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データ ストアの移動

コンピューターをデータ ストアに追加することによって、データ ストアをあるコンピューターから別のコンピューターに移動することができます。 データ ストアの移動は、より最新、より高速、またはより大容量のコンピューター上でデータ ストアを使用したい場合に有効です。

1 台のコンピューターでのデータ ストアの移動

リレーショナル データ ストア、タイル キャッシュ (プライマリ/スタンバイ モード) またはビッグ データ ストアに 1 台のコンピューターしか参加していない場合は、次の手順に従ってデータ ストアを新しいコンピューターに移します。

  1. 新しいコンピューターに ArcGIS Data Store をインストールします。
  2. 既存のデータ ストアに新しいコンピューターを追加します。
  3. 次のステップは、移動するデータ ストアのタイプに応じて変わります。
  4. リレーショナル データ ストア、またはタイル キャッシュ データ ストアの場合は、新しいスタンバイ コンピューターをプライマリ コンピューターに昇格させます。 古いプライマリ コンピューターが、スタンバイ コンピューターになります。 その後、スタンバイ コンピューターをデータ ストアから削除できます。
    1. プライマリ コンピューターのすべてのデータがスタンバイ コンピューターに複製された後に、ArcGIS Server 管理者として、ホスティング サーバーの ArcGIS Server REST API サイトにサイン インします。
    2. [data] > [items] > [enterpriseDatabases] > [<データ ストア名>] > [machines] > [<スタンバイ コンピューター名>] の順に選択して [makePrimary] をクリックします。 これによって、追加したスタンバイ コンピューターが、プライマリ コンピューターとして機能するように昇格されます。
    3. 新しいプライマリ コンピューターがオンラインになった時点で、元のプライマリ コンピューターがスタンバイ コンピューターになります。 ArcGIS Server REST API の remove コマンドを使用して、古いプライマリ コンピューターをデータ ストアから削除します。 [data] > [items] > [enterpriseDatabases] > [<データ ストア名>] > [machines] > [<元のプライマリ コンピューターの名前>] の順に選択して [remove] をクリックします。
  5. 時空間ビッグ データ ストアの場合、すべてのデータが古いコンピューターから新しいコンピューターに複製されるまで待ちます。 複製が完了した後に、古いコンピューターをデータ ストアから削除します。
    1. ビッグ データ ストア コンピューターのうちの 1 つで、コマンド ウィンドウを開きます。
    2. removemachine ユーティリティを実行して、古いコンピューターをデータ ストアから削除します。
  6. ポータル内のホスト Web レイヤーにアクセスし、それらがまだ適切に機能していることを確認します。
  7. データ ストアから削除したコンピューターから ArcGIS Data Store をアンインストールします。

2 台のコンピューターでのリレーショナル データ ストア、またはタイル キャッシュ データ ストアの移動

プライマリ/スタンバイ モードを実行しているリレーショナル データ ストア、またはタイル キャッシュ データ ストアにプライマリ コンピューターとスタンバイ コンピューターがあり、両方のコンピューターを置き換える場合は以下を実行します。

  1. 2 台の新しいコンピューター上に ArcGIS Data Store をインストールします。ただし、構成はまだ行いません。
  2. 既存のスタンバイ コンピューターをデータ ストアから削除します。
  3. 既存のリレーショナル データ ストアに新しい 1 台のコンピューターをスタンバイとして追加します。
  4. プライマリ コンピューター内のすべてのフィーチャ レイヤー データをスタンバイ コンピューターに複製したら、ArcGIS Server REST API サイトの makePrimary コマンドを使用して、スタンバイ コンピューターをプライマリ コンピューターに昇格させます。
    1. ホスティング サーバーの ArcGIS Server Server REST API サイトに、ArcGIS Server 管理者としてサイン インします。
    2. [data] > [items] > [enterpriseDatabases] > [<データ ストア名>] > [machines] > [<スタンバイ コンピューター名>] の順に選択して [makePrimary] をクリックします。
  5. 新しいプライマリ コンピューターがオンラインになった時点で、元のプライマリ コンピューターがスタンバイ コンピューターになります。 ArcGIS Server REST API サイトの remove コマンドを使用して、このスタンバイ コンピューター (古いプライマリ コンピューター) をデータ ストアから削除します。

    [data] > [items] > [enterpriseDatabases] > [<データ ストア名>] > [machines] > [<元のプライマリ コンピューターの名前>] の順に選択して [remove] をクリックします。

  6. ポータル内のホスト フィーチャ レイヤーにアクセスし、それらがまだ適切に機能していることを確認します。
  7. データ ストアから削除したコンピューターから ArcGIS Data Store をアンインストールします。
  8. データストアに 2 台目のコンピューターをスタンバイとして追加します。

複数コンピューターの時空間ビッグ データ ストア内のコンピューターの移動

複数コンピューターの時空間ビッグ データ ストア内の 2 台以上のコンピューターを置き換えるには、置き換えるコンピューターごとに新しいコンピューターを追加します。 時空間ビッグ データ ストアがデータを新しいコンピューターに複製するのが完了した後に、廃止するコンピューターを 1 つずつ削除します。

注意:
次のコンピューターを削除する前に、時空間ビッグ データ ストアがコンピューター間でコンテンツのバランスを調整する間、待つ必要があります。