トラブルシューティング
このトピックの内容
次に、ポータル Web サイトを使用する際に遭遇する可能性がある問題と、それに対して推奨される解決策を示します。
Web サイト
マップ
- マップに追加するレイヤーを検索する際、Web レイヤーだけがリストされます。
- マップに追加するレイヤーを検索する際、組織のすべてのレイヤーが検索結果にリストされません。
- ポップアップの日時が、元のデータの日時と一致しません。
- マップを印刷する際、一部のレイヤーが印刷されません。
- 新しく作成された Web マップのサムネイルは、生成されないか、または正しく表示されません。
- マップに凡例がありません。
- マップの凡例が、自分のマップ レイヤーで作成した凡例と異なっています。
- マップ コンテンツ内のレイヤーの順序を変更できません。
- 操作中にマップが消失しました。
- 時間対応レイヤーを含むマップにタイム スライダーが表示されません。
- レイヤーをベースマップとして使用するオプションが表示されません。
- 独自のベースマップを使用する際、ベースマップ内の一部のズーム レベルがマップに表示されません。
- ベースマップが利用できないため、マップのコンテンツが何も表示されません。
- OGC WMS または OGC WMTS レイヤーをマップに追加する際、レイヤーの座標系がベースマップの座標系に合っていないことを示すエラーが表示されます。
- 追加した航空写真がマップ上に表示されません。
- マップ レイヤーが、タイルをキャッシュしたときと同じ縮尺でマップ ビューアーに表示されません。
- 一部のレイヤーがマップに正しく表示されません。HTTP および HTTPS の URL が混在しているようです。このような HTTP と HTTPS が混在したコンテンツでは、マップ表示に問題が生じますか?
- 一部のフィーチャがマップにありません。
- Internet Explorer 7 または 8 でマップを操作する際に問題が発生しました。
- マップを表示する際、Web ストレージを有効にする必要があることを示すメッセージが表示されます。
- マップに追加したフィーチャを編集できません。
- サービスにフィーチャ データが含まれているにもかかわらず、ポップアップを構成するオプションが表示されません。
- 作成したマップで、ポップアップが表示されません。
- マップのレイヤー上のポップアップを削除できません。
- マップ ビューアーで更新したレイヤーのアイテム プロパティを保存するオプションが表示されません。
- Web 上の CSV からマップに数値フィールドを正常にインポートできません。
- 組織が、パブリックに共有されたマップで使用できる Bing キーを持っています。マップには Bing ベースマップが表示されますが、一般ユーザーには ArcGIS Online のベースマップが表示されます。
- スタイルの設定に問題があります。
シーン
ホストされた Web レイヤー
- ホスト フィーチャ レイヤーから、ホスト タイル レイヤーを公開できません。
- *.txt ファイルをホスト フィーチャ レイヤーとして公開することができません。
- ArcGIS for Desktop を使用して組織のポータルに公開するオプションが表示されません。
- ホスト タイル レイヤーをポータル Web サイトから公開することができません。
- ホスト フィーチャ レイヤーを更新したいです。
- ホスト タイル レイヤーを公開するのに時間がかかります。
- ホスト フィーチャ レイヤーまたはタイル レイヤーをポータルで公開しようとすると、「ERROR 001369: サービスを作成できませんでした。(PublishServiceDefinition) を実行できませんでした。(ポータル サービスの公開) を実行できませんでした。」というメッセージが表示され、公開が失敗します。
- ポータルにアップロードしたサービス定義 (*.sd) ファイルを公開すると、「アイテムを公開できません。このアイテムは Online サービスに公開できません。」というメッセージが表示され、公開に失敗します。
- ArcGIS for Desktop で、ホストされたレイヤーのサービス プロパティを開こうとすると、「サービス プロパティを表示または編集できません。サーバーから直接サービス プロパティにアクセスしてみてください。」というエラー メッセージが表示されます。
コンテンツ
ArcGIS for Desktop と ArcGIS Explorer Desktop
- ArcGIS for Desktop でアイテムを開けません。
- [マイ コンテンツ] 内のレイヤー パッケージまたはマップ パッケージを更新すると、[アイテム プロパティの維持] を選択した場合でも画像は更新されます。
- レイヤー パッケージを開く際に、ログインを求められました。
- グローブ レイヤーを開くと、ArcMap でエラー メッセージが表示されます。
- [開く] および [ArcGIS for Desktop で開く] オプションをクリックして、ポータル Web サイトで見つけたマップ レイヤーを ArcGIS for Desktop または ArcGIS Explorer に追加しても、そのレイヤーは正常に動作しません。たとえば、ArcMap で新しいレイヤーは追加されているように見えるが、壊れていて描画されません。[マップ ビューアーで開く] をクリックするとレイヤーは正常に描画するため、マップ サービスをホストしているサーバーは稼働中であると考えられます。
- ArcGIS for Desktop からポータルにサイン インしようとすると、ソフトウェア認証エラーが表示されます。
マップ レイヤーの凡例とマップ ビューアー内の凡例は一致しないことがあります。通常、この問題は、マップ ビューアー内の凡例がレイヤー内のシンボルと同期しなくなったときに発生します。たとえば、レイヤーの作成者がレイヤーのシンボルを変更しても、マップ ビューアーには引き続き前のシンボルが表示されます。一般的に、マップ ビューアーには、30 分間経過した後に最新の凡例が表示されます。レイヤーの作成者は、マップ ビューアーに凡例の更新を反映させるためにマップ レイヤーの REST キャッシュをクリアしなければならないことがあります。Internet Explorer 7 は凡例情報を無制限に保存できます。レイヤーの作成者は、マップ レイヤー内のレイヤーに変更を加えることで (レイヤーの名前変更や並べ替えなど) 、凡例に対する更新を反映させることができます。
セキュリティで保護されたレイヤーを追加した場合、またはマップの容量が大きすぎてお使いのブラウザーがキャッシュできないとき (一般的に 2.5 MB より大きい場合 (ただし、IE7 では 64 KB、IE8 では 530 KB)) にマップ ビューアーから移動した場合、マップが消失する場合があります。大容量のデータを追加する際にマップが失われるのを防ぐために、作業を始める前にサイン インし、マップを定期的に保存します (アイテムを作成する権限が必要)。セキュリティ保護されたレイヤーを追加する予定の場合、マップ ビューアー URL をHTTPS に変更して、はじめにセキュリティ保護されたレイヤーを追加します。
このエラー メッセージは通常、マップにレイヤーを追加した後に、デフォルトのマップ ビューアー ギャラリー内のベースマップの投影法である Web メルカトルを使用しない OGC WMS または OGC WMTS レイヤーを追加した場合に表示されます。新規のマップを作成し、OGC レイヤーを先に追加します。レイヤーが GCS WGS84 で表されている場合、マップ ビューアーは GCS WGS84 World Imagery ベースマップを使用します。OGC レイヤーが、Web メルカトルまたは GCS WGS84 以外の座標系の場合は、ユーザーのレイヤーがベースマップとして使用されます。これで、レイヤーを追加することができます。
一部のレイヤーがマップに正しく表示されません。HTTP および HTTPS の URL が混在しているようです。このような HTTP と HTTPS が混在したコンテンツでは、マップ表示に問題が生じますか?
場合によって異なります。特定の動作は、ブラウザーやブラウザーのバージョンに依存しています。
HTTP 上にあるマップ ビューアーで HTTPS ベースのレイヤーを開こうとすると、HTTPS でページ (この場合はマップ ビューアー) を再読み込みしてから再度レイヤーを追加する必要があることを知らせるメッセージが、ブラウザーによって表示される場合があります。これは、マップに追加するレイヤーおよび既存のマップのレイヤーに適用されます。一部のブラウザーでは、メッセージを通知せずに、これらのレイヤーを問題なく読み込むことができます。
HTTPS 上にあるマップ ビューアーで HTTP ベースのレイヤーを開こうとすると、レイヤーが正しく読み込まれないか、またはブラウザーおよびブラウザー バージョンによって異なる動作をする場合があります。これは、マップに追加するレイヤーおよび既存のマップのレイヤーに適用されます。一部のブラウザーでは、これらのレイヤーを問題なく読み込むことができます。
HTTP とHTTPS が混在したコンテンツに関しては、各ブラウザー プロバイダーによる以下の情報をご参照ください。
ファイルからデータをインポートした場合、マップ ビューアーが表示できるフィーチャの数には制限があります。住所が含まれたテキスト ファイル (*.txt または *.csv) を追加し、組織アカウントを使用してサイン インしている場合は、最初の 1,000 行のフィーチャが表示されます。住所が含まれたテキスト ファイルを追加し、組織アカウントを使用してサイン インしている場合、またはサイン インしていない場合、最初の 250 行のフィーチャが表示されます。KML ドキュメントを追加した場合は、プレースマークからのフィーチャ、ネットワーク リンク、更新プロパティがないグラウンド オーバーレイ、フォルダーおよび拡張データが表示されます。他のフィーチャは現在サポートされていません。
マップの表示や作成において最高のパフォーマンスを実現するには、Mozilla Firefox、Google Chrome、Safari、または Internet Explorer の最新バージョンを使用することをお勧めします。Internet Explorer 7 または 8 はサポートされていますが、マップの操作時のパフォーマンスに制限があります。たとえば、ファイルを使用してマップに追加できるフィーチャは少なくなります。多数のフィーチャを含むマップを開くとき、長時間実行しているスクリプトのエラー メッセージが表示される場合があります。ファイルをマップ上にドラッグ&ドロップできません。また、マップ ビューアーで作業している Web マップを保存しないままにしておくと作業内容が消失する場合があります。
Web サイトでは、ブラウザーの Web ストレージ機能 (Cookie と同様) を利用して、マップを保存するまで、マップに加えた変更を一時的に保存します。Web ストレージが無効の場合、マップは正しく機能しません。ブラウザーの Web ストレージを有効にするには、下記の手順をご参照ください。
Internet Explorer 7
- [ツール] メニューで [インターネット オプション] をクリックし、[セキュリティ] タブをクリックします。
- [セキュリティ設定を表示または変更するゾーンを選択してください。] で [インターネット] をクリックし、[レベルのカスタマイズ] をクリックします。
- [設定] の [その他] セクションにある [ユーザー データの保持] で [有効にする] をクリックし、[OK] をクリックします。
- このゾーンのセキュリティ設定の変更を確認するダイアログ ボックスが表示されたら、[はい] をクリックします。
- [OK] をクリックして [インターネット オプション] ダイアログ ボックスを閉じた後、すべての Internet Explorer ウィンドウを閉じます。
Internet Explorer 8、9、10、11
- [ツール] メニューで [インターネット オプション] をクリックし、[詳細設定] タブをクリックします。
- [セキュリティ] セクションで、[DOM ストレージを有効にする] をオンにして、[OK] をクリックします。
Mozilla Firefox
- アドレス バーに「about:config」と入力し、ブラウザーの設定を表示します。
- [dom.storage.enabled] までスクロールします。
- 設定を右クリックし、[切り替え] をクリックして [dom.storage.enabled] を [true] に設定します。
Google Chrome
- レンチ アイコンをクリックし、[オプション] をクリックします。
- Windows コンピューターの場合は、[オプション] を選択します。Mac または Linux コンピューターでは、[基本設定] を選択します。Chromebook では、[設定] を選択します。
- [高度な設定] タブをクリックします。
- [コンテンツの設定] をクリックし、[Cookie] で [ローカルのデータ設定を許可する] を選択します。
Safari
- 車輪アイコンをクリックしてから [プライベート ブラウズ] をクリックし、プライベート ブラウズ機能をオフにします。[プライベート ブラウズ] がオンの場合は、横にチェック マークが表示されます。
アイテム プロパティを保存できるのは、追加したレイヤーだけです。
シーン ビューアーには、レイヤーの順序を設定するための組み込みの階層があります。ビューアーは、レイヤーを次の順で表示します。各グループ内で、シーンでのレイヤーの順序を変更できます。
- 3D 対応のレイヤー - Z 値を含む 3D データと、[標高モード] が [地面を基準] または [絶対高度] である 2D データが含まれます。
- ダイナミック マップ サービスと、[標高モード] が [地面] である 2D フィーチャ レイヤー。
- ホスト タイル レイヤーとキャッシュ マップ サービス。
たとえば、米国のハリケーンを表すダイナミック レイヤーは、ハリケーン レイヤーが [コンテンツ] の下部にある場合でも、常にタイル レイヤーまたは米国の人口密度のキャッシュ マップ サービスの上に表示されます。
ArcGIS for Desktop を使用して組織のポータルに公開するには、次の条件を満たしている必要があります。
- ArcGIS for Desktop が正しいポータルに接続されている。デフォルトでは、ArcGIS for Desktop は ArcGIS Online に接続します。ArcGIS Administrator を使用して組織のポータルに接続する必要があります。手順の詳細については、「ポータルでの ArcMap の使用」をご参照ください。
- ArcMap で組織のポータルにサイン インしている。[ファイル] メニューをクリックすると、サイン インしているか簡単に確認できます。[サイン イン] オプションが利用できる場合は、サイン インしていない状態です。詳細については、「ポータルでの ArcGIS for Desktop の使用」をご参照ください。
- 組織のポータルで公開者ロールまたは管理者ロールのメンバーになっている。公開者ロールまたは管理者ロールのメンバーのみがサービスをポータルに公開できます。ポータル Web サイトにサイン インして、ユーザーの名前を選択すると、そのユーザーのメンバー ロールを確認できます。メンバー プロファイルが開き、組織でのロールが表示されます。
- 組織のポータルでホスティング サーバーを構成している。ポータルのメンバーは、ホスティング サーバーによって、タイルやフィーチャをポータルで公開できます。ホスティング サーバーがない場合、ArcMap で公開したときに [マイ ホスト サービス] が表示されないため、ホスト Web レイヤーをポータルに公開できません。ホスティング サーバーが構成されているかどうかを確認するには、組織のポータル管理者に問い合わせてください。ホスト Web レイヤーの詳細については、「ホスト Web レイヤーについて」をご参照ください。
デフォルトでは、Web サイトは Web ブラウザーで開くことができるコンテンツのみを表示します。検索結果、グループ、およびギャラリーに表示されているレイヤー パッケージおよび他のデスクトップ コンテンツを表示するには、すべてのコンテンツを表示するように Web サイトを設定します。 Web サイトの上部に配置された [表示: Web コンテンツのみ] の右にある矢印をクリックし、ドロップダウン リストから [すべてのコンテンツ]をクリックします。詳細については、「ArcGIS for Desktop コンテンツの表示」をご参照ください。
[開く] および [ArcGIS for Desktop で開く] オプションをクリックして、ポータル Web サイトで見つけたマップ レイヤーを ArcGIS for Desktop または ArcGIS Explorer に追加しても、そのレイヤーは正常に動作しません。たとえば、ArcMap で新しいレイヤーは追加されているように見えるが、壊れていて描画されません。[マップ ビューアーで開く] をクリックするとレイヤーは正常に描画するため、マップ サービスをホストしているサーバーは稼働中であると考えられます。
これは、マップ サービス レイヤーをホストしている ArcGIS Server 上の REST 構成に関する問題です。REST 構成により、[ArcGIS for Desktop で開く] をクリックした際に自動的に生成される LYR ファイルが、サーバーに対して外部の URL ではなく内部の URL を使用するようになります。これと同様の問題により、[ArcMap で表示] リンクおよび [ArcGIS Explorer で表示] リンクも、マップ サービスの REST Services Directory ページで正常に動作しません。この問題は、マップ サービスをホストしている ArcGIS Server の管理者のみが修正できます。
この問題を抱えているサーバーのサービスを使用する場合は、直接サーバーに接続して次の手順を実行することで、ArcGIS for Desktop または ArcGIS Explorer Desktop でマップ サービスをマップまたはグローブに追加できます。
- 操作するマップ サービスの [詳細] ページを開き、[マップ コンテンツ] リンクをクリックします。
- [マップ コンテンツ] ページの URL の先頭部分 (services という単語が含まれるところまで) をコピーし、文字列の /rest 部分を削除して、文字列が「 http://gisserver:6080/arcgis/services」の形式になるようにします。
- [カタログ] ウィンドウ内で [ArcGIS Server の追加] ダイアログ ボックスを開き、文字列を [サーバーの URL] フィールドに貼り付けます。ArcGIS Explorer Desktop 内で、[コンテンツの追加] ダイアログ ボックスを開き、文字列を [GIS サービス] フィールドに貼り付けます。これで、サーバーに接続されました。
- 使用するマップ サービスを参照します。
- サーバーの所有者に問い合わせて、この構成に関する問題を修正する必要があることを伝えることもできます。