ArcGIS Notebook Server (Windows コンテナー) と Mirantis Container Runtime は、Windows Server で使用できます。
Docker を Mirantis Container Runtime (旧称: Docker Engine-Enterprise) として使用できます。
オペレーティング システム | Docker のエディション | ノートブック ランタイム (コンテナー) イメージ タイプ | その他の要件 |
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Windows Server 2022 Standard および Datacenter | Mirantis Container Runtime バージョン 23.0 以降 | Windows | Hyper-V はオプションです。 Hyper-V 2022 Standard 上で Windows Server 分離モードで実行可能なコンテナーの最大数には制限があります。 詳細については、Windows の FAQ をご参照ください。 |
注意:
Mirantis Container Runtime はサードパーティ ソフトウェア コンポーネントであり、このトピックでは、このコンポーネントをインストールする手順については詳しく説明していません。 このインストール手順の詳細については、 Mirantis Container Runtime サイトをご参照ください。
Mirantis Container Runtime のインストール
以下の手順に従って、 Mirantis Container Runtime をインストールします。
- コンピューター上の以前のバージョンの Docker をすべてアンインストールします。
- Mirantis Container Runtime をインストールする前に、ローカル サーバー上でコンテナー機能を有効にしないでください。 この機能がすでに有効化されている場合は、サーバー コンピューター上で無効化してください。 詳細については、Microsoft ドキュメントの「役割、役割サービス、または機能のインストールまたはアンインストール」をご参照ください。
- Mirantis ドキュメントに記載されている Mirantis Container Runtime を Windows Server にインストールする手順に従って、install.ps1 で使用する Mirantis Container Runtime の Windows Server インストール スクリプトを取得して実行します。
インストール スクリプトを実行するには、次のコードを使用します。
./install.ps1
- 次のコマンドを実行して、 Mirantis Container Runtime がインストールされ、開始していることを確認します。
docker run hello-world:nanoserver
- 完了したら、以下の手順に従って Mirantis Container Runtime を構成します。
Mirantis Container Runtime の構成
Mirantis Container Runtime を構成するには、次の手順を実行します。
- ArcGIS Notebook Server のインストールに使用するアカウントが管理者グループに属していない場合は、次の手順を実行します。
- Windows コンピューターの [スタート] メニューから、[コンピューターの管理] アプリケーションを開きます。
- 左側のサイドバーで [ローカル ユーザーとグループ] アイテムを展開して [グループ] フォルダーを開きます。
- グループのリストから [docker-users] グループを選択してダブルクリックします。
[docker-users] グループが存在していない場合は、作成します。
- [追加] ボタンをクリックし、ArcGIS Notebook Server のインストールに使用するアカウントを見つけて選択します。 [OK] をクリックして確定します。
- [OK] をクリックして、グループのダイアログ ボックスを閉じます。
- C:\ProgramData\docker\config\daemon.json に構成ファイルを作成して、Docker のセキュリティ グループを設定します。
- C:\ProgramData\docker\config\daemon.json を編集して [docker-users] グループを追加します。
{ "group" : "docker-users" }
- ポート 2375 を有効にして Docker リモート API を使用できるようにします。 このポートは、ArcGIS Notebook Server によって内部でのみ使用され、外部からの使用に対しては保護する必要があります。 このポートを有効化するには、管理者としてコマンド プロンプトを開き、次のコマンドを実行します。
sc config docker binpath= "\"C:\Program Files\docker\dockerd.exe\" --run-service -H tcp://localhost:2375 -H npipe://"
- 次のコマンドを使用して Docker を再起動します。
net stop docker net start docker
- Docker コンポーネントがインストールされたら、コンピューターを再起動します。
注意:
Docker コンポーネントをインストールまたは有効化するたびに、コンピューターを再起動する必要があります。
デフォルトの Docker イメージのインストール場所の変更
デフォルトの Docker イメージのインストール場所を変更するには、次の手順を実行します。
- C:\ProgramData\docker\config\daemon.json のファイルを編集します。
- コンピューター上の選択した場所に data-root を設定します。
{ "data-root": "d:\\docker" }
- Docker を再起動します。
これで、コンピューター上に ArcGIS Notebook Server をインストールする準備ができました。