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サーバーの構成

ArcGIS 11.4 (Windows)  | |  ヘルプのアーカイブ

サーバー サイトを組織とフェデレートすると、ポータルからサーバー サイトを管理できます。

サーバー サイトの管理

エイリアスの更新、サーバー ロールの構成、ライセンスの表示、サーバー サイトの検証など、フェデレーション サーバー サイトを管理するための操作を実行できます。

  1. サーバー設定の管理のための管理者権限を持つメンバーとして ArcGIS Enterprise 組織にサイン インします。

    Web Adaptor の URL (https://webadaptorhost.example.com/webadaptorname/home など) を介して Web サイトに接続する必要があります。 ポート 7443 では内部 URL を使用できません。

  2. サイトの上部にある [組織] をクリックして、[設定] タブをクリックします。
  3. ページの左側にある [サーバー] をクリックします。

サーバー名の編集

サーバー名の横にある [編集] ボタン 編集アイコンをクリックし、新しい名前を入力することで、フェデレーション サーバー サイトを識別しやすくなる、わかりやすいエイリアスを指定できます。 [保存] をクリックしてサーバー名を更新します。

注意:

この名前は表示のためにのみ使用され、更新してもサーバー サイトに関連付けられている URL は変更されません。

サーバー ロールの構成

サーバー サイトでサーバー ロールを構成するには、フェデレーション サーバー サイトのリストからサイトを見つけ、次のいずれかを実行して [サーバー ロールの構成] ウィンドウを開きます。

  • [サーバー ロール] の横に表示されたサーバー ロールをクリックするか、ロールが割り当てられていない場合は、[サーバー ロールの構成] をクリックします。
  • [その他のオプション] ボタン その他のオプション をクリックして、[サーバー ロールの構成] を選択します。

これにより、[サーバー ロールの構成] ウィンドウが開きます。 切り替えボタンを使用して、フェデレーション サーバー サイトで構成または削除するサーバー ロールを選択します。 サーバー サイトが各ロールの要件を満たしていれば、そのサイトに複数のサーバー ロールを構成することができます。 要件が満たされていない場合は、[要件が満たされていません] をクリックして詳細を確認するか、目的のサーバー ロールの要件を確認します。 [保存] をクリックすると、選択したサーバー ロールが構成または削除されます。

ライセンスの表示

サーバー サイトで許可されている、ライセンスが付与されたロール、エクステンション、および関連する有効期限を表示できます。 [その他のオプション] ボタン [その他のオプション] アイコン をクリックして、[ライセンスの表示] を選択します。

サーバー サイトの検証

サーバー サイトを検証して、サーバーの状態を確認することができます。 [その他のオプション] ボタン [その他のオプション] アイコン をクリックして、[サーバー サイトの検証] を選択します。 また、サーバーのリストの上にある [サーバー サイトの検証] ボタンをクリックして、すべてのフェデレーション サーバー サイトを検証することもできます。 一般的な状態メッセージは、検証対象のサーバー サイトの [状態] 行に表示されます。 状態メッセージにポインターを合わせると、追加情報が表示されます。

サーバー ロール

サーバー サイトに次のサーバー ロールを構成してポータルに機能を追加できます。

ホスティング サーバー

ArcGIS GIS Server サイトとしてライセンスされているサーバー サイトを、ホスティング サーバーとして機能するように指定できます。 ホスティング サーバーでは、ホスト レイヤーを公開し、ポータルの Map Viewer Classic にファイルを追加して、Map Viewer ClassicArcGIS Pro でフィーチャ解析およびラスター解析を実行できます。 ホスティング サーバーとして構成するには、サーバー サイトに、リレーショナル タイプの ArcGIS Data Store が管理されたデータベースとして登録されている必要があります。

ポータルでホスティング サーバーを構成すると、Map Viewer ClassicArcGIS Pro で自動的にそれが標準フィーチャ解析に使用されます。

サーバー サイトをホスティング サーバーとして構成するための要件は次のとおりです。

  • ホスティング サーバーを Standard エディションまたは Advanced エディションで ArcGIS GIS Server としてライセンスする必要があります。
  • リレーショナル データ ストアをサーバー サイトに構成する必要があります。

注意:

一度ホスティング サーバーを設定したら、ポータル Web サイトから変更することはできません。 ホスティング サーバーのロールを削除するには、Portal Administrator Directory のサーバーのロールを更新する必要があります。 手順については、ArcGIS REST API ヘルプの「サーバーの更新」をご参照ください。

ラスター解析サーバー

ArcGIS Image Server サイトとしてライセンスされているサーバー サイトがある場合は、ポータルのラスター解析を実行するように指定できます。 ArcGIS Enterprise のラスター解析は、ArcGIS Image Server によるコンピューター間の分散型処理を使用するように指定できます。

サーバー サイトをラスター解析サーバーとして構成するための要件は次のとおりです。

  • ラスター解析サーバーに ArcGIS Image Server のライセンスを付与する必要があります。
  • ホスティング サーバーをポータルに構成する必要があります。
  • ラスター ストアをサーバー サイトに構成する必要があります。

ArcGIS Enterprise のラスター解析の設定の詳細

イメージ ホスティング サーバー

ArcGIS Image Server サイトとしてライセンスされているサーバー サイトがある場合は、それがポータルのイメージ ホスティング サーバーとして機能するようにここで指定できます。 イメージ ホスティング サーバーはラスター ストアと、イメージ レイヤーから作成されたすべてのイメージ サービスをホストし、ラスター解析サーバーが構成されている場合には、ラスター解析サーバーによって生成されるすべての分散イメージ サービスをホストします。

ラスター解析のための理想的な構成には、ポータルのホスティング サーバーに加えて、少なくとも 2 つの ArcGIS Image Server サイト (ラスター解析サーバーとイメージ ホスティング サーバー) が含まれます。 これらのリソースが利用できない組織の場合は、1 つの ArcGIS Image Server サイトをラスター解析とイメージ ホスティングの両方に使用できます。

サーバー サイトをイメージ ホスティング サーバーとして構成するための要件は次のとおりです。

  • イメージ ホスティング サーバーに ArcGIS Image Server のライセンスを付与する必要があります。
  • ホスティング サーバーをポータルに構成する必要があります。
  • ファイル共有ラスター ストア、またはデータベース ラスター ストアとクラウド ストア ラスター ストアをサーバー サイトに構成する必要があります。
    注意:

    クラウド ラスター ストアを使用している場合、ファイル共有ラスター ストアまたはデータベース ラスター ストアを登録する必要があります。 イメージ レイヤーの公開またはラスター解析プロセスでは、処理中にモザイク データセットがファイル共有 ラスター ストアまたはデータベース ラスター ストアに作成され、入力画像がクラウド ラスター ストアにコピーされます。

ノートブック サーバー

ArcGIS Notebook Server サイトとしてライセンスされているサーバー サイトがある場合は、ここでポータルのノートブック サーバーとして指定します。 サーバー URL をクリックすると、10.8 で導入されたポータルの ArcGIS Notebook Server Manager サイトが表示されます。

ArcGIS Notebook Server サイトが構成されている場合、ポータル Web サイトの上部のリボンに [ノートブック] タブが表示されます。 このタブをクリックすると、新しいノートブックがポータルのノートブック エディター内に開きます。

サーバー サイトを Notebook Server として構成するための要件は次のとおりです。

  • ArcGIS Notebook Server サイトである必要があります。
  • ホスティング サーバーをポータルに構成する必要があります。

ArcGIS Notebook Server インストール ガイドをご参照ください。

ミッション サーバー

ArcGIS Mission Server としてライセンスされているサーバーがある場合は、ここでポータルのミッション サーバーとして指定します。 ArcGIS Mission Server は、 ArcGIS Mission ManagerArcGIS Mission Responder の間の通信を容易にします。

サーバー サイトを Mission Server として構成するための要件は次のとおりです。

  • ArcGIS Mission Server サイトである必要があります。
  • ホスティング サーバーをポータルに構成する必要があります。

ArcGIS Mission Server インストール ガイドをご参照ください。

Workflow Manager Server

ArcGIS Workflow Manager で使用が許諾されているサーバーがある場合は、そのサーバーをこちらのポータルの Workflow Manager Server サイトに指定します。 Workflow Manager Server サイトを設定することで、Workflow Manager のサービス、および ArcGIS Enterprise ポータルと統合された Workflow Manager の Web アプリにアクセスできるようになります。

サーバー サイトを Workflow Manager Server のサイトとして構成するための要件は次のとおりです。

  • ArcGIS Workflow Manager サイトである必要があります。
  • ホスティング サーバーをポータルに構成する必要があります。

ArcGIS Workflow Manager インストール ガイドをご参照ください。

Knowledge Server

ArcGIS Knowledge Server サイトとしてライセンスされているサーバー サイトがある場合は、ここでポータルのナレッジ サーバーとして指定します。 Knowledge Server のサイトを設定すると、メンバーが ArcGIS ProArcGIS Enterprise で使用してナレッジ グラフを作成できるようになります。

サーバー サイトを Knowledge Server のサイトとして構成するための要件は次のとおりです。

  • ArcGIS Knowledge Server サイトである必要があります。
  • ホスティング サーバーをポータルに構成する必要があります。
  • グラフ ストアをサーバー サイトに構成する必要があります。

ArcGIS Knowledge Server の詳細