ArcGIS GeoEvent Server は、さまざまなデータ形式およびプロトコルに対するリアルタイムのビジュアライゼーションおよび解析を提供します。 配置を計画する場合、処理しようとしているイベント ストリームの数およびそれらのイベント ストリームをサポートするために必要なコンピューター リソースを識別する必要があります。 配置を計画する場合、イベントが一定の速度で受信されるのか、それとも集中的に受信されるのかについても考慮します。 加えて、GeoEvent Server は、場合によってはイベント ストリームにおける違いを適切に処理するように、サービス構成を変更するための柔軟性を備えています。
GeoEvent Server の最小システム要件の詳細については、「システム要件」をご参照ください。
コンピューターの数の調整
GeoEvent Server は単一コンピューターの ArcGIS Server サイトとして配置します。 イベント処理の負荷が高い場合、GeoEvent Server コンピューターが、最大 CPU 使用率または最大メモリ消費量に近づくことがあり、したがって、イベント処理の必要性に対応するために配置するべき ArcGIS Server コンピューターの数を決定する必要があります。
システムが配置された後に、ログおよびサーバーの統計情報を使用して、コンピューターの実行状況を評価します。 Windows パフォーマンス モニターなどのオペレーティング システム ツールを使用して、イベント ストリームを処理しているときのコンピューターのパフォーマンスを評価します。 さらに、サードパーティ製のツールとサービスでもシステム パフォーマンスを監視することができます。 Amazon EC2 プラットフォームの Amazon CloudWatch は、クラウド環境でシステム パフォーマンスを監視する Web サービスの一例です。
イベント量が変動するイベント ストリームなどの一部のイベント ストリームは、大量の CPU リソースを消費する可能性があります。 イベント量がいつ増加するかを予測できる場合、および仮想コンピューター上またはクラウド プラットフォーム上に配置している場合、増加した負荷を処理するために追加の GeoEvent Server コンピューターを一時的に配置し、イベント量が減少したときに、それらのコンピューターを除去することができます。 仮想コンピューター上またはクラウド プラットフォーム上に配置することによって、このような柔軟性を実現できます。