Esri AMI を使用して ArcGIS Enterprise on Amazon Web Services(AWS)を作成し、それに SQL Server を含めた場合、ArcGIS Server Enterprise ライセンスを使用すると、[エンタープライズ ジオデータベースの作成(Create Enterprise Geodatabase)] ジオプロセシング ツールを使用してジオデータベースを作成できます。
注意:
[エンタープライズ ジオデータベースの作成(Create Enterprise Geodatabase)] ツールでは、Amazon Relational Database Service(RDS)for SQL Server インスタンスと ArcGIS Server ワークグループでライセンスされている SQL Server Express インスタンスのどちらにもジオデータベースを作成することはできません。SQL Server RDS にジオデータベース(または、追加ジオデータベース)を作成するには、「Amazon Relational Database Service for SQL Server インスタンスでのジオデータベースの作成」をご参照ください。ArcGIS Server ワークグループでライセンスされている SQL Server Express インスタンスにジオデータベースを作成するには、「追加のワークグループ ジオデータベースの作成」をご参照ください。
ArcGIS Server Cloud Builder on Amazon Web Services を使用してインスタンスを起動すると、2 つのエンタープライズ ジオデータベースが SQL Server に作成されます。さらにジオデータベースが必要な場合(たとえば、使用するジオデータベースの名前や場所をカスタマイズする場合や、独自の不連続データを保持する複数の部署が存在するため、それぞれに専用ジオデータベースが必要な場合)、追加ジオデータベースを作成できます。
AWS Management Console を使用して手動でサイトを設定した場合、ジオデータベースは作成されません。SQL Server のエンタープライズ ジオデータベースを、Amazon Web Services インスタンス上の ArcGIS Server と共に使用する場合、それらを作成する必要があります。
以下の手順に従って SQL Server にエンタープライズ ジオデータベースを作成し、Amazon Web Services インスタンス上の ArcGIS Server と共に使用します。
- ArcGIS Server インスタンスへのリモート デスクトップ接続を確立して、管理者としてログインします。
これを実行するには、セキュリティ グループで RDP ポート(3389)を開けておく必要があります。
- ArcMap を起動してカタログ ウィンドウを表示するか、ArcCatalog を起動します。
- [エンタープライズ ジオデータベースの作成(Create Enterprise Geodatabase)] ツールを開きます。
このツールは、[データ管理] ツールボックスの [ジオデータベース管理] ツールセットで検索または選択できます。
- [DBMS タイプ] ドロップダウン リストで [SQL Server] を選択します。
- [サービス] テキスト ボックスに、SQL Server がインストールされているインスタンスのパブリック DNS を入力するか、または貼り付けます。
- [データベース] テキスト ボックスに、ジオデータベースを格納するデータベースの名前を入力します。
- [オペレーティング システム認証] をオンにします。
- [SDE 所有スキーマ] をオフにします。
- ArcGIS Server インスタンスのキーコード ファイルを参照して、[認証ファイル] テキスト ボックスに値を設定します。
ArcGIS Server を認証した場合、キーコード ファイルは Program Files\ESRI\License<release>\sysgen に作成されています。
- [OK] をクリックして、このツールを実行します。
エラーが発生すると、拡張エラーがログ ファイル(GDBCreateGeodatabase<#>.log)に書き込まれます。このファイルは、ツールが実行されるコンピュータ上の %TEMP% 変数で指定されたディレクトリに作成されます。
これで、新しいジオデータベースが完成しました。