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ルートの計画

[ルートの計画][ルートの計画] ツールは、複数車両が最短時間で一連の訪問先を訪問できるルートを決定します。

備考:

[ルートの計画] ツールが Map Viewer に表示されない場合は、ポータル管理者に問い合わせてください。お使いのポータルがルート検索に対応していないか、ユーザーに [ルートの計画] ツールを実行する権限がないことが考えられます。[ルートの計画] は、次のルート案内およびルート サービスを必要とします。

  • 配車ルート (BRP) (非同期)
  • ルート検索ユーティリティ

詳細については、「ユーティリティ サービスの構成」をご参照ください。

ワークフロー図

[ルートの計画] のワークフロー図

  • 4 人で構成される検査官チームは、サン ディエゴ郡のレストランに毎日抜き打ち検査を実行します。[ルートの計画] ツールを使用して、各検査官にレストランとルートを割り当てることができます。

  • 4 人で構成されるある建築物検査官チームは、30 か所を訪問する必要があります。チームのマネージャーは、[ルートの計画] を使用して、各検査官への訪問場所の割り当て方法を確認することができるため、大半の検査官に、8 時間以内の就業時間で業務を遂行させることができます。

使用上の注意

目的の訪問先を表すには、1 つのポイント レイヤーを入力として使用します。

ルートは、複数ある移動モードのいずれかに基づいて作成できます。移動モードは、組織の管理者が構成することができます。また、管理者は、新しい移動モードを追加したり、組織に必要のない移動モードを削除したりすることができます。デフォルトの距離計測単位は、マイルまたはキロメートルです。これは、プロファイル内の単位の設定によって異なります。

移動モード説明

徒歩時間 徒歩時間

歩行者の通行を許可する通路および道路に従い、移動時間を最適化する方法を見つけます。歩行速度は、時速 5 キロに設定されます。

運転距離 (地方) 運転距離 (地方)

自動車およびピックアップ トラックやその他類似する小さな自動車の動きをモデル化して、移動距離を最適化する方法を見つけます。移動は、一方通行や転回禁止など、自動車に特有のルールに従いますが、未舗装道路の移動については従いません。

運転時間 運転時間

自動車およびピックアップ トラックやその他類似する小さな自動車の動きをモデル化して、移動時間を最適化する方法を見つけます。移動は、一方通行や転回禁止など、自動車の特有のルールに従います。交通量を使用できる場合、出発時刻を指定すると、交通量に応じた動的な移動速度が使用されます。

運転距離 運転距離

自動車およびピックアップ トラックやその他類似する小さな自動車の動きをモデル化して、移動距離を最適化する方法を見つけます。移動は、一方通行や転回禁止など、自動車の特有のルールに従います。

徒歩距離 徒歩距離

歩行者が通行できる通路および道路に従い、移動距離を最適化する方法を見つけます。

運転時間 (未舗装道路使用) 運転時間 (未舗装道路使用)

自動車およびピックアップ トラックやその他類似する小さな自動車の動きをモデル化して、移動時間を最適化する方法を見つけます。移動は、一方通行や転回禁止など、自動車に特有のルールに従いますが、未舗装道路の移動については従いません。交通量を使用できる場合、出発時刻を指定すると、交通量に応じた動的な移動速度が使用されます。

トラック輸送時間 トラック輸送時間

指定されたトラック ルートを優先して使用することで、基本的なトラック移動をモデル化し、移動時間を最適化する方法を見つけます。ルートは、一方通行や転回禁止などに従う必要があります。

大型トラックに適用されるルールに従ってください。

トラック輸送距離 トラック輸送距離

指定されたトラック ルートを優先して使用することで、基本的なトラック移動をモデル化し、移動距離を最適化する方法を見つけます。ルートは、一方通行や転回禁止などに従う必要があります。

大型トラックに適用されるルールに従ってください。

開始ポイントは、ポイント レイヤーまたは [描画] ツールを使用して指定できます。ポイントが 1 つしかない場合、すべての車両の開始場所が同じになります。ポイントが複数存在する場合は、車両の数がレイヤー上のポイントの数と一致する必要があります。[ルート ID フィールド] が選択され、個々のルート、車両、またはドライバーが識別されます。

すべてのルートの開始時間は同じである必要があります。開始時間は、開始ポイントが配置されている場所のローカル時間に対応します。

ルートの終了場所は、開始場所 (複数可)、1 つの終了場所、多数の終了場所という 3 つの場所のいずれかに設定できます。デフォルトでは、すべてのルートが開始場所に戻ってきます。終了場所を変更するには、[スタートに戻る] チェックボックスをオフにして、1 つ以上の終了場所を追加します。すべてのルートが同じ場所で終了する場合、その場所を指定するには、1 つのポイントを含む 1 つのレイヤーを使用するか、[描画] ツールを使用してマップにポイントを追加します。複数の終了場所を使用する場合は、終了ポイントを含むレイヤーを指定できます。個々のルート、車両、またはドライバーを識別するには、ルート ID フィールドが使用されます。複数の開始ポイントと終了ポイントがある場合は、ルート ID が一致する必要があります。ルートの開始場所と終了場所については、「ルートの計画の操作」セクションをご参照ください。

最大で 100 台の車両を指定できます。このツールでは、その他のパラメーター設定に応じて、指定された最大値を下回る最適なソリューションを見つけることができます。

[車両あたりの最大訪問先数] パラメーターを使用して、車両間のワークロードをバランス調整できます。車両あたりの最大訪問先数は少ないほど、各ドライバーに割り当てられる訪問先の数が均等化されます。

[各訪問先での滞在時間] パラメーターはすべての訪問先で同じになり、予期される平均滞在時間を表すことになります。

[車両あたりの合計ルート時間の制限] パラメーターを使用して、車両間のワークロードをバランス調整することもできます。デフォルトの制限は 8 時間で、標準の就業日を反映していますが、チェックボックスをオフにして制限を変更または削除できます。

出力は、各訪問先への最短経路を示すルートを含むグループ レイヤー、対応するルートでコーディングされた訪問先、および、割り当てられていない訪問先のレイヤー (指定されたパラメーターで到達できない訪問先が存在する場合) になります。

[バリア レイヤーの選択] パラメーターを使用すると、対象の道路を移動するときに一時的な規制として機能する 1 つ以上のフィーチャを指定できます。

[ルート レイヤーを含める] を選択すると、結果の各ルートもルート レイヤーとして保存されます。ルート レイヤーには、ルートに割り当てられた訪問先や移動方向など、特定ルートに関するすべての情報が含まれます。

[現在のマップ範囲を使用] がオンの場合、現在のマップ範囲に表示されているフィーチャだけが解析の対象になります。オフの場合は入力レイヤー内のすべてのフィーチャ (マップ範囲外であっても) が解析対象となります。

制限事項

  • 指定できる訪問先の数は 2,000 以下です。
  • ルートできる車両の数は 100 台以下です。
  • 指定できる車両あたりの訪問先数は 200 以下です。
  • [ルートの計画] ツールでは、移動モードに対して交通量は利用できません。
  • ツールの実行に 4 時間以上かかると、エラーが発生します。このエラーが発生した場合、入力フィーチャの数を減らして解析を再実行してみてください。
  • ポイント バリアとして機能する最大で 250 のフィーチャを指定できます。
  • すべてのライン バリアと交差する道路フィーチャの数が 500 を超えると、ツールはエラーを返します。
  • すべてのポリゴン バリアと交差する道路フィーチャの数が 2,000 を超えると、ツールはエラーを返します。

ルートの計画ツールの詳細

ルートの計画と 1 台の車両によるルート

ほとんどのユーザーは、車両 1 台でのルート案内について把握しています。この方法では、一連の訪問先を設定し、1 台の車両がそれらの訪問先を最速で訪問できるルートを検索することができます。車両 1 台を使用したルート案内ツールのなかには、ルートを引き返したり、交差したりすることがないように訪問順序を最適に再変更することで、全体の移動時間や移動距離を最短にすることができるものもあります。

[ルートの計画] も同様のツールですが、このツールは、一度に 1 台の車両でルート案内をするのではなく、一度に多くの車両を使用したルート案内を示します。さらに、さまざまなルートに対して訪問先を割り当てる方法や、ルートの訪問先を訪問する際の最適な順序を決定することができます。

開始場所と終了場所

ルートまたは車両の開始場所および終了場所は、訪問する訪問先の場所と同じくらい重要です。これらすべての場所を把握することで、ツールは、訪問先を最寄りの車両に割り当てて、全体の移動時間を短縮することができます。[ルートの計画] ツールは、ルートの開始場所および終了場所に基づいて出力ルートに名前を付ける場合があります。

このセクションでは、ルートの開始場所と終了場所の指定方法およびそれらを特定のドライバーまたはルートに関連付ける方法について説明します。次のサブセクションの図を確認し、使用する車両の開始場所および終了場所を適切に描いた図をご参照ください。

複数のパラメーターを組み合わせて使用することで、開始場所と終了場所を設定することができます。以下では、それらのパラメーターの関連性を簡単に説明しています。これらのパラメーターは、後続のサブセクションでより詳しく説明しています。

開始場所および終了場所パラメーター

パラメーター説明

開始レイヤー

このパラメーターは必須です。ここに表示されている他のパラメーターに値を設定する際には、開始場所を 1 つ指定するかまたは多数指定するかどうかが重要です。1 つまたは複数のポイントを含むレイヤーを定義することができます。または対話的な編集ツールを使用して、1 つだけのポイントを定義することができます。

開始レイヤー ID フィールド

このパラメーターは、複数の開始場所が指定されているときに表示され、関連します。このパラメーターには、ルートの番号、ドライバーの名前、またはその他の一意の名前を指定できます。

スタートに戻る

ルートを開始した場所で終了させるには、[スタートに戻る] をオンにします。それ以外の場所で終了させるにはオフにします。また、[スタートに戻る] がオフの場合、1 つ以上の終了場所を指定する必要があります。

終了レイヤー

このパラメーターは、[スタートに戻る] がオフの場合に必須となり、入力が求められます。1 つまたは複数のポイントを含むレイヤーを定義することができます。または対話的な編集ツールを使用して、1 つだけのポイントを定義することができます。

終了レイヤー ID フィールド

[スタートに戻る] がオフの場合に必要で、複数のポイントを含むレイヤーが終了場所として指定されます。この ID フィールドには、ルートの数、ドライバーの名前、またはその他の一意の名前を指定できます。

1 つの開始場所から出発し、最後に開始場所に戻る

よくある設定は、すべてのルートで、開始場所と終了場所が同じになる場合です。寄贈品を必要とする人々に効率的に配送したい慈善事業法人は、配達車両を 1 か所のウェアハウスに駐車しています。配送日には、ボランティア スタッフが車両に荷物を積み込むと、さまざまな訪問先へ向かい、荷物を配送します。車両は、配送を完了するとウェアハウスに戻ります。

開始場所および終了場所は次の方法で設定します。

  • 開始レイヤー - 開始レイヤーは 1 か所のみです。これは、マップ上で対話的に指定するか、ポイント 1 つを含むレイヤーを選択して指定します。
  • スタートに戻る - オンにします。

開始場所が 1 か所で、最後に開始場所に戻る場合の入力例
入力: 開始場所が 1 か所で、最後に開始場所に戻る
開始場所が 1 か所で、最後に開始場所に戻る出力例
出力: 開始場所が 1 か所で、最後に開始場所に戻る

出力ルートは、同じ 1 つの場所で開始し、終了します。

1 つの開始場所と 1 つの終了場所

すべてのルートが、1 つの場所から出発し、別の場所で終了する場合があります。たとえば、車庫を出発した後、複数の見学者をそれぞれの自宅まで迎えに行き、コンサートなどのイベントに連れて行く場合のように、同乗者が複数いる車両のルートを計画する場合、車庫は 1 つの開始場所として指定され、イベント会場は 1 つの終了場所になります。

開始場所および終了場所は次の方法で設定します。

  • 開始レイヤー - 開始レイヤーには 1 か所のみ含まれます (たとえば、車両を駐車する車庫)。これは、マップ上で対話的に指定するか、ポイント 1 つを含むレイヤーを選択して指定します。
  • スタートに戻る - オフにします。
  • 終了レイヤー - 終了レイヤーには 1 か所のみ含まれます (たとえば、同乗者を降ろすイベント会場)。これは、マップ上で対話的に指定するか、ポイント 1 つのみ含むレイヤーを選択して指定します。

1 つの開始場所と 1 つの終了場所の入力例
入力: 1 つの開始場所と 1 つの終了場所
1 つの開始場所から 1 つの終了場所へ移動する出力例
出力: 1 つの開始場所と 1 つの終了場所

出力ルートは、1 つの場所で開始し、別の場所で終了します。

すべてのドライバーが同じ開始場所と終了場所で開始して終了するため、任意のドライバーが任意のルートを運転できると見なされます。これにより、出力ルートにルート 1ルート 2 などの名前が付けられます。

複数の開始場所から出発し、それぞれの開始場所に戻る

この問題タイプでは、各ルートは、一意のポイントから開始し、割り当てられた訪問先を訪問し、開始した場所で終了します。たとえば、検査官は 1 日の始めに自宅を出発し、さまざまな検査場所を訪問して、1 日の終わりに自宅に戻ります。

開始場所および終了場所は次の方法で設定します。

  • 開始レイヤー - このレイヤーには複数のポイント (開始場所ごとに 1 つ) が含まれます (たとえば、ポイントは検査官の自宅を表します)。この問題タイプでは、各ルートには必ずそのルート固有の開始場所が割り当てられます。一部のルートが同じ場所から出発する場合、開始ポイントを次の場所に追加するか、または開始ポイントを互いに重ねて追加することで、各ルートの該当開始場所がそれぞれ異なるようにします。
  • 開始レイヤー ID フィールド - このパラメーターには、ID フィールドを選択します。開始レイヤーには、ルートまたはドライバーを一意に特定するフィールドが含まれている必要があります。このパラメーターには、ルートの番号、ドライバーの名前、またはその他の一意の名前を指定できます。
  • スタートに戻る - オンにします。
複数の開始場所からそれぞれの開始場所に戻る場合の入力例
入力: 複数の開始場所からそれぞれの開始場所に戻る
複数の開始場所からそれぞれの開始場所に戻る場合の出力例
出力: 複数の開始場所からそれぞれの開始場所に戻る

出力ルートは、複数の場所から出発し、それぞれの開始場所に戻って終了します。

ルートおよびドライバーは一意の場所から出発するため、開始レイヤーの ID フィールドを指定する必要があります。出力ルート名は、ID フィールド名と同じになるように自動的に生成されるため、ルートを適切なドライバーに割り当てることができます。

複数の開始場所と 1 つの終了場所

この問題タイプでは、各ルートは、一意のポイントから出発し、割り当てられた訪問先を訪問し、1 つの終了場所で他のルートと合流します。たとえば、地方の学区のスクール バスのドライバーは、夜間はバスを自宅に駐車します。朝になると、ドライバーは自宅からルートを開始し、生徒を乗せて、1 つの学校で生徒を降ろします。

開始場所および終了場所は次の方法で設定します。

  • 開始レイヤー - このレイヤーには複数のポイント (開始場所ごとに 1 つ) が含まれます (たとえば、各バス ドライバーの自宅がポイントの 1 つです)。この問題タイプでは、各ルートには必ずそのルート固有の開始場所が割り当てられます。一部のルートが同じ場所から出発する場合、開始ポイントを次の場所に追加するか、または開始ポイントを互いに重ねて追加することで、各ルートの該当開始場所がそれぞれ異なるようにします。
  • 開始レイヤー ID フィールド - このパラメーターには、ID フィールドを選択します。開始レイヤーには、ルートまたはドライバーを一意に特定するフィールドが含まれている必要があります。このパラメーターには、ルートの番号、ドライバーの名前、またはその他の一意の名前を指定できます。
  • スタートに戻る - オフにします。
  • 終了レイヤー - 終了場所を表す 1 つのポイントが含まれます (たとえば、学校)。

複数の開始場所と 1 つの終了場所の入力例
入力: 複数の開始場所と 1 つの終了場所
複数の開始場所から 1 つの終了場所へ移動する出力例
出力: 複数の開始場所と 1 つの終了場所

出力ルートは、複数の場所から出発し、1 つの場所で終了します。

ルートおよびドライバーは一意の場所で開始するため、開始レイヤーには多くのポイントが含まれます。開始レイヤー ID フィールド プロパティが有効になり、値を指定する必要があります。出力ルート名は、ID フィールド名と同じになるように自動的に生成されるため、ルートを適切なドライバーに割り当てて配送することができます。

1 つの開始場所と複数の終了場所

1 対多の問題タイプでは、すべてのルートが 1 つのポイントから出発し、割り当てられた訪問先を訪問し、一意の場所で終了します。滞納している顧客のドアに供給停止の警告タグをかける必要がある公益企業の場合、従業員は、職場から自宅に帰る途中にタグをドアにかけた場合には、特別手当が支払われます。この仕事を引き受ける従業員は、本社からタグを受け取り、さまざまな訪問先まで運転してタグをかけ、自宅でルートを終了します。

開始場所および終了場所は次の方法で設定します。

  • 開始レイヤー - 開始レイヤーは 1 か所のみです (たとえば、本社)。これは、マップ上で対話的に指定するか、ポイント 1 つを含むレイヤーを選択して指定します。
  • スタートに戻る - オフにします。
  • 終了レイヤー - このレイヤーには複数のポイント (終了場所ごとに 1 つ) が含まれます (たとえば、従業員の自宅)。この問題タイプでは、各ルートには必ずそのルート固有の終了場所が割り当てられます。一部のルートが同じ場所で終了する場合、終了ポイントを次の場所に追加するか、または終了ポイントを互いに重ねて追加することで、各ルートの該当終了場所がそれぞれ異なるようにします。
  • 終了レイヤー ID フィールド - このパラメーターには、ID フィールドを選択します。終了レイヤーには、ルートまたはドライバーを一意に特定するフィールドが含まれている必要があります。このパラメーターには、ルートの番号、ドライバーの名前、またはその他の一意の名前を指定できます。

1 つの開始場所から複数の終了場所の入力例
入力: 1 つの開始場所から複数の終了場所への移動
1 つの開始場所から複数の終了場所へ移動する出力例
出力: 1 つの開始場所から複数の終了場所への移動

出力ルートは、1 つの場所で開始し、複数の場所で終了します。

ルートおよびドライバーは一意の場所で終了するため、終了レイヤーには多くのポイントが含まれます。終了レイヤー ID フィールド プロパティが有効になり、値を指定する必要があります。複数の開始場所から複数の終了場所

多くの開始ポイントから多くの終了ポイント

計画するシナリオによっては、各ルートが一意の開始場所および終了場所を含む場合があります。

開始場所および終了場所は次の方法で設定します。

  • 開始レイヤー - このレイヤーには複数のポイントが含まれます。各開始場所につき 1 つです。この問題タイプでは、各ルートには必ずそのルート固有の開始場所が割り当てられます。一部のルートが同じ場所から出発する場合、開始ポイントを次の場所に追加するか、または開始ポイントを互いに重ねて追加することで、各ルートの該当開始場所がそれぞれ異なるようにします。
  • 開始レイヤー ID フィールド - このパラメーターには、ID フィールドを選択します。開始レイヤーには、ルートまたはドライバーを一意に特定するフィールドが含まれている必要があります。このパラメーターには、ルートの番号、ドライバーの名前、またはその他の一意の名前を指定できます。
  • スタートに戻る - オフにします。
  • 終了レイヤー - このレイヤーには複数のポイントが含まれます。各終了場所につき 1 つです。この問題タイプでは、各ルートには必ずそのルート固有の終了場所が割り当てられます。一部のルートが同じ場所で終了する場合、終了ポイントを次の場所に追加するか、または終了ポイントを互いに重ねて追加することで、各ルートの該当終了場所がそれぞれ異なるようにします。
  • 終了レイヤー ID フィールド - このパラメーターには、ID フィールドを選択します。終了レイヤーには、ルートまたはドライバーを一意に特定するフィールドが含まれている必要があります。このパラメーターには、ルートの番号、ドライバーの名前、またはその他の一意の名前を指定できます。

複数の開始場所と終了場所の入力例
入力: 複数の開始場所と終了場所
複数の開始場所から複数の終了場所へ移動する出力例
出力: 複数の開始場所と終了場所

出力ルートは、複数の場所で開始し、複数の場所で終了します。

ルートの計画を使用するメリット

[ルートの計画] には、次のようなメリットがあります。

  • 通常は面倒な、複数車両のルート作成が簡単になります。
  • 効率的なルートを作成できるため、組織全体の時間やリソースを節約し、燃料使用や自動車による公害を抑制することができます。
  • ポータルに結果を保存できるため、ドライバーとのルートの共有が簡単になります。

ルート レイヤー

ルート レイヤーの作成は、個々のルートを組織の他のメンバーと共有したり、Map Viewer[ルート案内] ボタンを使用してさらにルートを変更する場合に便利です。各ルート レイヤーでは、接頭辞として用いられるフィーチャ レイヤーの名前と、分析の一環として生成されたルート名を使用して、一意の名前が作成されます。

類似のツール

[ルートの計画] を使用して、複数車両用に訪問先が複数ある移動ルートを計画できます。その他のツールは、類似した少し異なる問題を解決するのに効果的です。

Map Viewer解析ツール

ポイントのペア間の時間または距離を計測しようとしている場合は、[起点から終点の計測] を使用します。

ArcGIS Pro 解析ツール

[ルートの計画] ツールは ArcGIS Network Analyst エクステンション配車ルート (VRP) 解析と同様の機能を実行します。