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分散コラボレーションに関するよくあるご質問 (FAQ)

このトピックでは、分散コラボレーションを使用する際に発生する可能性のある不明点または問題と考えられる解決策を示します。探している問題が見つからない場合は、Esri Support Center の Web サイトでも記事を検索してみてください。

ArcGIS EnterpriseArcGIS Enterprise のコラボレーション

コラボレーション内でフィーチャ レイヤーをコピーとして共有したいと思っています。このオプションは用意されていますか?

はい。10.5.1 では、ArcGIS Online ホストと ArcGIS Enterprise ゲスト ポータルの間でフィーチャ レイヤーをコピーとして共有するオプションのみがサポートされていました。リリース 10.6 以降、ホスト ポータルとゲスト ポータルがどちらも ArcGIS Enterprise の場合に、分散コラボレーションでフィーチャ レイヤーをコピーとして共有できるようになりました。

他の ArcGIS Enterprise 参加者とのコラボレーションに使う、Web 層認証証明書や PKI 証明書は、どのように更新すればよいでしょうか?

ArcGIS Enterprise 10.6 では、他の ArcGIS Enterprise 参加者と通信するための、Web 層認証証明書や PKI 証明書を変更できるようになっています。今回のリリースでは、この変更を、Portal Services REST API を介してしかできないようになりました。詳しくは「Distributed Collaboration Update Web-tier Authentication Configuration REST API」というトピックをご参照ください。

あるサイト上のデフォルト以外の SSL プロトコルまたは暗号スイートあるいはその両方は、別のサイトとの分散コラボレーションに影響を与えますか?

あるサイトで使用される SSL プロトコルまたは暗号スイートのデフォルト以外の構成は、プロトコルまたは暗号が一致していなかったり、重複していない場合でも、別のサイトとの分散コラボレーションに影響を与えないはずです。

ArcGIS OnlineArcGIS Enterprise のコラボレーション

ホスト フィーチャ レイヤー ビューをコラボレーションで共有できますか?

はい。ホスト フィーチャ レイヤー ビューはコラボレーションで共有できます。10.6.x では、コピーとしてではなく、参照として共有されます。

ArcGIS EnterpriseArcGIS Online の両方を使っています。これら 2 つの間で分散コラボレーションを設定できますか?

10.5.1 以降の ArcGIS Enterprise では、ArcGIS Online との分散コラボレーションが可能になりました。このコラボレーションを実現するには、ArcGIS Online をホストとして設定し、ArcGIS Enterprise をゲストとして設定する必要があります。

ArcGIS Enterprise は複数の ArcGIS Online 組織とコラボレーションできますか?

いいえ。現状、ArcGIS Enterprise は、1 つの ArcGIS Online 組織のみとコラボレーションする機能しかサポートしません。

ArcGIS Online 組織の URL キーを変更しました。どうすれば組織をコラボレーション参加者として再確立できますか?

これは次の 2 つの方法のいずれかで実行できます。

  • コラボレーション ホストでは、コラボレーションを削除してから、新しい URL キーを使用して再確立することができます。
  • コラボレーション ゲストでは、コラボレーションを脱退し、新しい URL でホストから再招待されるようにリクエストすることができます。

ArcGIS Online 組織が ArcGIS Enterprise 10.5 ポータルから招待を受理していないのはなぜですか?

ArcGIS Enterprise 10.5 ポータルは、ArcGIS Online 組織との分散コラボレーションに対応していません。

コラボレーションの参加者に、ArcGIS Enterprise10.510.5.1 を使っているゲストがいます。コンテンツ削除ポリシーは、この組織にも適用されますか?

ArcGIS Enterprise10.5 および 10.5.1 ポータルは、コンテンツ削除ポリシーに未対応です。この参加者と共有しているコンテンツは削除されません。コラボレーション ワークスペースですでに共有されているアイテムをすべて共有解除しておく必要があります。

HTTPS だけを使用してポータルにアクセスする機能を無効化しました。ArcGIS Online で、参照で共有されるフィーチャ レイヤーをMap Viewerに表示しようとすると、「エラー: レイヤー [レイヤー名] をマップに追加することはできません」というメッセージが現れます。どのような状況になっていますか?

ArcGIS Online Map Viewer では、要求に応じてコンテンツをマップに追加できない場合に、このエラーが発生します。デフォルトでは、ArcGIS Online には HTTPS を介してしかアクセスできない設定になっています。ArcGIS Enterprise フィーチャ レイヤー サービスの URL が、HTTPS を使うようになっているか確認してください。そうでなければ、HTTPS を使うよう、サービス URL を更新する必要があります。この記事の手順に従ってください。

ArcGIS Online からエンタープライズ ジオデータベースに、データをコピーできますか?

いいえ。コラボレーション内のコピー先は、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise がホストするレイヤーでなければなりません。

エンタープライズ ジオデータベースから ArcGIS Online に、データをコピーできますか?

はい。エンタープライズ データベースが ArcGIS Enterprise のフェデレーション サーバーに登録されていれば、ArcGIS EnterpriseArcGIS Online のコラボレーションにおいて、そのデータをコピー元レイヤーとして使えます。

ArcGIS EnterpriseArcGIS Online がコラボレーションしているときに、ネットワークのファイアウォールにはどのような変更が必要ですか?

この構成では、ArcGIS Enterprise ポータルによってすべての通信が開始されます。そのため、ネットワークのファイアウォール ルールは、ポート 443 を経由したアウトバウンド通信をサポートする必要があります。

Web アプリの共有

分散コラボレーションでは、Web アプリを共有できますか?

はい。ArcGIS Enterprise 10.6.1 を使用しているコラボレーション参加者は、Web アプリを、自分が使用しているバージョン以上のバージョンを持つ他の ArcGIS Enterprise ポータルと共有することができます。たとえば、ArcGIS Enterprise 10.6.1 の参加者は、Web アプリを、ArcGIS Enterprise 10.6.1 を使用している他の参加者と共有するか、ArcGIS Online で共有することができます。ArcGIS Enterprise 10.6.1 を使用している参加者は、Web アプリを、ArcGIS Enterprise 10.5.1 または 10.6 を使用している参加者と共有することはできません。参加者が Web アプリを、以前のバージョンを使用している受信者と共有しようとした場合、Web アプリは受信されません。受信者の管理者は、ポータルのログ内および通知でエラー メッセージを受信します。

ArcGIS Online の参加者は、Web アプリを ArcGIS Enterprise の参加者と共有できません。

コラボレーション参加者は、受信した Web アプリや元のデータを編集できますか? データの元の所有者には、その編集が通知されますか?

はい。Web アプリは、共有されると、他のコラボレーション参加者によって編集されることがあります。ただし、そのような編集は、元の所有者が Web アプリを更新すると、上書きされます。受信側参加者によって行われた編集は、元の所有者に返送されません。

Web AppBuilder で、カスタム ウィジェットを作成しました。それらをコラボレーション参加者と共有できますか?

カスタム ウィジェットがポータル アイテムとして登録されている場合、そのウィジェットをコラボレーションで共有することができます。ただし、配置済みのウィジェット コードは共有されず、アイテムの詳細はウィジェットのマニフェスト URL を参照します。つまり、受信側参加者は、カスタム ウィジェットにアクセスするために、マニフェスト URL へのアクセス権限を付与される必要があります。

自分の Web サーバーに配置したカスタム Web アプリを参照している Web アプリ アイテムを共有できますか?

はい。外部でホストされたアプリケーションにアクセスする権限がコラボレーションの受信者に付与されている限り、ポータルの外部のアプリケーション URL を参照している Web アプリ アイテムを共有することができます。

Living Atlas Web アプリをコラボレーションで共有できますか?

いいえ。Living Atlas Web アプリを、分散コラボレーションを介して共有することはできません。

フィーチャ レイヤー データをコピーとして共有し、編集内容を同期させる

共有フィーチャ レイヤーのシンボルを編集したのですが、更新したシンボルが受信側の参加者で複製されません。なぜでしょうか?

フィーチャ レイヤーをコピーとして共有している場合は、元のシンボルが維持されます。後から編集したシンボルは複製されません。ただし、フィーチャ レイヤーを Web マップ内で共有している場合は、シンボルが Web マップに格納されるため、そのシンボルに加えた更新が維持されます。

ホスト フィーチャ サービスを 1 つの連携に含まれる複数の連携ワークスペースや複数の連携に含まれる複数の連携ワークスペースで共有すると、どのようになりますか?

最初に共有したホスト フィーチャ サービス アイテムが複製されます。それ以降に共有する場合、そのアイテムが複製されることはなく、代わりに既存のアイテムが共有されます。

ArcGIS Enterprise 10.5 ポータルでフィーチャ レイヤーに対して同期を有効にした後、タイムアウト エラーになるのはなぜですか?

レイヤーに大量のデータが含まれている場合に同期を構成すると、アイテム ページがタイムアウトになることがあります。ただし、サーバーはデータの構成を続行します。しばらくすると、構成が完了し、アイテム ページに対して同期を有効にする処理が正常に実行されます。

ArcGIS Online 組織でフィーチャ レイヤーに対して同期を有効にした後、タイムアウト エラーになるのはなぜですか?

レイヤーに大量のデータが含まれている場合に同期を構成すると、アイテム ページがタイムアウトになることがあります。この問題が発生した場合は、REST 管理 API を使用して該当するレイヤーに対して updateDefinition 操作を async モードで実行すると、解決することができます。Update Definition (フィーチャ サービス) REST API に関するトピックの例 3 をご参照ください。

フィーチャ レイヤー データをコピーとして共有しようとすると、次のエラーがログに記録されます。「レプリカを作成できませんでした。複数のレイヤーがサポート対象外のデータセットを参照しています。」 なぜでしょうか?

このエラーは、データベース内の 1 つのデータセットを参照している複数のレイヤーが Web マップに含まれている場合に発生します (たとえば、道路フィーチャクラスが異なる 2 つのレイヤー (主要幹線道路と生活道路) としてマップ内で参照されている場合など)。コラボレーション内でコピーとして共有する、フィーチャ サービスを含む Web マップを公開する場合は、作成したマップに、1 つのデータセットへの複数の参照が含まれていないことを確認してください。

コピーとして共有されているホスト フィーチャ サービスの所有者を変更すると、どのようになりますか?

それ以降も、現在共有されているコンテンツの複製と同期を実行できます。これらのコンテンツは引き続き正常に動作します。

グループでコピーとして共有されているホスト フィーチャ サービスを共有解除すると、どのようになりますか?

該当するホスト サービスが次回の定時同期で削除または共有解除されます。このサービスを同じグループでもう一度共有する場合または別のグループで共有する場合は、新しいコピーを作成して受信側の参加者と共有します。

受信側の参加者が、コピーとして共有したフィーチャ サービスに対する編集を同期できないのはなぜですか?

ソース所有者がフィーチャ サービスに対して行った編集は、一方向で受信側参加者と同期することができます。ただし、受信側参加者が受信側のホスト フィーチャ サービスを編集し、その編集内容をソース フィーチャ サービスに同期する機能 (双方向の編集の共有) は、サポートしていません。

受け取ったアイテムに対する編集内容を保存する場合は、フィーチャ サービスをエクスポートし、エクスポートされたデータを新しいホスト フィーチャ レイヤーとして公開します。新しいホスト フィーチャ サービスは同期された編集内容をソース フィーチャ サービスから受信しませんが、編集内容をサービスにすることはできます。

データをコピーするオプションが選択された連携ワークスペースにリンクされているグループでフィーチャ レイヤーを共有しています。参照として共有できるようにワークスペース設定を変更するには、どうすればよいですか?

グループからフィーチャ レイヤーを共有解除します。定時同期を使用している場合は、同期が実行されるまで待機します。デフォルトの同期間隔は 24 時間です。システム管理者は、ワークスペースを編集した後、フィーチャ レイヤーを参照として共有する操作に新しいグループを関連付ける必要があります。フィーチャ レイヤーを新しいグループで共有します。

データをコピーするオプションが選択されたコラボレーション ワークスペースにリンクされているグループで共有している場合でも、マップ レイヤーとタイル レイヤーがコピーされません。どのような状況になっていますか?

フィーチャ レイヤーだけがデータのコピーで複製されます。その他のレイヤー タイプ (マップやタイルなど) は、参照として共有されます。詳細については、コラボレーションでコンテンツを共有する方法の説明をご参照ください。

フィーチャ レイヤーをコピーとして共有しようとしたところ、同期が有効になっていないので、参照としてコピーされました。その後、フィーチャ レイヤーの同期を有効にしたのですが、参照として共有された状態のままです。どのような状況になっていますか?

最初に共有する時点では、レイヤーの同期が有効になっていなかったため、参照としてコピーされました。その後、同期を有効にしても、実際に同期を試みると、参照として共有している状態のままになります。フィーチャ レイヤーのデータをコピーとして共有したければ、いったんコラボレーションから共有解除してください。その結果、このデータを受け取る側 (共有先) からは削除されます。その後、改めてコラボレーションに共有し直してください。フィーチャ レイヤーは、同期が有効なので、コピーとして共有されます。

オンデマンドでのワークスペースの同期

私は管理者であり、ArcGIS Enterprise コラボレーションのホストです。コラボレーション ワークスペースをオンデマンドで同期できますか?

いいえ。ArcGIS Enterprise を使用しているゲスト参加者のみが、オンデマンドで同期できます。

どのポータル メンバーがコラボレーション ワークスペースをオンデマンドで同期できますか?

ArcGIS Enterprise管理ロールを持つメンバーが、コラボレーション ワークスペースをオンデマンドで同期できます。

どのくらいの頻度でコラボレーション ワークスペースをオンデマンドで同期できますか?

オンデマンドのワークスペースの同期が開始されると、現在のジョブが完了するまで、別のジョブを開始することはできません。スケジュールされた同期ジョブがすでに実行されている場合、現在のジョブが完了するまで、別のオンデマンドの同期を開始することはできません。

ポータル内で [ワークスペースの同期] オプションが無効化されているのはなぜですか?

同期ジョブがすでに実行されている場合、ポータル内で [ワークスペースの同期] オプションは無効化されます。そのジョブが完了すると [ワークスペースの同期] オプションが有効化され、このオプションを使用して別の同期ジョブを開始できます。スケジュールされた同期ジョブの最新のステータスを確認するには、各ワークスペースの同期ステータス レポートを表示します。

オンデマンドの同期が開始されると、どのアイテムが同期されますか?

オンデマンドの同期の動作は、スケジュールされた同期と同じです。グループで共有されたすべてのアイテムが同期されます。グループ内の共有されたフィーチャ レイヤーに対する更新 (フィーチャの編集を含む) も同期されます。

その他の一般的な質問

Web レイヤーを ArcGIS Pro から公開してコラボレーション グループで共有することはできますか?

現在、このワークフローはサポートされていません。代わりに、推奨されるワークフローは、目的のレイヤーを ArcGIS Pro から参加中のポータルに公開することです。公開後は、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise 内のコラボレーション グループで共有できます。

コラボレーションを介して受け取ったアイテムを、削除されないよう保護したいと思います。どこで指定すればよいでしょうか?

受け取った各アイテムについて、[設定] タブに切り替え、[削除の防止] をオンにしてください。

マルチパッチ フィーチャ レイヤーをコラボレーション内で共有したいのですが、どうすればよいですか?

マルチパッチ フィーチャ レイヤーの同期が有効になっていない場合、そのレイヤーは参照として共有されます。マルチパッチ フィーチャ レイヤーの同期が有効になっており、コピーとして共有するようにコラボレーションが設定されている場合、そのレイヤーはコピーとして共有されます。ただし、それ以降に加えられた編集は、コピーとして共有されている場合でも同期されません。

フィーチャ レイヤーとそのフィーチャ レイヤーから公開された WFS レイヤーがあります。これらのアイテムのうち、コラボレーション グループで共有する必要があるのはどちらですか?

すべてのレイヤーとこれらのレイヤーから派生したレイヤー (WFS、タイルなど) をコラボレーション グループで明示的に共有する必要があります。これで、コラボレーションを介して複製された場合に、派生したレイヤーが破損リンクになりません。通常、コラボレーションを介して提供するアイテムはすべて、明示的に共有する必要があります。

URL に HTTP を使用して構成されたアイテムをコラボレーション グループが受信しましたが、開けませんでした。

HTTP と HTTPS を使用してポータルが構成されている場合、参照としてコピーされたサービスは URL に HTTP を使用して構成されます。ポータルでは混合コンテンツがブロックされるため、このアイテムを開くことができません。これを解決するには、HTTPS を使用するように手動で URL を変更します。HTTPS だけを使用してポータルにアクセスできるようにすることをお勧めします。

HTTP と HTTPS の両方を使用してアクセスできるようにポータルを構成しています。このポータルは、分散コラボレーションに参加できますか?

コラボレーションにゲストを招待するには、各ゲスト ポータルの URL を HTTPS として指定する必要があります。

コラボレーション参加者の 1 人のワークスペースに「サポート対象外」のステータスが表示されるのはなぜですか?

ワークスペースの [ステータス] フィールドは、最新のジョブの詳細と、ジョブがリアルタイムなのか定期的に同期されるのかに関する情報を表示します。この機能は、10.6 より前の ArcGIS Enterprise ポータルではサポートされていませんでした。[サポート対象外] のステータスは、10.5 または 10.5.1 のポータルを使用しているゲスト参加者に対して表示されます。

トラブルシューティング

複数のアイテムを含むグループ内の 1 つのアイテムを共有できません。どのような状況になっていますか?

共有時にアイテムをグループに追加できない場合、そのアイテムがアイテム グループの一部であれば、処理が続行され、それ以外のアイテムは正常に移行されます。1 つのアイテムの共有に失敗したことを示すエラーが記録されます。詳細については、ポータル管理者にポータル ログの調査を依頼してください。

コラボレーションで送信側の組織からのコンテンツが受信されません。この原因は何ですか?

  • グループ内でコンテンツが受信されない原因として、いくつかのケースが考えられます。次に示します。
    • グループがコラボレーション ワークスペースに加入していない可能性があります。システム管理者に連絡して、コラボレーション ワークスペースが正しく構成されているかどうかと、正しく構成されている場合は、該当するグループがそのワークスペースに加入しているかどうかを確認してください。
    • 定時同期がまだ実行されていない可能性があります。システム管理者が構成している場合は、コラボレーションしているコンテンツが一定の間隔で同期されます。デフォルトの間隔は 24 時間です。送信側の組織のシステム管理者は、コラボレーションに関する REST API を使用して同期を強制的に実行することができます。詳細については、コラボレーションの REST API に関する説明をご参照ください。
    • 受信側の組織内の使用可能なディスク空き容量が全体の 10 GB 以下に達している可能性があります。この閾値に達すると、コンテンツが同期しなくなります。この旨を示す SEVERE レベルのログ メッセージが記録されます。コラボレーション管理者は、コンテンツ ストアのディスク容量使用量の閾値に達したことを示す通知も受信します。ディスク空き容量が確保されると、コンテンツが再び同期します。デフォルトでは、コンテンツ ストアのディスク容量の閾値は 10 GB です。この閾値は、Portal Administrator Directory を使用して変更できます。

データをコピーするオプションが選択されたコラボレーション ワークスペースに加入しているグループでフィーチャ レイヤーを共有しています。それにもかかわらず、コラボレーション内の受信側の組織がフィーチャ レイヤーを参照として受信しています。どのような状況になっていますか?

  • 次の条件下では、フィーチャ レイヤーが参照として複製されます。
    • フィーチャ レイヤーが同期機能に対応していないか、フィーチャ レイヤーに対して同期が有効になっていません。同期を有効にするには、フィーチャ レイヤー データをコピーとして共有する方法の説明をご参照ください。この場合、コラボレーション管理者とグループ所有者の両方に、コピーとしての共有を試みたけれども、実際には参照として共有されている旨の通知が届きます。ポータルのログに、同期が有効でないため参照として共有されている旨が出力されます。
    • フィーチャ レイヤー データのサイズがコラボレーション ホストの管理者によって設定された上限 (たとえば 1 GB) を上回っています。この場合、ポータルのログに、共有フィーチャ レイヤー データのサイズが出力されます。これが 1 GB を超えている場合、参照として共有することになります。
    • 受信側の参加者の ArcGIS Enterprise のバージョンが 10.5 または 10.5.1 です。

フィーチャ レイヤーが編集内容を受信していません。どのような状況になっていますか?

受信側の組織にコピーされたフィーチャ レイヤーでは、コラボレーションが (ホストで) 削除された場合、コラボレーション ワークスペースが削除された場合、組織が (ホストで) コラボレーションから削除された場合、または組織の管理者がコラボレーションを脱退した場合、編集の同期が中止される可能性があります。送信側の組織でフィーチャ レイヤーに編集が加えられていないことも考えられます。

また、考えられる別の原因として、同期しようとした編集のサイズがコラボレーション ホストの管理者によって設定された上限を上回っています。

ArcGIS Enterprise を使用していて、フィーチャ レイヤーが ArcGIS Online 組織から編集内容を受信していません。次の重大なエラーがサーバー ログに表示されます。

"Initialization of Layer: failed."

このエラーに対処するには、どうすればよいですか?

関連レイヤーに、条件式に基づいたレンダラーがあるかどうかを確認してください。これを行うには、次の手順に従います。

  1. コンテンツ ページの [マイ コンテンツ] タブを開き、[アイテム詳細の表示] を選択してフィーチャ レイヤーのアイテム詳細を表示します。
  2. [ビジュアライゼーション] タブをクリックします。
  3. リスト表示されたレイヤーごとに、[スタイルの変更] ボタンをクリックして、[表示する属性] に条件式に設定されているかどうかを確認します。設定されている場合、次のどちらかを実行します。
  • ArcGIS Enterprise で、[表示する属性] を条件式ではなくフィールドに変更して、[レイヤーの保存] をクリックします。この変更を適用可能なすべてのレイヤーに対して行ったら、次回の同期で編集内容が受信されるはずです。
    注意:

    [表示する属性] を変更してレイヤーを ArcGIS Enterprise に保存した後に、ArcGIS Online 組織内の対応するフィーチャ レイヤーを変更する必要はありません。

  • ArcGIS Online 組織で、[表示する属性] を条件式ではなくフィールドに変更します。次に、コラボレーション グループからアイテムを共有解除して、レイヤーを同期し、データを再コピーするオプションを使用して再び共有します。
  • ArcGIS Online 組織でビューを作成し、そのビュー内のレイヤーを、条件式を使用しないように調整し、そのビューをフィーチャ レイヤーではなくコラボレーションで共有します。

IIS 経由で PKI 認証を使用するように組織内のポータルが構成されている場合に、次のエラー メッセージが表示されました。

Response from 'https://sampleserver.domain.com/portal' was 413 Request Entity Too Large. 'https://sampleserver.domain.com/portal' must configure server to allow large request entities.

このエラーに対処するには、どうすればよいですか?

  • PKI を使用している IIS Web サーバーの管理者は、uploadReadAheadSize プロパティの値を 51,200,000 (50MB) まで大きくする必要があります。たとえば、PKI ポータルの ArcGIS Web Adaptor が IIS のデフォルト Web サイトで「portal」としてインストールされている場合は、uploadReadAheadSize プロパティの変更に次のコマンドを使用できます。

    %windir%\system32\inetsrv\appcmd.exe set config "Default Web Site/portal" -section:system.webServer/serverRuntime /uploadReadAheadSize:"51200000" /commit:apphost

  • uploadReadAheadSize プロパティの詳細は、こちらでご確認ください。