ArcGIS Notebook Server は、ノートブックをホストする目的でライセンス付与および構成された ArcGIS Server ロールです。 このサーバー ロールはコンテナーを使用して ArcGIS Notebooks をホストおよび実行し、ホスト オペレーティング システムの処理を妨げずに、隔離およびセキュリティ保護された環境をノートブックに提供します。
ArcGIS Notebook Server サイトの設定が完了している場合は、ソフトウェア ユーザー ガイドか管理者ガイドをご参照ください。
複数のコンピューターを ArcGIS Notebook Server サイトに追加すると、ノートブックのホスティングと実行のためにコンピューター リソースを拡張できるようになります。 複数コンピューター サイトを配置する場合は、「ArcGIS Notebook Server サイトへのコンピューターの追加」に記載されている追加の手順を実行する必要があります。
このガイドを使用して、ソフトウェアをインストールおよび構成します。 ArcGIS Notebook Server のインストール プロセスは他の ArcGIS Server ロールのプロセスとは異なります。 インストール ガイドを注意深く読み、記載されている順番通りにインストール手順を実行します。
ソフトウェアのインストール
ArcGIS Notebook Server をインストールする手順の概要は以下のとおりです。 順番通りに各手順を実行して、作業を進めながらインストール ガイドのすべてのセクションを確認してください。
- このガイドの以下の入門資料を読んでソフトウェアについてよく理解します。
- ArcGIS Enterprise の基本配置を完了します。 以前のバージョンからアップグレードする場合でも、新しい配置をインストールする場合でも、すべてのソフトウェア コンポーネント (ArcGIS Enterprise ポータル、ホスティング サーバーとして指定された ArcGIS Server サイト、および ArcGIS Data Store のインスタンス) をインストールし、11.2 ソフトウェアを実行する必要があります。
- システム要件を確認し、使用するコンピューターで必要な調整を行います。 システム要件のトピックをすべて読みます。
- ライセンス レベルに対応するソフトウェア インストーラーとコンテナー イメージを My Esri Web サイトから取得します。
注意:
ArcGIS Notebook Server Standard ライセンスは、ArcGIS Enterprise Standard および Advanced ライセンスの両方に付属しています。 ArcGIS Notebook Server Advanced ライセンスは、追加の購入が必要です。
注意:
Standard ライセンスのユーザーは Standard コンテナー イメージをダウンロードします。 Advanced ライセンスのユーザーは Standard と Advanced 両方のコンテナー イメージをダウンロードします。
- ArcGIS Notebook Server ソフトウェアをコンピューターにインストールします。 用意されたインストーラーを使ってインストールすることも、サイレント インストールを実行することもできます。 これら 2 つのオプションについてはヘルプ トピックが別に用意されています。
- ArcGIS Notebook Server サイトの構成 (Linux コンテナー) 主な 3 つの手順は以下のとおりです。
- ArcGIS Notebook Server コンピューターにサイトを作成します。
- OS アカウントを Docker グループに追加します。
- ポストインストール ユーティリティを実行して、ArcGIS Notebook Server を使用する Docker を構成します。
- 新しいサイトにコンピューター (Linux コンテナー) を追加します。 このヘルプ トピックでは複数コンピューター サイトの設定に関する他の要件についても説明しています。
- ArcGIS Notebook Server サイトで ArcGIS Web Adaptor インスタンスをインストールして構成します。 サイトでリバース プロキシ サーバーを使用するには、そのための指示も用意されています。
- ArcGIS Enterprise ポータルでサイトを構成します。 サーバー サイトをポータルとフェデレートし、そのサイトをポータルのノートブック サーバーとして指定します。 これにより、ArcGIS Notebook Server サイトで実行する ArcGIS Notebooks を作成できるようになります。 最後に、カスタム ポータル メンバー ロールを 1 つ以上作成してノートブック作成者に必要な権限を付与します。