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ワークグループ ジオデータベースのバックアップの作成

バックアップとは、問題が発生した場合に復元可能なジオデータベースのコピーです。データベース サーバー上のジオデータベースは、SQL Server の簡易的なバックアップとリカバリを利用します。

単純なバックアップ/リカバリ モデルは、データベースの完全バックアップを使用します。トランザクション ログのバックアップとログ領域を管理する必要がないので、最も管理作業の少ないモデルです。ただし、単純なバックアップ/リカバリ モデルでは、最後のバックアップのデータのみリカバリが可能です。最後のバックアップ以降にデータベースに加えられた変更は失われます。

バックアップの実行頻度は、データの変更頻度に応じて異なります。どれくらいのデータを失っても許容できるかによってバックアップ スケジュールを決定する必要があります。オペレーティング システムやファイルのバックアップと同じスケジュールで実行するなど、特定の日時のバックアップを計画します。バックアップを頻繁に実行したい場合は、他のユーザーがジオデータベースにアクセスしていない時間帯 (就業時間を過ぎた後など) に実行するスケジュールを組んでください。

ジオデータベース管理者またはサーバー管理者のみが、ジオデータベースのバックアップを作成できます。

ヒント:

ジオデータベースまたは SQL Server Express インスタンスをアップグレードする前に、必ずバックアップを作成してください。

  1. サーバー管理者またはジオデータベース管理者としてログインし、ArcMap を起動して、カタログ ウィンドウを開きます。
  2. バックアップ作成の対象となるジオデータベースが格納されているデータベース サーバーをダブルクリックします。

    この操作により、データベース サーバーに接続します。

  3. バックアップ ファイルを作成するジオデータベースを右クリックし、[管理] をクリックして [バックアップ] をクリックします。
  4. [バックアップ名] テキスト ボックスにバックアップ ファイルの名前を入力します。
  5. バックアップ ファイルはデフォルトの場所に作成されます。これを変更するには、バックアップ ファイルの新しい保存場所へのパスを入力するか、その場所を参照します。

    別の場所を参照できるのは、サーバー管理者である場合だけです。ジオデータベース管理者の場合は、その場所へのパスを入力する必要があります。

  6. [説明] テキスト ボックスに、バックアップ ファイルの説明を入力します。
  7. [OK] をクリックします。
ヒント:

[ジオデータベース プロパティ] ダイアログ ボックスの [管理] タブには、ジオデータベースのバックアップを最後に実行したときのバックアップ ファイルの名前と日付が表示されます。