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ArcGIS Data Store 11.2 の新機能

ArcGIS Data Store 11.2 では、可用性の高いグラフ ストア、グラフ ストアのバックアップのためのクラウド ストレージの場所、オブジェクト ストアのバックアップのサポートが追加されました。 また、ArcGIS Data Store 構成ウィザードといくつかのユーティリティに変更が加えられました。

可用性の高いグラフ ストアの配置

ArcGIS Data Store 11.2 以降、すべてのグラフ ストアはプライマリ/スタンバイ モードで作成されます。 新しいグラフ ストアで高可用性を実現するには、配置に 2 つ目のグラフ ストア コンピューターを追加します。

可用性の高いグラフ ストアのサポートの一環として、makePrimary REST API 関数で、スタンバイ グラフ ストア コンピューターがプライマリ コンピューターになるように昇格させ、removemachine ユーティリティを使用して、グラフ ストアからスタンバイ コンピューターを削除することが可能になりました。

グラフ ストアの新しいバックアップの保存場所

Amazon Simple Storage Service (S3) バケットまたは Microsoft Azure Blob ストレージ コンテナーにグラフ ストアのバックアップを保存することができます。

オブジェクト ストアのバックアップのサポート

11.2 以降、フェデレーション ArcGIS Video Server サイトを使用している組織は、ArcGIS Data Store オブジェクト ストアにビデオ データを保存することができます。 現在の配置でオブジェクト ストアにビデオを保存している場合は、backupdatastore ユーティリティを使用してオブジェクト ストアのバックアップ ファイルを作成し、restoredatastore ユーティリティを使用して復元することができます。

オブジェクト ストアのバックアップをサポートするために、次のユーティリティが追加されました。

注意:

フィーチャ レイヤーのクエリ キャッシュのバックアップは作成されません。

ArcGIS Data Store 構成ウィザードを使用してクラスター モードでオブジェクト ストアを配置

11.2 以降、ArcGIS Data Store 構成ウィザードを使用して、クラスター モードまたは単一コンピューター モードでオブジェクト ストアを配置することができます。 これまでのリリースでは、configuredatastore ユーティリティを使用して、クラスター モードでオブジェクト ストアを配置する必要がありました。

ArcGIS Data Store ユーティリティ

ArcGIS Data Store 11.2 では、オブジェクト ストアのバックアップと可用性の高いグラフ ストアをサポートするためのユーティリティに変更が加えられただけでなく、次の新しいユーティリティと変更済みのユーティリティも使用できるようになりました。

  • Amazon Web Services (AWS) API に変更が加えられたため、S3 バケットでバックアップの保存場所を構成する際に AWS 地域コードを指定する必要があります。 configurebackuplocation ユーティリティの構文をご参照ください。
  • deletebackup ユーティリティを実行して、正しいバックアップ ファイルが削除されているかどうかを確認する場合には、バックアップ ファイルの場所を指定する必要があります。

修正された問題

ArcGIS Data Store 11.2 に含まれる修正については、「11.2 で対処された問題一覧」をご参照ください。