changedbproperties --store spatiotemporal --max-rebalance-off 15
changeloglocation
リレーショナル、タイル キャッシュ、ビッグ データ ストアに使用されます。
データ ストアがデフォルトのエラー ログ ファイルの場所 <ArcGIS Data Store installation directory>\arcgisdatastore\logs を使用しないようにする場合は、changeloglocation ユーティリティを実行して、別のディレクトリにエラー ログ ファイルを作成できます。
ArcGIS Data Store アカウントに、指定するフォルダーへの書き込み権限が必要となります。
構文
changeloglocation <directory path>
例
この例では、ログ ファイルがローカル ディレクトリ d:\datastorefiles\logs に作成されます。
changeloglocation 'd:\datastorefiles\logs'
changenosqldslocation
タイル キャッシュ データ ストアに使用されます。
高解像度のタイルを大量に保存する場合に、タイル キャッシュ データ ストアを大きくできます。その場合は、同じサーバーの他のハードドライブまたは別のサーバーの共有場所にデータを移行してください。
データを共有場所に移行した場合、ArcGIS Data Store プロセス (Linux) またはサービス (Windows) を実行しているユーザーに、ディレクトリの読み書き権限を付与する必要があります。
構文
changenosqldslocation <path> [--prompt {yes | no}]
例
この例では、シーン レイヤー キャッシュを保存するデータベースは、コンピューター server2 の dstorecache という共有ディレクトリに作成されます。
changenosqldslocation \\server2\dstorecache
changepassword
リレーショナル データ ストアで使用されます。
ArcGIS Data Store では、リレーショナル データ ストアに使用されるデータベース アカウントのユーザー名とパスワードがランダムに生成されます。サイトで独自のパスワードを設定する必要がある場合は、データ ストア アカウントのパスワードを取得し、changepassword を実行してパスワードを設定し直します。
管理者ユーザーのユーザー名とパスワードを取得するには listadminusers ユーティリティを、フィーチャ データ所有者のユーザー名とパスワードを取得するには listmanageduser ユーティリティを使用します。
changepassword ユーティリティは、プライマリのリレーショナル データ ストア コンピューター上でのみ実行できます。
構文
changepassword <user name> <new password> [--prompt {yes | no}]
ヒント:
パスワード変更のスクリプトを記述する場合は、次の例に示されているように、確認メッセージを抑止するためのフラグを挿入します。
changepassword gwi_n2Te0 Phfl4mp! --prompt no
例
この例では、ユーザー gwi_n2Te0 のパスワードが Phfl4mp! に変更されます。
changepassword gwi_n2Te0 Phfl4mp! You are going to change the password for user gwi_n2Te0. Do you want to continue (Yes or No)?Yes
changestaginglocation
リレーショナル データ ストアで使用されます。
リレーショナル データ ストアを復元する場合は、ArcGIS Data Store によって、圧縮バックアップ ファイルがステージング場所に抽出されます。したがって、この解凍データを格納できるステージング場所が必要になります。リレーショナル データ ストアに大量のデータがある場合は、別のステージング場所を設定し、その場所を復元用にすることができます。
構文
changestaginglocation <directory path>
例
この例では、ステージング場所を \\netserver\stage に指定します。
changestaginglocation \\netserver\stage
configurebackuplocation
リレーショナル、タイル キャッシュ、ビッグ データ ストアに使用されます。
configurebackuplocation を使用すると、ArcGIS Data Store がバックアップ ファイルを書き込む場所を指定できます。このコマンドを使用して、ArcGIS Data Store のバックアップが必要なくなった場合に、バックアップ保存場所を削除することもできます。
リレーショナルおよびタイル キャッシュ データ ストアが、デフォルトのローカルのバックアップ保存場所に作成されます。change 操作を使用して、より安全なリレーショナル データ ストアのバックアップ保存場所を指定します。
ビッグ データ ストアは、デフォルトの場所には作成されません。バックアップの作成を開始する前に、configurebackuplocation ユーティリティを register 操作で実行して、このバックアップの共有ネットワーク ロケーションを指定する必要があります。ビッグ データ ストアには共有ネットワーク ロケーションが必要です。このバックアップ ファイルにローカル ドライブは使用できません。
構文
configurebackuplocation --location <backup_location> [operations]
サポートされている操作は次のとおりです。
- --store <relational|tileCache|spatiotemporal>: デフォルト値は relational です。
- --operation <change|register|unregister>: デフォルト値は change です。
- --prompt <yes | no>: デフォルト値は yes です。
register および unregister 操作は、ビッグ データ ストアにのみ使用されます。
--store 操作を指定しない場合、リレーショナルと見なされます。
注意:
register または change 操作を指定した場合は、location 操作が必要です。
例
最初の例では、リレーショナル データ ストアのバックアップ保存場所が myshare というコンピューターの fsdata_bu というディレクトリに設定されます。
configurebackuplocation --operation change --store relational
--location \\myshare\fsdata_bu
You are going to change the backup location of the data store. Existing backups will be copied to the new location and it could take a few moments.
Please do not interrupt the process once it has started.
Do you want to continue (Yes or No)? Yes
この例では、ビッグ データ ストアに対して、ネットワーク共有のバックアップ保存場所が登録されます。
configurebackuplocation --operation register --store spatiotemporal
--location \\sharedmachine\ge_bu
configuredatastore
リレーショナル、タイル キャッシュ、ビッグ データ ストアに使用されます。
ArcGIS Data Store のインストール後、configuredatastore ユーティリティを実行して、データ ストアを作成し、GIS Server サイトに登録できます。このコマンドを使用して、次のタイプのデータ ストアを作成できます。
- ホスト フィーチャ レイヤーのデータのデータ ストア (リレーショナル データ ストア)
- ホスト シーン レイヤーのタイル キャッシュのデータ ストア (タイル キャッシュ データ ストア)
- GeoAnalytics Tools の実行時に作成されるデータのデータ ストア、または ArcGIS GeoEvent Server の観測データをアーカイブするためのデータ ストア (ビッグ データ ストア)
データ ストアをアップグレードした後に、configuredatastore ユーティリティを実行してデータ ストアを再構成できます。
構文
configuredatastore <ArcGIS Server admin URL> <ArcGIS Server administrator> <ArcGIS Server administrator password> <data directory> [--stores <relational|tileCache|spatiotemporal>] [--nosql-only true|false]
ArcGIS Server の管理 URL の形式は https://gisserver.domain.com:6443/arcgis です。GIS Server サイトで ArcGIS Web Adaptor が使用されている場合でも、URL を上記の形式で指定してください。
GIS Server の管理者権限を持つ組み込み (エンタープライズではない) ユーザーのユーザー名とパスワードを指定します。
データ ディレクトリは、データ ストア ファイルの作成先となるローカル コンピューター上の場所です。
お勧めしませんが、各ストア タイプをカンマで区切って指定すると (スペースは挿入しません)、複数タイプのデータ ストアを同じコンピューター上に構成できます。たとえば、リレーショナル データ ストアとタイル キャッシュ データ ストアを同じコンピューター上に共有データ ストア ディレクトリを使用して構成するには、--stores relational,tileCache を指定します。Esri は、ビッグ データ ストアを、他のデータ ストアやソフトウェアとは別のコンピューターで実行することを強くお勧めします。
レガシー:
これまでのリリースでは、--nosql-only 操作を true に指定して、シーン レイヤー キャッシュ タイルのみのデータ ストアを作成していました。この操作はまだ存在しているので、既存のスクリプトは引き続き機能します。将来的には、tileCache に設定した --stores 操作を代わりに使用することになります。
特定のタイプのデータ ストアの構成
--stores 操作で relational を指定することで、ホスト フィーチャ レイヤー データ用に ArcGIS Data Store を構成できます。
ホスト シーン レイヤーを公開するには、シーン キャッシュのデータ ストアとホスト フィーチャ レイヤーのデータのデータ ストアが必要です。これは、ホスト シーン レイヤーを公開するときに、ArcGIS によってホスト フィーチャ レイヤー、ホスト シーン レイヤー、およびシーン キャッシュが作成されるためです。--stores 操作で relational,tileCache を指定して両方のタイプのデータ ストアを構成したり、--stores 操作で tileCache だけを指定して、ホスト フィーチャ レイヤーのデータのデータ ストアとして独自の管理されたデータベースを使用したりできます。
注意:
ホスト フィーチャ レイヤー データに対して、独自の管理されたデータベースを使用した場合、ArcGIS Data Store のツールを使用してデータベースを管理することはできません。つまり、自分の DBMS で使用できるツールを使用して、ユーザーとバックアップを管理することになります。また、ArcGIS Data Store によって提供される高可用性機能を利用することもできません。ポータルに公開するホスト フィーチャ レイヤーには、ホスティング サーバーがリレーショナル データ ストアを使用している場合に作成されるホスト フィーチャ レイヤーのような機能や拡張性はありません。
ArcGIS GeoEvent Server を使用して、大容量で高速の観測データを保存する場合は、--stores 操作で spatiotemporal を指定して、ビッグ データ ストアを作成します。
ビッグ データ ストアの操作方法の詳細については、ArcGIS GeoEvent Server のヘルプをご参照ください。
ポータルのマップ ビューアーや GeoAnalytics Tools から ArcGIS Pro を使用する場合、--stores 操作で spatiotemporal を指定して、ビッグ データ ストアを作成します。
複数のビッグ データ ストア コンピューターの作成をスクリプト化している場合、追加のビッグ データ ストア コンピューターの作成をスクリプト化する前に、1 つのビッグ データ ストアを GIS Server で構成する必要があります。
同じコンピューター上に複数タイプのデータ ストアを作成できます。3 つのタイプのデータ ストアすべてを同じコンピューター上に作成することもできます。ただし、データ ストア間でメモリなどのリソースの競合が発生し、パフォーマンスに悪影響を及ぼすので、Esri ではこれはお勧めしません。
例
この例では、ホスト フィーチャ レイヤー データのデータ ストア (リレーショナル データ ストア) が作成されます。このデータ ストアを使用する GIS Server サイトの URL は https://dataserver.mydomain.com:6443/arcgis で、サイト管理者のユーザー名は admin、パスワードは Iph33l$ik です。また、データ ストアのデータ ディレクトリは C:\datastore\data\ です。
configuredatastore https://dataserver.mydomain.com:6443/arcgis admin Iph33l$ik c:\datastore\data\ --stores relational
configureserviceaccount
リレーショナル、タイル キャッシュ、ビッグ データ ストアに使用されます。
configureserviceaccount ユーティリティでは、ArcGIS Data Store アカウントに使用されるログインを変更します。 このユーティリティを使用してアカウントを設定すると、アカウント情報をファイルにエクスポートできます。パスワードはファイル内で暗号化されます。たとえば、別の ArcGIS Data Store を設定して同じアカウントを使用するような場合、このファイルを使用して、同じアカウント情報をインポートできます。この場合は、新しいコンピューター上で configureserviceaccount ユーティリティを実行して、アカウント情報を含むファイルをインポートします。
このユーティリティを使用して、ArcGIS Data Store アカウントのパスワードを更新することもできます。Windows ログインのパスワードを変更する場合は、このユーティリティを実行して、既存の Windows アカウントに新しいパスワードを指定します。
構文
configureserviceaccount [--username <Windows account>] [--password <account password>] [--readconfig <user configuration file>] [--writeconfig <user configuration file>]
例
この例では、configureserviceaccount によって、mynetwork\datastore アカウントで ArcGIS Data Store サービスを実行するように設定し、ArcGIS Data Store システムのフォルダーやファイルに対して必要とされる権限をこのアカウントに付与します。
configureserviceaccount --username mynetwork\datastore --password SewL0ng
サービスの実行に使用されているアカウントを変更すると、そのサービスが再起動します。
この例では、ArcGIS Data Store アカウントが変更され、アカウント情報が C:\adminfiles のファイル (adsainfo) に書き込まれます。
configureserviceaccount --username mynetwork\datastore --password SewL0ng --writeconfig C:\adminfiles\adsainfo
この例では、ArcGIS Data Store が別のコンピューターにインストールされ、管理者が configureserviceaccount ユーティリティを実行し、前の例で作成されたファイルを使用して同じアカウントを設定します。
configureserviceaccount --readconfig C:\adminfiles\adsainfo
deletebackup
リレーショナル データ ストアで使用されます。
deletebackup ユーティリティでは、リレーショナル データ ストアに対して作成したバックアップ ファイルを削除できます。まず、listbackups ユーティリティを実行して、手動バックアップの名前と作成日時を確認します。その後、deletebackup ユーティリティを実行して、不要になった手動バックアップを削除できます。
データ ストアの復元に必要でないバックアップだけを削除できることに注意してください。たとえば、リレーショナル データ ストアの最新の完全バックアップを削除することはできません。
構文
deletebackup <backup name> [--prompt <yes | no>]
例
deletebackup featuresMarchbu You are attempting to delete backup 'featuresMarchbu'. This operation is irreversible. Do you wish to continue (Yes or No)?yes Operation completed successfully
describedatastore
リレーショナル、タイル キャッシュ、ビッグ データ ストアに使用されます。
describedatastore ユーティリティでは、ArcGIS Data Store インストールに関する次の情報を表示できます。
- ArcGIS Data Store のインストールのソフトウェア リリース番号
- 復元のためにデータ ストアに使用されるステージングの場所
- データ ストアのログ ファイルの場所
- ArcGIS Data Store がインストールされているコンピューター上で利用可能な残り容量。
- リレーショナル データ ストアが読み取り専用モードになり、タイル キャッシュとビッグ データ ストアが停止する空きディスク容量閾値。
- 各タイプのデータ ストアに使用されるバックアップ保存場所
- リレーショナルまたはタイル キャッシュ データ ストアのバックアップ保存場所がネットワーク共有であるかどうか
- データ ストアのバックアップが作成される頻度 ([バックアップのスケジュール])
- リレーショナル データ ストアのバックアップ ファイルが保持される日数
- データ ストアが実行中であるかどうか ([データ ストアのステータス])
- スタンバイのリレーショナルまたはタイル キャッシュ データ ストアがプライマリ データ ストアになる日時 ([前回のフェイルオーバー])。フェイルオーバーが発生しなかった場合は表示されません。
- リレーショナルまたはタイル キャッシュ データ ストア内のコンピューターの名前 ([メンバー コンピューター])
- リレーショナル データ ストアに許可される最大接続数
- データ ストアの登録先である GIS Server サイトの URL ([所有システムの URL])
- GIS Server サイトをホスティング サーバーとして使用しているポータルの URL ([ポータルの URL])
- リレーショナル データ ストアに対する現在のフィーチャ レイヤーの接続数
- 現在ビッグ データ ストアに属しているすべてのコンピューターのリスト ([時空間クラスター内のコンピューター])
- 現在マスター コンピューターに指定されているビッグ データ ストア内のコンピューター ([クラスター内の現在のマスター コンピューター])
- ビッグ データ ストア クラスター内にあるすべてのコンピューターのリスト ([登録済み時空間コンピューター])。ステータスに関係なく、クラスター内にあるすべてのコンピューターが表示されます。
構文
describedatastore
例
describedatastore ユーティリティは、コンピューター上にあるすべてのデータ ストアに適用される一般情報と、各タイプのデータ ストアに固有の情報を含む別々の特定セクションを返します。
多くの場合、異なるデータ ストアは別々のコンピューターに配置されますが、次の出力は、3 つのタイプすべてが同じコンピューター上にあるため、タイプごとに別々のセクションが表示されています。
describedatastore General Information of ArcGIS Data Store on machine.domain.com ============================================================== ArcGIS Data Store release....10.5.0.7777 Staging location.............C:\arcgisdatastore\staging Log location.................C:\arcgisdatastore\logs Free disk space..............174.00GB Threshold for READONLY mode..1024MB Information for relational data store ds_sthiu0_5T ============================================================== Backup location...........\\nwshare\dsbackups Is backup folder shared...true Backup schedule...........{"schedule-starttime":"00:00:00","schedule-frequency":"Every 7 DAYS"} Days backup retained......31 Data store status.........Started Last failover.............20150130190334005 Member machines...........MACHINE1.DOMAIN.COM, MACHINE4.DOMAIN.COM Maximum connections.......150 Owning system URL.........https://gisserver_webadaptor.domain.com/server/admin Portal for ArcGIS URL.....https://portal_webadaptor.domain.com/portal Number of connections.....8 connection(s) to managed database Information for tile cache data store ds_wztxj7um ============================================================== Data location.......................C:\arcgisdatastore\nosqldata Data store status...................Started Backup location............C:\arcgisdatastore\backup Is backup folder shared.............false Tile cache location.................C:\arcgisdatastore\nosqldata Member machines.....................MACHINE1.DOMAIN.COM Owning system URL...................https://gisserver_webadaptor.domain.com/server/admin Portal for ArcGIS URL...............https://portal_webadaptor.domain.com/portal Information for spatiotemporal data store ds_qpko99Cl ============================================================== Max rebalance off time..............60 minutes Automatic rebalance ................On Machines in spatiotemporal cluster..MACHINE1.DOMAIN.COM, MACHINE2.DOMAIN.COM, MACHINE3.DOMAIN.COM Current master machine in cluster...MACHINE1.DOMAIN.COM Registered spatiotemporal machines..MACHINE1.DOMAIN.COM, MACHINE2.DOMAIN.COM, MACHINE3.DOMAIN.COM Owning system URL...................https://gisserver_webadaptor.domain.com:6443/arcgis/admin
exportmanageddb
レガシー:
Esri は、10.5.1 で exportmanageddb ユーティリティを非推奨にしました。この機能は、backupdatastore ユーティリティに組み込まれています。既存のスクリプトが引き続き動作できるように、exportmanageddb ユーティリティはまだ存在していますが、代わりに backupdatastore ユーティリティの使用を開始してバックアップ ファイルを作成し、その後、restoredatastore ユーティリティを使用してバックアップ ファイルからデータ ストアを復元する必要があります。
リレーショナルおよびタイル キャッシュ データ ストアに使用されます。
exportmanageddb ユーティリティは、リレーショナル データ ストアのダンプ ファイル、データ ストアに関するメタデータ、ホスト シーン レイヤーのタイル キャッシュを保存するすべてのデータベースを作成します。バックアップを作成して、異なるオペレーティング システムを持つコンピューターにインストールされている ArcGIS Data Store か、またはリリースが異なる ArcGIS Data Store に復元する必要がある場合、データ ストアをエクスポートします。
他のユーザーがフィーチャ レイヤーを編集していたり、ポータルで公開していないことを確認してから、新しいコンピューターにデータ ストアをインポートしてください。また、データ ストアのエクスポート先の場所に、リレーショナル データ ストアのダンプ ファイルとすべてのホスト シーン レイヤーのタイル キャッシュ データベースのコピーに必要な十分な格納領域が含まれていることも確認してください。
exportmanageddb ユーティリティは、ビッグ データ ストアをエクスポートしません。
構文
exportmanageddb <output location> <backup name> [operations]
出力場所は、フォルダー (<backup name>) とエクスポートされるファイルが作成されるディスク上の場所です。この場所に対する書き込み権限が必要です。
サポートされている操作は次のとおりです。
- [--stores {relational|tileCache}]: エクスポートするデータ ストア タイプを示します。リレーショナルおよびタイル キャッシュ データ ストアが同じコンピューターで実行されていて、両方をエクスポートする場合は、両方をカンマで区切って指定します (例: --stores relational,tileCache)。--stores 操作を指定しない場合、リレーショナルと見なされます。
- [--include-tilecache <true|false>]: この操作は、下位互換性のために残されています。--stores 操作を指定しない場合や --stores relational を指定する場合、タイル キャッシュ データ ストアをエクスポートするか、この操作を使用しないかを制御できます。
- [--prompt {yes|no}]: ユーティリティを実行するために、プロンプトに答える必要があるかどうかを決定します。
例
次の例では、ダンプ ファイル、ホスト シーン レイヤー キャッシュ データベースのコピー、および関連するデータ ストア ファイルが、backupserver というサーバーの movedsfirstexp という共有ネットワーク ディレクトリに出力されます。.
exportmanageddb \\backupserver movedsfirstexp --stores relational,tileCache You are attempting to back up database 'db_e3hsm and nosql databases'. This could take a long time, depending on the size of your data. Please do not interrupt the process once it has started. Do you want to continue (Yes or No)?Yes
importmanageddb
リレーショナルおよびタイル キャッシュ データ ストアに使用されます。
ホスト フィーチャ レイヤーまたはホスト シーン レイヤー キャッシュ データベース (あるいはその両方) を含む ArcGIS Data Store をエクスポートする場合、importmanageddb ユーティリティを使用してデータ ストアを復元できます。アップグレードされた ArcGIS Data Store コンピューター、またはソースの ArcGIS Data Store とは別のオペレーティング システムを持つコンピューターにインストールされた ArcGIS Data Store に復元することができます。
ArcGIS Data Store を以前と同じ GIS Server サイトに登録する場合は、--bound true を指定して、--server-url を指定しないでください。--bound はデフォルトで true に設定されていることにご注意ください。復元後は必ず GIS Server サイトを再起動します。
データ ストアを新しい GIS Server サイトに復元および登録する場合は、データ ストアをインポートする際に --server-url を指定してください。
デフォルトでは、エクスポート ファイル内にあるリレーショナル データ ストアと、タイル キャッシュ データ ストアを構成するすべてのホスト シーン レイヤー キャッシュ データベースがインポートされます。ホスト シーン レイヤー キャッシュ データベースを含めない場合は、--include-tilecache 操作を false に設定します。
importmanageddb ユーティリティは、ビッグ データ ストアをインポートしません。
構文
importmanageddb <source backup location> <backup name> [operations]
サポートされている操作は次のとおりです。
- [--server-url <ArcGIS Server URL registered with data store>] : --bound true を指定して、サービスを新しい GIS Server サイトにすでに移動してある場合、--server-url 操作を使用して新しい GIS Server サイトの URL を指定します。ただし、サービスもこの新しいサーバーに移動しない限り、データ ストア内のデータにはアクセスできないので注意してください。
- [--server-admin <user name of ArcGIS Server admin>]: この操作は、--bound false を指定した場合にのみオプションになります。それ以外の場合は、ArcGIS Server 管理者のユーザー名を指定する必要があります。
- [--server-password <password of ArcGIS Server admin>]: この操作は、--bound false を指定した場合にのみオプションになります。それ以外の場合は、ArcGIS Server 管理者のパスワードを指定する必要があります。
- [--data-dir <data store data directory>]: ArcGIS Data Store ディレクトリ。デフォルトでは、これは現在登録されているデータ ストアの ArcGIS Data Store ディレクトリです。
- [--stores {relational|tileCache}]: インポートするデータ ストア タイプを示します。リレーショナルおよびタイル キャッシュ データ ストアが同じコンピューターで実行されていて、両方をインポートする場合は、両方をカンマで区切って指定します (例: --stores relational,tileCache)。--stores 操作を指定しない場合、リレーショナルと見なされます。
- [--include-tilecache <true|false>]: この操作は、下位互換性のために残されています。--stores 操作を指定しない場合や --stores relational を指定する場合、タイル キャッシュ データ ストアを復元するか、この操作を使用しないかを制御できます。
- [--bound {true|false}]: --bound 操作には、3 つの異なるシナリオがあります。
- --bound true を指定した場合、または --bound 操作を指定しない場合、--server-url 操作を使用して GIS Server サイトの URL を指定する必要があります。データ ストアをエクスポートしたときに ArcGIS Data Store が登録されていたのと同じ GIS Server サイトにインポートする場合、その GIS Server サイトの URL を指定し、ArcGIS Server 管理者のユーザー名とパスワードを入力します。データ ストアを新しい GIS Server サイトにバインドするには、この新しいのサイトの URL および管理者の認証情報を入力します。
注意:
Web サービスをこの新しい GIS Server サイトにすでに移動している場合にのみ、新しい GIS Server サイトの情報を指定します。
- データ ストアが以前の GIS Server サイトを使用しなくなり、すべてのサービスを新しい GIS Server サイトにまだ移動していない場合、--bound false を指定します。サービスを新しいサイトに移動したら、registerdatastore ユーティリティを実行して、データ ストアを新しい GIS Server サイトで構成します。
- --bound true を指定した場合、または --bound 操作を指定しない場合、--server-url 操作を使用して GIS Server サイトの URL を指定する必要があります。データ ストアをエクスポートしたときに ArcGIS Data Store が登録されていたのと同じ GIS Server サイトにインポートする場合、その GIS Server サイトの URL を指定し、ArcGIS Server 管理者のユーザー名とパスワードを入力します。データ ストアを新しい GIS Server サイトにバインドするには、この新しいのサイトの URL および管理者の認証情報を入力します。
- [--prompt {yes|no}]: ユーティリティを実行するために、プロンプトに答える必要があるかどうかを決定します。
例
次の例では、データ ストアは、インストールされた最新リリースの ArcGIS Data Store に復元されます。新しい ArcGIS Data Store のデータ ディレクトリが指定されています。データ ストアは引き続き既存の GIS Server サイトにバインドされます。そのため、データ ストアおよび既存のホスト フィーチャとシーン レイヤーも継続して機能します。GIS Server サイトを再起動して、ホスト フィーチャ レイヤーとホスト シーン レイヤーを新しいコンピューターに公開できるようにします。
importmanageddb \\backupserver\expdir preupgradeexp --data-dir c:\arcgis\datastore --server-admin siteadmin --server-password $Aup.4s --bound true
この例では、GIS Server サイトとリレーショナル データ ストアが新しいコンピューターに移動します。Web サービスは新しい GIS Server サイトにすでに移動しているので、新しいサイトの URL が --server-url 操作で指定されます。バックアップ名は movedbexp で、\\backupserver\expdir に格納されます。
importmanageddb \\backupserver\expdir movedbexp --data-dir c:\arcgis\datastore --server-admin siteadmin --server-password $Aup.4s --stores relational --bound true --server-url https:\\mynewserver.domain.com:6443
この例では、Web サービスは新しい GIS Server サイトに移動していません。タイル キャッシュおよびリレーショナル データ ストアは、サービスが移動して、データ ストアを新しい GIS Server サイトに登録するまで機能しません。バックアップ名は movedsfirstexp で、\\backupserver\expdir\movingexp2 に格納されます。
importmanageddb \\backupserver\dbdump\movingexp2 movedsfirstexp --data-dir c:\arcgis\datastore --server-admin siteadmin --server-password $Aup.4s --stores relational,tileCache --bound false
listadminusers
リレーショナル データ ストアで使用されます。
listadminusers ユーティリティでは、管理者、レプリカ所有者、およびリレーショナル データ ストアのジオデータベース管理者のユーザー名とパスワードが返されます。
構文
listadminusers
例
listadminusers Admin users for relational data store ds_abcd1234 ================================================= Database Admin User.... adm_32ret / tT30!bYk22jF Database Repl User..... dsrepuser / uWn/MV0678h4 GDB Admin User......... sde / iO=Qst751*pb
listbackups
リレーショナル、タイル キャッシュ、ビッグ データ ストアに使用されます。リレーショナルまたはタイル キャッシュ データ ストアで実行する場合、listbackups ユーティリティはプライマリのデータ ストア コンピューターでのみ機能します。
listbackups ユーティリティは、すべてのリレーショナル データ ストア バックアップの名前と、それらが書き込まれている場所を返します。また、listbackups ユーティリティでは、バックアップのステータス (完了したかどうか)、バックアップの開始日時、バックアップが backupdatastore ユーティリティを使用して手動で作成されたか、ArcGIS Data Store によって自動的に作成されたかという情報も返されます。
listbackups を実行すると、バックアップが完了したか、まだ実行されているかを確認したり、保持している手動バックアップの数を調べたり、deletebackup ユーティリティの実行前にファイル名を確認したりできます。
構文
listbackups [--store <relational|tileCache|spatiotemporal>]
データ ストア タイプを指定しない場合、このユーティリティは、ユーティリティを実行しているコンピューター上で動作しているすべてのデータ ストアのバックアップ リストを返します。
例
この例では、リレーショナル データ ストアのバックアップがリストされます。
listbackups --store relational Backup_Name Status Backup_Time Mode ==================================================================================== phase1proj_bu BackupComplete 2014-03-08 14:12 manual phase2proj_bu BackupComplete 2014-06-21 11:43 manual ds_gdt1oomh-20141103160748082 BackupComplete 2014-11-01 03:00 scheduled Backups located at: '\\myserver.net.com\dsbackups'
この例では、ビッグ データ ストアのバックアップがリストされます。
listbackups --store spatiotemporal Backup_Name Status Backup_Time Mode ==================================================================================== backup1 BackupComplete 2016-07-11 09:47 manual Backups located at: '\\myserver.net.com\spatiotemporal'
listmanageduser
リレーショナル、タイル キャッシュ、ビッグ データ ストアに使用されます。
listmanageduser ユーティリティは、リレーショナルおよびビッグ データ ストア内にあるホスト フィーチャ レイヤーのデータを所有するアカウントのユーザー名とパスワードを返します。このユーティリティは、タイル キャッシュ データ ストアのデータ所有者のユーザー名とパスワードも返します。
構文
listmanageduser
例
次の例では、リレーショナルおよびタイル キャッシュ データ ストアがあるプライマリ コンピューターで listmanageduser を実行します。
listmanageduser
Managed user for relational data store ds_abcd1234 ======================================================= UserName Password Database gwi_n2Te0 4cXddhZhve=Y db_qv5e1 Managed user for tile cache data store tcs_e41f0rj2 ======================================================= UserName Password usr_n8778 y47ccno913
この例では、ビッグ データ ストア コンピューターで listmanageduser を実行します。
listmanageduser
Managed user for spatiotemporal big data store bds_6udbx4321 ================================================================= UserName Password fmr_o1He3 5vZggkPbaw.T
registerdatastore
リレーショナル、タイル キャッシュ、ビッグ データ ストアに使用されます。
データ ストアには、GIS Server サイトのコンピューター名に関する情報が保持されています。GIS Server サイトを新しいコンピューターに移動する場合 (たとえば、新しいハードウェアを取得した場合や、既存の GIS Server コンピューターに障害が発生した場合)、データ ストアを GIS Server サイトから登録解除して、この情報を削除する必要があります。GIS Server を新しいコンピューターで構成したら、registerdatastore コマンド ユーティリティを使用して、データ ストアを GIS Server サイトに登録できます。
これは、データ ストアを以前の登録先と同じ GIS Server サイトに登録する場合に使用することに注意してください。データ ストアには、既存の GIS Server サイト上のホスト レイヤーのデータが含まれています。データ ストアを別の GIS Server サイトに登録すると、ホスト フィーチャ レイヤー、シーン レイヤー キャッシュ、またはストリーム サービスのデータ アーカイブは再作成されません。
registerdatastore ユーティリティは、プライマリのリレーショナルまたはタイル キャッシュ データ ストア コンピューター上で実行できます。これは、任意のビッグ データ ストア コンピューター上で実行できます。
構文
registerdatastore <ArcGIS Server URL> <ArcGIS Server site administrator user name> <ArcGIS Server site administrator password> --stores <relational|tileCache|spatiotemporal>
お勧めしませんが、複数タイプのデータ ストアが同じコンピューターにインストールされている場合、データ ストア タイプをカンマで区切って指定すると (スペースは挿入しません)、それらを一度に登録できます (例: --stores relational,tileCache)。
例
この例では、リレーショナル データ ストアは、https://gisserver.domain.com:6443/arcgis という URL の GIS Server サイトに再登録されます。ArcGIS Server のプライマリ サイト管理者のユーザー名は agsadmin、パスワードは Tan$p0n です。
registerdatastore https://gisserver.domain.com:6443/arcgis agsadmin Tan$p0n --stores relational
removemachine
リレーショナル、タイル キャッシュ、ビッグ データ ストアに使用されます。
removemachine ユーティリティを使用して、インストールされた ArcGIS Data Store から次のいずれかを削除します。
- リレーショナル データ ストアからスタンバイ コンピューターを削除します。スタンバイ コンピューター上で実行できます。または、スタンバイ コンピューターが使用不可の場合、プライマリ コンピューターから実行できます。
- タイル キャッシュ データ ストアからスタンバイ コンピューターを削除します。スタンバイ コンピューター上で実行できます。または、スタンバイ コンピューターが使用不可の場合、プライマリ コンピューターから実行できます。
- ビッグ データ ストアからコンピューターを削除します。1 台のコンピューターのみで構成されたビッグ データ ストアでは、removemachine は実行できないので注意してください。
構文
removemachine <machine name> --store <relational|tileCache|spatiotemporal> [--prompt <yes | no>]
例
この例では、ビッグ データ ストア コンピューターの gefour が、データ ストアから削除されます。
removemachine gefour --store spatiotemporal
removestandbymachine
レガシー:
Esri は removestandbymachine ユーティリティを非推奨にしました。既存のスクリプトが引き続き機能するように存在してはいますが、removemachine ユーティリティを代わりに使用して起動してください。
ArcGIS Server のサイト管理者として ArcGIS Server REST コマンド remove を使用することで、リレーショナルまたはタイル キャッシュ データ ストアからスタンバイ コンピューターを削除できます。ただし、GIS Server サイトが使用不能である場合、サイト管理者にログインしてこれを行うことができません。そのような場合は、removestandbymachine ユーティリティを実行して、データ ストアからスタンバイ コンピューターを削除します。
removestandbymachine ユーティリティは、リレーショナルおよびタイル キャッシュ データ ストアのスタンバイ コンピューターのみで実行できます。
構文
removestandbymachine <machine name> --store <relational|tileCache> [--prompt <yes | no>]
restoredatastore
リレーショナル、タイル キャッシュ、ビッグ データ ストアに使用されます。
ポータルのホスト フィーチャ レイヤー、ホスト シーン レイヤー、またはアーカイブされたリアルタイム データで使用されているデータにアクセスできなくなった場合は、バックアップ ファイルと restoredatastore コマンド ユーティリティを使用して、データ ストアを復元します。
データ ストアを復元できない場合は、ArcGIS Data Store を新しいコンピューターにインストールした後、最新のバックアップを新しいコンピューターに復元します。
リレーショナル データ ストアを使用している場合で、ホスト フィーチャ レイヤーのデータを過去の特定の時刻にロールバックする場合は、既存のリレーショナル データ ストア上に復元します。利用可能なバックアップ ファイルが存在する、以前のリレーショナル データ ストアの状態にのみ復元できることに注意してください。たとえば、5 日分のバックアップしかない場合は、5 日以内の時点にのみデータ ストアを復元できます。
restoredatastore ユーティリティは、プライマリのリレーショナルまたはタイル キャッシュ データ ストア コンピューター上で実行できます。これは、任意のビッグ データ ストア コンピューター上で実行できます。
構文
restoredatastore [operations]
サポートされている操作は次のとおりです。
- [--store {relational|tileCache|spatiotemporal}]
- [--target {most-recent | <yyy-mm-dd-hh:mm:ss> | <name of backup file>}]: この操作は、リレーショナル データ ストアでのみサポートされています。
- [--source-loc <location of source backup files>]
- [--bound {true | false}]
- [--data-dir <new data store directory>]
- [--server-url <ArcGIS Server URL registered with data store>] : バックアップを作成したときにデータ ストアが登録されていたのと同じ GIS Server サイトにデータ ストアを登録したままにするために、--bound true を指定する場合、その GIS Server サイトの URL を指定します。--bound true を指定して、サービスを新しい GIS Server サイトに移動してある場合、--server-url 操作を使用して新しい GIS Server サイトの URL を指定します。ただし、サービスもこの新しいサーバーに移動しない限り、データ ストア内のデータにはアクセスできないので注意してください。
- [--server-admin <user name of ArcGIS Server admin>]: この操作は、--bound false を指定した場合にのみオプションになります。それ以外の場合は、ArcGIS Server 管理者のユーザー名を指定する必要があります。
- [--server-password <password of ArcGIS Server admin>]: この操作は、--bound false を指定した場合にのみオプションになります。それ以外の場合は、ArcGIS Server 管理者のパスワードを指定する必要があります。
- [--loaddata {true | false}]: ビッグ データ ストアでのみサポートされています。ビッグ データ ストアを新しい一連のコンピューターに復元する必要がある場合、この操作を false に設定します。ただし、データは 1 番目のコンピューターに格納されません。そのため、データ ストアのスキーマを復元し、すべてのデータを格納するために、さらにコンピューターをビッグ データ ストアに追加してから、--loaddata を true に設定して restoredatastore ユーティリティを再び実行し、データを復元することができます。デフォルトでは、この操作は true に設定されます。
- [--prompt {yes | no}]
強制終了後に、またはリレーショナル データ ストアの移動のために復元する場合は、--target most-recent を指定します。リレーショナル データ ストアをある時点に復元する場合は、データ ストアをどの日時 (UTC) に復元するかを指定します。復元したい特定のバックアップ ファイルがある場合は、バックアップ ファイル名を指定します。ターゲットを指定しない場合、最新のバックアップが復元されます。
デフォルトでは、復元されたデータ ストアはその GIS Server サイトに関連付けられます (バインドされます)。データ ストアの GIS Server サイトとの関連付けを保持せずにデータ ストアを復元する場合にのみ、--bound false を指定します。以前の GIS Server サイトが失われ、回復できなかった場合の最終手段としてのみこれを行います。バインドされていない状態でデータ ストアを復元し、フェデレートされた新しい GIS Server サイトで構成できます。ただし、そのデータ ストア内のデータを使用していたレイヤーは存在しなくなります。データ ストアのデータベースに接続し、データを別の形式に抽出して、ポータルに再度公開する必要があります。
例
この例では、最新のバックアップが \\buserver\data\backups から C:\arcgisdatastore に復元されます。デフォルトのストア タイプはリレーショナルで、そのデータ ストアが登録された GIS Server サイトにデフォルトでバインドされるため、--store relational または --bound true を指定する必要はありません。restoredatastore --target most-recent --source-loc \\buserver\data\backups --data-dir C:\arcgisdatastore
You are attempting to restore the data store from a data store backup. This process could take a long time,
depending on the size of your data. Please do not interrupt the process once it has started.
Do you want to continue (Yes or No)?Yes
この例では、特定時点への復元が有効化されたリレーショナル データ ストアが \\buserver\data\backups から 2014 年 7 月 17 日午後 2:30 (UTC) の状態に復元されます 。restoredatastore --target 2014-07-17-14:30:00 --source-loc \\buserver\data\backups
You are attempting to restore the data store from a data store backup. This process could take a long time, depending on the size of your data. Please do not interrupt the process once it has started.
Do you want to continue (Yes or No)?Yes
ハードウェア障害の後にビッグ データ ストアを復元する手順および例については、「データ ストアの復元」をご参照ください。
revokeconnection
リレーショナル データ ストアで使用されます。
allowconnection ユーティリティを使用して、別のクライアントがリレーショナル データ ストアに直接接続するのを一時的に許可した場合は、revokeconnection ユーティリティを実行することで、その接続機能を無効にすることができます。
revokeconnection ユーティリティは、プライマリのリレーショナル データ ストア コンピューター上でのみ実行できます。
構文
revokeconnection <host name> <user name> [<database>]
例
この例では、ユーザー hqo.n_1E7 としてログインした場合、データ ストアのデータベースが workcom コンピューターからの接続を受け入れなくなります。
revokeconnection workcom hqo.n_1E7
unregisterdatastore
リレーショナル、タイル キャッシュ、ビッグ データ ストアに使用されます。
unregisterdatastore コマンド ユーティリティを使用すると、次のことを実行できます。
- プライマリのリレーショナルまたはタイル キャッシュ データ ストア コンピューターを GIS Server サイトから登録解除します。これは、データ ストア内のデータを使用するホスト フィーチャ、タイル、およびシーン レイヤーを削除済みである場合のみ実行します。そうでない場合、ポータルに使用できないレイヤーが存在し、ホスティング サーバーで使用できないサービスが実行されることになります。
スタンバイ コンピューターがある場合は、プライマリ コンピューターを登録解除する前に、まずデータ ストアからスタンバイ コンピューターを削除する必要があります。
- 単一コンピューターのビッグ データ ストアを登録解除します。
データ ストアまたはそれに依存するサービスを使用する必要がなくなった場合、そのデータ ストアを GIS Server サイトから登録解除します。データ ストアからコンピューターを登録解除すると、GIS Server サイトはそのコンピューターに接続できなくなり、登録解除したデータ ストアのデータを含むすべてのサービスが機能しなくなります。ただし、このコマンドを実行してもデータは削除されません。今までどおりデータ ストアが必要であると判断した場合は、registerdatastore または configuredatastore ユーティリティを使用してデータ ストアを追加し直すことができます。
unregisterdatastore ユーティリティは、removemachine を実行してスタンバイ コンピューターを削除した後に、プライマリのリレーショナルまたはタイル キャッシュ データ ストアでのみ実行できます。unregisterdatastore は、removemachine を実行してビッグ データ ストア内の他のすべてのコンピューターを削除して 1 台だけを残したときに、ビッグ データ ストアに対して実行できます。
構文
unregisterdatastore --stores <relational|tileCache|spatiotemporal> [--prompt {yes | no}]
複数タイプのデータ ストアが同じコンピューターにインストールされていて、複数のデータ ストアを一度に登録解除したい場合は、各データ ストア タイプをカンマで区切って指定します (スペースは挿入しません)。たとえば、リレーショナルおよびタイル キャッシュ データ ストアを登録解除するには、--stores relational,tileCache と入力します。
例
ここでは、unregisterdatastore ユーティリティを実行して、GIS Server サイトからリレーショナルおよびタイル キャッシュ データ ストアを登録解除します。プロンプトが返されます。これがデフォルトの振舞いです。プロンプトが返されないようにするには、--prompt No を指定します。
unregisterdatastore --stores relational,tileCache You are going to unregister the data store. Do you want to continue (Yes or No)?Yes
updatebackupretaindays
リレーショナル データ ストアで使用されます。
ArcGIS Data Store には、デフォルトでは、リレーショナル データ ストアのバックアップ ファイルが 7 日間保持されます。updatebackupretaindays ユーティリティを実行して、バックアップ ファイルがバックアップ ディレクトリから削除される頻度を変更できます。
updatebackupretaindays ユーティリティは、プライマリのリレーショナル データ ストア コンピューター上でのみ実行できます。
構文
updatebackupretaindays <number of days>
例
次の例では、バックアップ ファイルの保持期間が 10 日間に変更されます。
updatebackupretaindays 10
updatebackupschedule
リレーショナル、タイル キャッシュ、ビッグ データ ストアに使用されます。
デフォルトでは、ArcGIS Data Store は 4 日間隔でリレーショナル データ ストアの完全バックアップを作成します。updatebackupschedule ユーティリティを実行して、完全バックアップが作成される頻度を変更できます。
タイル キャッシュまたはビッグ データ ストアにデフォルトの自動バックアップ機能はありません。ビッグ データ ストアに自動バックアップ スケジュールを設定するには、まず有効なバックアップ場所を設定する必要があります。
24 時間表記で (たとえば、夜中の 12 時は 00:00:00、午後 1 時は 13:00:00)、開始時刻を指定します。frequency オプションを使用して、バックアップ間隔の日数を指定します。自動バックアップを無効にするには、frequency を 0 に設定します。自動バックアップを無効にした場合は、必ず backupdatastore ユーティリティを実行して手動でバックアップを作成してください。
updatebackupschedule ユーティリティは、プライマリのリレーショナルまたはタイル キャッシュ データ ストア コンピューターで実行できます。このツールは、任意のビッグ データ ストア コンピューター上で実行できます。
構文
updatebackupschedule [--store relational|tileCache|spatiotemporal] [--starttime <local server time>] --frequency <number of days>
新しい開始日時を指定しない場合、既存の開始日時の設定は変更されません。データ ストア タイプを指定しない場合は、リレーショナル データ ストアと見なされます。
例
この例では、リレーショナル データ ストアの完全バックアップが午後 11 時に実行されます。午後 11 時 (ローカル サーバー時間) に実行されます。
updatebackupschedule --starttime 23:00:00 --frequency 10
この例では、タイル キャッシュ データ ストアのバックアップ スケジュールが設定されます。すべてのタイル キャッシュ データ ストア データベースの初期バックアップ コピーを作成したら、ArcGIS Data Store は、新しく作成されたデータ ストア データベースを configurebackuplocation で指定した場所に 14 日間隔でコピーします。
updatebackupschedule --store tileCache --frequency 14
updatelicense
リレーショナル データ ストアで使用されます。
ArcGIS Server ライセンスの有効期限が切れた場合、ArcGIS Server サイトのライセンスを更新する必要があります。ライセンス情報も ArcGIS Data Store のリレーショナル データ ストアに保存されているため、データ ストアが構成されている ArcGIS Server サイトのライセンスを更新した後、データ ストアのライセンスを更新する必要があります。これを行うには、プライマリ ArcGIS Data Store がインストールされているコンピューターから updatelicense ユーティリティを実行します。スタンバイ ArcGIS Data Store を使用している場合は、更新したライセンスをそこに複製します。
構文
updatelicense
例
ArcGIS Serverライセンスを更新した後、updatelicense ユーティリティを実行して、新しいライセンスをデータ ストアに移行します。
updatelicense
updatesslcertificate
すべての データ ストア タイプで使用されます。
データ ストアを作成する前に、データ ストア構成ウィザードとの通信、ホスティング サーバーとデータ ストアの間の通信、およびデータ ストア コンピューター間の通信を認証するために使用される自己署名証明書を、認証機関 (CA) によって確認および署名された証明書またはドメイン証明書に置き換えることができます。CA 署名証明書を使用している場合、データ ストア構成ウィザードを実行したときに、セキュリティの警告が表示されません。
構文
updatesslcertificate <source certificate file name with path> <password for the source certificate file> <alias for the certificate>
例
CA 署名証明書ファイルを受信した後に、updatesslcertificate を実行して ArcGIS Data Store の自己署名証明書を置き換えてから、データ ストアを作成します。
updatesslcertificate C:\myfiles\mysignedcert.pfx ps4mycert dsmachinename