キャッシュの削除ユーティリティを使用すると、マップ サービスまたはイメージ サービスのキャッシュをコマンド ラインを使用して削除できます。このユーティリティは、タイル スキーマを含むキャッシュ全体を削除します。タイルだけを削除して、タイル スキーマをそのまま残す場合は、キャッシュ タイルの管理ユーティリティを使用します。
パラメーター
パラメーター | 詳細 |
---|---|
-u | ユーティリティを実行する ArcGIS Server ユーザーの名前。ユーザーには、操作を実行するための適切なレベルの権限が必要です。サイトが Web 層認証を使用するように構成されている場合、プライマリ サイト管理者のアカウントなどの組み込みユーザーを指定します。 |
-p | -u パラメーターで指定するユーザーのパスワード。 |
-s | サイトの URL。次のいずれかの形式で指定します。
|
-n | キャッシュを削除するサービスの名前。<サービス名>:<サービスの種類> の構文で指定します。 |
-i | ジョブで使用する ArcGIS Server の CachingTools サービスのインスタンスの数。「キャッシュを作成するためのサーバー リソースの割り当て」をご参照ください。 |
-h | ユーティリティのヘルプを出力します。 |
例
次の例は、SanDiego という名前のマップ サービスのキャッシュを削除します。
レガシー:
10.2.2 以前のバージョンでは、コマンド ラインからユーティリティを実行するときに Python ディレクトリと Python 拡張子 (* .py) を参照する必要がありましたが、 10.3 以降のバージョンでは、これは必要ありません。このような Python への依存性なしで、コマンド ラインから直接ユーティリティを実行することができます。
これらのユーティリティの実行を自動化するロジックを実装した場合は、スクリプトを更新して Python への依存性を削除する必要があります。以下に例を示します。
- <ArcGIS Server installation location>/arcgis/server/tools/python
- コマンド ライン ユーティリティの名前を参照するときの * .py 拡張子
正しい使用法については、次の例をご参照ください。
<ArcGIS Server installation location>/arcgis/server/tools/admin/deletecache -u admin -p admin -s http://gisserver.domain.com:6080 -n SanDiego:MapServer -i 3