ArcGIS Notebook Server 11.0 には、新たな拡張機能、ツール、およびバグ修正が含まれています。 主要な新規開発機能について、以下に説明します。
11.0 の新機能
ノートブックのコード スニペット
ArcGIS Notebook Server に Esri が管理する Python コード スニペットが含まれるようになりました。ノートブック エディターからコード スニペットにアクセスして自分のノートブックに追加することができます。 コード スニペットは、一般的なワークフローを実行するためにノートブックで呼び出すことができる記述済みのコードです。
詳細については、「Python コード スニペットの使用」をご参照ください。
Web ツールとしてのノートブックの公開および Web ツールの上書きに関する更新
管理者またはノートブック作成者がノートブックを Web ツールとして公開すると、そのノートブックのスナップショットが作成されて Web ツールとして公開されます。 これにより、ノートブック作成者は公開された Web ツールに影響を与えることなく、引き続きソース ノートブックに変更を加えることができます。
さらに、作成者はソース ノートブックに加えた新たな変更を適用したい場合、新しい上書きオプションを使用して既存の Web ツールを上書きすることができます。
Mirantis Container Runtime for Windows Server 2022
ArcGIS Notebook Server 11.0 では、 Mirantis Container Runtime (旧称: Docker Engine Enterprise) および Windows Server 2022 上の ArcGIS Notebooks ランタイム用の Mirantis Container Runtime コンテナー イメージの使用がベータ リリースとして提供されています。 この構成は、今後のリリースで完全にサポートされる予定です。
注意:
ベータ版では、これらの機能にパフォーマンスまたは品質に関連する既知の問題がある可能性があり、Esri テクニカル サポートによるサポートはありません。
この更新により、ローカル ディレクトリを ArcGIS Notebook Server ディレクトリとして使用する必要がある、Docker インストール ユーザーが必ずコンピューターにサイン インする必要がある、といった Docker Desktop の制約なしで、すぐに本番で使えるエンタープライズ バージョンの Docker Engine を使用できるようになりました。
ArcGIS Notebook Server コンテナーと Windows コンテナー
11.0 では、ArcGIS Notebook Server コンテナーと Windows コンテナーおよび Mirantis Container Runtime をベータ リリースとして Windows で使用できます。
注意:
ベータ版では、これらの機能にパフォーマンスまたは品質に関連する既知の問題がある可能性があり、Esri テクニカル サポートによるサポートはありません。
ArcGIS Notebook Server コンテナーと Windows コンテナーをインストールする方法については、「ArcGIS Notebook Server コンテナーと Windows コンテナー」をご参照ください。