このトピックでは、マップ サービスを操作するときに出力されるログ メッセージのコードの一覧を示します。 コードの一覧に続いて、ログ ファイルの 1 つ以上の表示例と、いくつかのメッセージが記載されています。
このトピックは 2 つの部分で構成されています。
- MapServer のメッセージ - マップ サービスによって書き込まれるエラー、警告、詳細メッセージ。
- Carto のメッセージ - マップの描画に関する詳細メッセージ。 Corto メッセージは、[冗長] ログ レベルが有効なときに使用できます。
MapServer のメッセージ
次の表は、マップ サービスにより生成されるログ メッセージの一覧と、それらの主な原因の説明です。 詳細ログ メッセージは 10000 ~ 10799 の範囲で、エラーと警告は 10800 ~ 10999 の範囲です。
コード番号 | テキスト | 説明 |
---|---|---|
10000 | GetDocumentInfo が開始しました。 | サービスの一般的なコンテンツの記述に使用可能なマップ サービスのプロパティが提供されます。 |
10001 | GetDocumentInfo が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10002 | GetMapCount が開始しました。 | マップ サービス内のマップの数 (データ フレーム) を返します。 |
10003 | GetMapCount が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10004 | GetMapName が開始しました。 | 指定されたインデックス値により示されるマップ (データ フレーム) の名前を返します。 |
10005 | GetMapName が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10006 | GetDefaultMapName が開始しました。 | マップ サービス内のアクティブなマップ (データ フレーム) の名前。 |
10007 | GetDefaultMapName が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10008 | GetServerInfo が開始しました。 | マップ (データ フレーム) の現在の状態についての情報を返します。 |
10009 | GetServerInfo が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10010 | ExportMapImage を開始します。 | マップ サービス内のデータ フレーム (マップ) から動的なマップ イメージを生成します。 |
10011 | ExportMapImage を終了します。 | このメッセージを使用して、サーバーがマップ イメージを動的に描画するために要した時間を判定できます。 ArcGIS REST API を使用すると、このメッセージを一定時間にわたって採取し、サービス パフォーマンスの統計を抽出できます。 |
10012 | ExportScaleBar が開始しました。 | マップ サービス内のデータ フレーム (マップ) の縮尺記号画像を生成します。 |
10013 | ExportScaleBar が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10014 | Find が開始しました。 | マップ サービス内で、データ フレーム内の 1 つ以上のレイヤーの属性を特定の検索文字列で検索します。 |
10015 | Find が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10016 | Identify が開始しました。 | 空間検索に基づいて、マップのフィーチャとそれらの属性値を返します。 |
10017 | Identify が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10018 | QueryFeatureCount が開始しました。 | 指定されたレイヤー ID について、クエリ フィルターの選択条件を満たすフィーチャの数を返します。 |
10019 | QueryFeatureCount が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10020 | QueryFeatureIDs が開始しました。 | 指定されたレイヤー ID について、クエリ フィルターの選択条件を満たすフィーチャ ID の組を返します。 |
10021 | QueryFeatureIDs が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10022 | QueryFeatureData が開始しました。 | 指定されたレイヤー ID について、クエリ フィルターの選択条件を満たすフィーチャ (ジオメトリおよび属性) のレコード セットを返します。 |
10023 | QueryFeatureData が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10024 | QueryFeatureCount2 が開始しました。 | 指定されたレイヤー記述について、クエリ フィルターの選択条件を満たすフィーチャの数を返します。 |
10025 | QueryFeatureCount2 が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10026 | QueryFeatureIDs2 が開始しました。 | 指定されたレイヤー記述について、クエリ フィルターの選択条件を満たすフィーチャの ID を返します。 |
10027 | QueryFeatureIDs2 が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10028 | QueryFeatureData2 が開始しました。 | 指定されたレイヤー記述について、クエリ フィルターの選択条件を満たすフィーチャのレコード セットを返します。 |
10029 | QueryFeatureData2 が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10030 | QueryHyperlinks が開始しました。 | 定義されたマップ範囲内で可視のレイヤーについて、フィーチャのジオメトリと、関連付けられているハイパーリンクの URL を返します。 |
10031 | QueryHyperlinks が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10032 | ComputeScale が開始しました。 | 指定されたサイズの画像について、与えられたマップの範囲で指定されたマップ (データ フレーム) の大きさを計算します。 |
10033 | ComputeScale が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10034 | ComputeDistance が開始しました。 | マップ (データ フレーム) 内の 2 つのポイント間の距離を計算します。 |
10035 | ComputeDistance が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10036 | ToMapPoints が開始しました。 | ポイントを画面座標からマップ座標に変換します。 |
10037 | ToMapPoints が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10038 | FromMapPoints が開始しました。 | マップ座標を画面座標に変換します。 |
10039 | FromMapPoints が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10040 | GetLegendInfo が開始しました。 | マップのレイヤーについて、レイヤー名、グループの見出し、分類ラベル、シンボル見本などの凡例情報を返します。 |
10041 | GetLegendInfo が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10042 | GetSQLSyntaxInfo が開始しました。 | 指定されたレイヤーの SQL 構文情報を返します。 |
10043 | GetSQLSyntaxInfo が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10044 | GetSupportedImageReturnTypes が開始しました。 | マップ サービスにより生成された画像を取得するためサポートされている形式を返します。 |
10045 | GetSupportedImageReturnTypes が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10046 | IsFixedScaleMap が開始しました。 | マップ (データ フレーム) にキャッシュがあるかどうかを判定します。 キャッシュは単一の融合マップ、またはレイヤー キャッシュです。 |
10047 | IsFixedScaleMap が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10048 | HasSingleFusedMapCache が開始しました。 | マップ (データ フレーム) に融合キャッシュがあるかどうかを判定します。 マップ サービスの各マップは、融合キャッシュを 1 つだけ持つことができます。 |
10049 | HasSingleFusedMapCache が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10050 | GetTileCacheInfo が開始しました。 | 指定されたマップのキャッシュ構成プロパティを取得します。 |
10051 | GetTileCacheInfo が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10052 | GetTileImageInfo が開始しました。 | キャッシュ タイルの画像形式についての情報を取得します。 |
10053 | GetTileImageInfo が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10054 | GetMapTile が開始しました。 | 特定の場所について、融合マップ キャッシュから画像タイルを返します。 |
10055 | GetMapTile が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10056 | HasLayerCache が開始しました。 | マップ (データ フレーム) の指定されたレイヤーにレイヤー キャッシュがあるかどうかを判定します。 |
10057 | HasLayerCache が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10058 | GetLayerTile が開始しました。 | 特定の場所について、レイヤー キャッシュから画像タイルを返します。 |
10059 | GetLayerTile が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10060 | GetVirtualCacheDirectory が開始しました。 | マップ (データ フレーム) 内の指定されたレイヤーについて、キャッシュ タイルを含む仮想ディレクトリを取得します。 |
10061 | GetVirtualCacheDirectory が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10062 | GetCacheName が開始しました。 | マップ (データ フレーム) 内の指定されたレイヤーのキャッシュ名を取得します。 |
10063 | GetCacheName が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10064 | GetCacheDescriptionInfo が開始しました。 | 指定されたマップのキャッシュの記述情報を取得します。 これには、キャッシュのコントロール情報、タイルのキャッシュ情報、画像の情報、キャッシュ タイプの情報が含まれます。 |
10065 | GetCacheDescriptionInfo が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10066 | GetCacheControlInfo が開始しました。 | 指定されたマップのキャッシュ コントロール情報を取得します。 これは、クライアントでキャッシュが許可されているかどうかを判定するために主に使用されます。 |
10067 | GetCacheControlInfo が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10068 | GetServiceConfigurationInfo が開始しました。 | マップ サービスの構成制限についての情報を含む、名前と値のペアの組を返します。 |
10069 | GetServiceConfigurationInfo が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10070 | ExportLayout が開始しました。 | 指定されたページ記述オブジェクトに基づいてレイアウトの画像を生成し、ディスクの指定されたファイルに画像を書き込みます。 |
10071 | ExportLayout が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10072 | ExportLegend が開始しました。 | 凡例を画像ファイルにエクスポートします。 これは、マップ サービスへのインターネット接続では使用できません。 |
10073 | ExportLegend が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10074 | ExportNorthArrow が開始しました。 | 画像ファイルに方位記号をエクスポートします。 これは、マップ サービスへのインターネット接続では使用できません。 |
10075 | ExportNorthArrow が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10076 | FromPagePoints が開始しました。 | ページ座標を画面上の位置に変換します。 これは、マップ サービスへのインターネット接続では使用できません。 |
10077 | FromPagePoints が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10078 | ToPagePoints が開始しました。 | 画面上の位置をページ座標に変換します。 これは、マップ サービスへのインターネット接続では使用できません。 |
10079 | ToPagePoints が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10080 | ApplyMapDescription が開始しました。 | マップ記述の現在の状態を、マップ サーバー オブジェクトに適用します。 これは、マップ サービスへのインターネット接続では使用できません。 |
10081 | ApplyMapDescription が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10082 | RefreshServerObjects が開始しました。 | 基礎となる微細なオブジェクトの現在の状態に基づいて、サーバー情報を更新します。 これは、マップ サービスへのインターネット接続では使用できません。 |
10083 | RefreshServerObjects が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10084 | レイヤー <レイヤー名> の Find が開始しました。 | マップ サービス内で、データ フレームの特定のレイヤーの属性について、指定された検索文字列を検索します。 |
10085 | レイヤー <レイヤー名> の Find が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10086 | レイヤー <レイヤー名> の Identity が開始しました。 | 特定のレイヤーの空間検索に基づいて、マップのフィーチャとそれらの属性値を返します。 |
10087 | レイヤー <レイヤー名> の Identity が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10088 | レイヤー <レイヤー名> の QueryHyperlinks が開始しました。 | 定義されたマップ範囲内で特定のレイヤーについて、フィーチャのジオメトリと、関連付けられているハイパーリンクの URL を返します。 |
10089 | レイヤー <レイヤー名> の QueryHyperlinks が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10090 | レイヤー <レイヤー名> の GetLegendInfo が開始しました。 | マップの特定のレイヤーについて、レイヤー名、グループの見出し、分類ラベル、シンボル見本などの凡例情報を返します。 |
10091 | レイヤー <レイヤー名> の GetLegendInfo が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10092 | MapReaderOpen が開始しました。 | 指定されたパスに格納されている MXD または PMF ファイルを開きます。 |
10093 | MapReaderOpen が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10094 | メソッド: <メソッド名> の準備が開始しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10095 | メソッド: <メソッド名> の準備が完了しました。 | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10096 | QueryOperation_Start | このメッセージは、QueryFeatureData と QueryFeatureData2 で使用されます。 |
10097 | QueryOperation_End | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10098 | ImageGeneration_Started | マップ サービスから画像ファイルを作成します。 |
10099 | ImageGeneration_End | このコードを使用して、このメソッドの処理に要した時間を判定できます。 |
10138 | 範囲:<XMin>,<YMin>,<XMax>,<YMax>;サイズ:<size 1>,<size 2>;縮尺:<scale value> | ExportMapImage リクエストでは、このコードは要求されたマップ画像の範囲 (マップ サービスの単位)、サイズ (ピクセル単位)、縮尺 (縮尺率) を返します。 |
103023 | シンボルの描画 | メソッド Map.Draw の一部としてマップ シンボルが描画されます。 |
103024 | データ アクセス シンボル化 クエリの実行 | シンボルを表すデータにアクセスし、シンボル化を初期化し、検索式を実行してフィーチャの記号化を取得します。 |
10800 | MapServerFailed | MapServer:Connect メソッドの実行中に多くのエラーが発生する可能性があります。 特定のエラーの詳細は、メッセージのテキストに書き込まれます。 |
10801 | マップ: <マップ名> のレイヤー <レイヤー名> が無効です。 | 提供されるマップに、リンクの切れたレイヤーが存在する場合、このエラーが発生します。 データへのリンクが切れたレイヤーがマップに存在するかどうかチェックしてください。 存在する場合、データを修復してからマップ サービスを更新します。 |
10802 | InvalidLicense | |
10803 | サポートされていないリクエスト名 | |
10804 | リクエストされた機能はサポートされていません。 | これらの機能はサーバー管理者により設定されます。 |
10805 | QueryFilter の SubField にある Invalid または Invisible フィールド | このメッセージは、QueryFeatureData または QueryFeatureData2 の QueryFilter に無効なフィールドが含まているとき発生します。 無効なフィールドとは、提供される元のマップ ドキュメントで非表示としてマークされているフィールドか、マップ サービスに存在しないフィールドが検索式に指定されているものです。 |
10806 | サービスがデータから切断されました。 | この警告は、データ ソースに接続されていないマップ サービス レイヤーで、Find、Identify、QueryFeatureCount、QueryFeatureCount2、QueryFeatureIds、QueryFeatureIds2、QueryFeatureData、QueryFeatureData2、QueryHyperlinks、GetLegendInfo、GetSQLSyntaxinfo のいずれかのメソッドの実行を試みたときに発生します。 |
10807 | ドキュメントはパスワードで保護された安全なレイヤーを含んでいます。 | セキュアなレイヤーを含むマップは提供できません。 マップを正しく提供するには、パスワードを必要とするレイヤーをマップから削除する必要があります。 |
10808 | ファイル <ファイル名> は無効です。 ファイル <ファイル名> が存在しません。 ファイル <ファイル名> へのアクセスが拒否されました。 | マップ ドキュメントを正しく提供するには、マップ ドキュメントが有効で、ArcGIS Server サーバー アカウントからアクセス可能な必要があります。 何かの理由でファイルが破損し、マップ ドキュメントの再作成が必要な可能性があります。 マップ ドキュメントと、そのディレクトリへのアクセス権もチェックしてください。 |
10809 | PMF ファイル <ファイル名> は、ArcReader アプリケーションでのみ読み取り可能です。 | PMF (公開済みのマップ ファイル) は、ArcReader のみがドキュメントを開けるように構成可能です。 この方法で構成された PMF は提供できません。 このようなマップを提供するには、ArcReader 以外のアプリケーションでも PMF を開けるように、新しい PMF を作成する必要があります。 |
10810 | 以下の機能が無効であるため、この PMF を取り扱えません: <機能の名前> | PMF (公開済みのマップ ファイル) は、指定された機能が PMF で制限されるように構成可能です。 このような機能には、エクスポート、検索、個別属性、ビューの変更、ハイパーリンクへのアクセス、レイヤーの可視性の変更、計測、クエリ、検索値、TOC のビューがあります。 PMF を公開するときにこれらの機能が無効にされている場合、PMF を提供できません。 このようなマップを提供するには、機能を無効にしない構成で、新しい PMF を作成する必要があります。 |
10811 | PMF ファイル <ファイル名> はパスワードで保護されており、サーバーから使用できません。 | パスワードで保護されている PMF (公開済みのマップ ファイル) は提供できません。 マップを提供するには、パスワード保護なしで新しい PMF を作成する必要があります。 |
10812 | PMF ファイル <ファイル名> がタイムアウトしました。 | PMF (公開済みのマップ ファイル) はタイムアウト オプション付きで作成可能です。 タイムアウトの日付が過ぎた PMF は開くことができず、その PMF を基礎とするマップ サービスは提供できなくなります。 |
10813 | 指定された PMF ドキュメントを読み取れません。 | PMF (公開済みのマップ ファイル) を正しく提供するには、PMF が有効で、ArcGIS Server アカウントからアクセス可能な必要があります。 PMF の再作成が必要なこともあります。 PMF ファイルと、そのディレクトリへのアクセス権もチェックしてください。 |
10814 | PMF ファイル <ファイル名> を開けません。 原因: PMF ファイルがサーバーからアクセスできない可能性があります。 | PMF (公開済みのマップ ファイル) を正しく提供するには、PMF が有効で、ArcGIS Server アカウントからアクセス可能な必要があります。 PMF の再作成が必要なこともあります。 PMF ファイルと、そのディレクトリへのアクセス権もチェックしてください。 |
10815 | PMF ファイル <ファイル名> にグローブが含まれているため、MapServer から開けません。 | PMF (公開済みのマップ ファイル) にはグローブが含まれていることがあります。 このような PMF は、マップ サービスの作成には使用できません。 マップ サービスを作成するには、マップからグローブを削除し、PMF を再公開する必要があります。 |
10816 | PMF ドキュメント <ファイル名> を開けません。 | PMF (公開済みのマップ ファイル) を正しく提供するには、PMF が有効で、ArcGIS Server アカウントからアクセス可能な必要があります。 PMF の再作成が必要なこともあります。 PMF ファイルと、そのディレクトリへのアクセス権もチェックしてください。 |
10817 | PMFInvalidFileType | PMF (公開済みのマップ ファイル) を正しく提供するには、PMF が有効で、ArcGIS Server アカウントからアクセス可能な必要があります。 PMF の再作成が必要なこともあります。 PMF ファイルと、そのディレクトリへのアクセス権もチェックしてください。 |
10818 | PMFUnknownError | |
10819 | MissingParameter | マップ サービスへのリクエストに、必要なパラメーターが欠けています。 |
10820 | OutputDirectoryNotFound | 出力ディレクトリには、マップ サービス用の一時ファイルがサーバーによって作成されます。 このディレクトリは、マップ サービスを公開するときにサーバー管理者によって指定され、マップ サービス構成の一部です。 このディレクトリが存在し、ArcGIS Server アカウントからアクセス可能な必要があります。 このディレクトリが存在し、アクセス可能なことを確認してください。 |
10821 | OutputDirectoryAccessDenied | 出力ディレクトリには、マップ サービス用の一時ファイルがサーバーによって作成されます。 このディレクトリは、マップ サービスを公開するときにサーバー管理者によって指定され、マップ サービス構成の一部です。 このディレクトリが存在し、ArcGIS Server アカウントからアクセス可能な必要があります。 このディレクトリが存在し、アクセス可能なことを確認してください。 |
10822 | PropertyFilePathUndefined | このエラーは、MapServer がプロパティ セット内に FilePath のプロパティを見つけられないときに発生します。 |
10823 | IsCacheMissing | IsCached はマップ サービスの構成で、マップ サービスにキャッシュが存在するかどうかを示します。 構成ファイルを調べて、この設定が存在し、正しく設定されていることを確認してください。 |
10824 | CacheOnDemandMissing | CacheOnDemandMissing はマップ サービスの構成で、マップ サービスがオンデマンドのキャッシュ処理を行うかどうかを示します。 構成ファイルを調べて、この設定が存在し、正しく設定されていることを確認してください。 |
10825 | IgnoreCacheMissing | IgnoreCacheMissing はマップ サービスの構成で、マップ サービスが既存のキャッシュを無視するかどうかを示します。 構成ファイルを調べて、この設定が存在し、正しく設定されていることを確認してください。 |
10826 | ClientCachingAllowedMissing | ClientCachingAllowedMissing はマップ サービスの構成です。 構成ファイルを調べて、この設定が存在し、正しく設定されていることを確認してください。 |
10827 | MapServer::OnStart() failed: 一時的なディレクトリ名を作成できませんでした。 | MapServer は、arcgisoutput ディレクトリの下に、各マップ サービス用のディレクトリを作成します。 これらのディレクトリは、サービスで WMS 機能が有効なとき、WMS ファイル用に使用されます。 このエラーは、ArcGIS Server アカウントがディレクトリを作成できないときに発生することがあります。 arcgisoutput ディレクトリへの適切な権限が ArcGIS Server アカウントに与えられていることを確認してください。 |
10828 | MapServer::OnStop() failed: 一時的なディレクトリ名を作成できませんでした。 | MapServer は、arcgisoutput ディレクトリの下に、各マップ サービス用のディレクトリを作成します。 これらのディレクトリは、サービスで WMS 機能が有効なとき、WMS ファイル用に使用されます。 このエラーは、ArcGIS Server アカウントがディレクトリを作成できないときに発生することがあります。 arcgisoutput ディレクトリへの適切な権限が ArcGIS Server アカウントに与えられていることを確認してください。 |
10829 | 無効なサービス設定です。 データから切断したサービスはキャッシュを無視できません。 | マップ サービスは、データから切断されるとキャッシュを使用する必要があります。 マップ サービスがデータから切断されている場合、プロパティ IgnoreCache は false である必要があります。 |
10830 | 無効なサービス設定です。 サービスをオンデマンド キャッシュ モードにできず、サービスはデータから切断されます。 | オンデマンド キャッシュを使用しているマップ サービスはデータから切断できません。 |
10831 | 無効なサービス設定です。 サービスをオンデマンド キャッシュ モードにできないため、キャッシュを無視します。 | オンデマンド キャッシュを使用しているマップ サービスはキャッシュを使用する必要があります。 マップ サービスがオンデマンド キャッシュを使用している場合、プロパティ IgnoreCache は false である必要があります。 |
10832 | MapServer の構築に失敗しました。 IServerEnvironment のポインターを取得できませんでした。 | |
10833 | サーバー オブジェクトの管理者権限がありません。 | |
10834 | キャッシュへ接続できません。 | |
10835 | WMS 機能は割り当てられた出力ディレクトリを必要とするため、設定を開始することができませんでした。 このサービスへ出力ディレクトリを割り当ててください。 | |
10836 | MapNotFound | 多くのリクエストには、パラメーターとしてマップ名が必要です。 このエラーは、MapServer リクエストのマップ名の値が、有効で利用可能なマップ サービス名と一致していないときに発生します。 |
10837 | 一般ジオデータベース エラー | ジオデータベース内でエラーが発生する理由はいくつか存在します。 このマップ サーバー エラーは、すべてのジオデータベース エラーを単一のマップ サーバー エラー コードで一括したものです。 |
10838 | ID: <ID 番号> のレイヤーが見つかりません。 | 指定された LayerID が正しくありません。 |
10849 | 無効な Where 句または定義式が要求されました: "<Where 句または定義式>" | このメッセージは、データベース固有の関数と構文が検索式で使用された場合にログ出力されます。 このメッセージが継続的にログ出力される場合、セキュリティへの脅威や SQL インジェクション攻撃を示している可能性があります。 詳細については、「標準化されたクエリについて」をご参照ください。 |
例
この例は、存在しないフィールド名を使用してマップ サービスに検索式を送信した場合に表示される可能性があるエラー メッセージの説明です。
方法 | メッセージ | 経過時間 | コード |
---|---|---|---|
MapServer.QueryFeatureData | QueryFeatureData が開始しました。 | 10022 | |
MapServer.QueryFeatureData | メソッド: QueryFeatureData の準備が開始しました。 | 10094 | |
MapServer.QueryFeatureData | メソッド: QueryFeatureData の準備が完了しました。 | 0.00111 | 10095 |
MapServer.QueryFeatureData | メソッド: QueryFeatureData のクエリ操作が開始しました。 | 10096 | |
ジオデータベース エラー: 存在しないカラムが指定されました。 | 10837 | ||
MapServer.QueryFeatureData | QueryFeatureData が完了しました。 | 0.01171 | 10023 |
MapServer.QueryFeatureData | メソッドが失敗しました。HRESULT = 0x80040358 : これは、このエラーを返したインターフェイスに固有の FACILITY_ITF エラーです。 このエラーを返したインターフェイスのドキュメントで、この HRESULT についての情報を調べてください。 | 0.0138 | 100005 |
2 つのエラーが返されました。 1 つはコード 10837 を使用し、MapServer により生成されました。 コード 10837 は、ジオデータベースにより生成されたすべてのエラーについて、MapServer により使用される汎用コードです。 メッセージのテキストは「ジオデータベース エラー:」の後に、ジオデータベースから提供されるテキストが続いたものです。 この例では、ジオデータベースにより生成されたテキストは「存在しないカラムが指定されました」です。
別のエラー メッセージはコード 100005 で、同じ問題について報告されたものです。 このメッセージはシステムにより生成されたメッセージです。 この冗長性は意図されたものです。
Carto メッセージ
ログが [冗長] に設定されているとき、マップ サービスは 2 つのソース、すなわち MapServer のメソッドと Carto のメソッドからのメッセージを提供します。 Carto は、マップを描画するオブジェクトのパッケージです。 Carto メッセージは、クライアントが ExportMapImage を呼び出したときマップ サーバーのコンテキスト内で発生するサブプロセスを指しています。
コード番号 | テキスト | 説明 |
---|---|---|
103000 | レイヤー描画の開始: <レイヤー名> | レイヤー描画は、ジオグラフィ フェーズの一部です。 |
103001 | レイヤー描画の終了: <レイヤー名> | このコードを使用して、レイヤーの描画に要した時間を判定できます。 |
103002 | グループ レイヤーの描画開始: <レイヤー名> | グループ レイヤーの描画は、ジオグラフィ フェーズの一部です。 |
103003 | グループ レイヤーの描画終了: <レイヤー名> | このコードを使用して、グループ レイヤーのすべてのメンバー レイヤーの描画に要した時間を判定できます。 |
103004 | ジオグラフィ フェーズの開始 | これは、個別のレイヤーのフィーチャが描画されるフェーズです。 このフェーズには、レイヤーのデータに対する検索式の実行 (コード 103021) と、レイヤーのフィーチャを描画する動作が含まれます。 また、フィーチャクラスを基礎とするレイヤーの場合、描画されるフィーチャの数が報告されます (コード 103019)。 |
103005 | ジオグラフィ フェーズの終了 | このコードを使用して、マップのすべてのレイヤーを描画するために要した時間を判定できます。 |
103006 | アノテーション フェーズの開始 | これは、グラフィックス、ラベル、アノテーションが描画されるフェーズです。 |
103007 | アノテーション フェーズの終了 | このコードを使用して、マップのグラフィックス、ラベル、アノテーションを描画するために要した時間を判定できます。 |
103008 | 選択描画フェーズの開始 | これは、選択されたフィーチャが描画されるフェーズです。 |
103009 | 選択描画フェーズの終了 | このコードを使用して、マップの選択されたフィーチャを描画するために要した時間を判定できます。 |
103010 | グラフィック選択描画フェーズの開始 | これは、選択されたグラフィックが描画されるフェーズです。 |
103011 | グラフィック選択描画フェーズの終了 | このコードを使用して、マップの選択されたグラフィックを描画するために要した時間を判定できます。 |
103012 | マップのカスタム描画フェーズの開始 | これは、カスタム フィーチャやエレメントが描画されるフェーズです。 これは「後描画」とも呼ばれます。 これらのフィーチャやエレメントは多くの場合、拡張ソフトウェアによって生成されます。 これらはカスタム レイヤーではないことに注意してください。 |
103013 | マップのカスタム描画フェーズの終了 | このコードを使用して、マップのカスタム フィーチャやエレメントの描画に要した時間を判定できます。 |
103014 | グラフィック描画の開始 | これは、アノテーション フェーズの一部です。 |
103015 | グラフィックの描画の終了 | このコードを使用して、マップのグラフィックの描画に要した時間を判定できます。 |
103016 | ラベリングの開始 | これは、アノテーション フェーズの一部です。 |
103017 | ラベリングの終了 | このコードを使用して、マップのラベリングの描画に要した時間を判定できます。 |
103018 | ラベリング レイヤー: | これは、マップ内でラベリングされるレイヤーの一覧です。 ラベル配置のバリアとなるレイヤーの一覧も表示されます。 |
103019 | フィーチャ数: | これは、特定のレイヤーについて指定された範囲に描画されるフィーチャの数です。 |
103020 | グラフィック数: | これは、特定のレイヤーについて指定された範囲に描画されるグラフィックの数です。 |
103021 | クエリを実行しています。 | このコードを使用して、描画時にレイヤーがフィーチャクラスに基づいてデータベースを検索するために要した時間を判定できます。 |
103022 | マスキング レイヤーとして描画 | マスキング レイヤーとして使用されるレイヤーです。 |
103800 | LayerDrawingError | 描画エラーが発生したことを示します。 |
例: マップ サービスへの接続 (Desktop クライアント)
この例は、ArcGIS Desktop からマップ サービスに接続するとき表示される可能性がある詳細メッセージの説明です。 このログは、特定の MapServer 関連のメッセージを強調し、[Info] メッセージを削除するよう編集されています。
ArcGIS Desktop がマップ サービスに接続するとき (HTTP 接続)、GetDefaultMapName、GetServerInfo、IsFixedScaleMap、GetSupportedImageReturnTypes、GetLegendInfo の複数のリクエストが行われます。 最初のリクエストは GetDefaultMapName です。
方法 | メッセージ | 経過時間 | コード |
---|---|---|---|
MapServer.GetDefaultMapName | GetDefaultMapName が開始しました。 | 10006 | |
MapServer.GetDefaultMapName | GetDefaultMapName が完了しました。 | 0.00032 | 10007 |
GetDefaultMapName は、マップ サービスのアクティブ マップの名前を返します。 この例では、MapServer は GetDefaultMapName リクエストを完了するために 0.00032 秒を要しています。 次のリクエストは GetServerInfo です。
方法 | メッセージ | 経過時間 | コード |
---|---|---|---|
MapServer.GetServerInfo | GetServerInfo が開始しました。 | 10008 | |
MapServer.GetServerInfo | GetServerInfo が完了しました。 | 0.06732 | 10009 |
GetServerInfo は、マップの現在の状態についての情報、たとえばどのレイヤーが可視 (オンになっている) かなどを返します。 この例では、リクエストを完了するために MapServer で 0.06732 秒を要しています。 次は GetCacheDescriptionInfo です。
方法 | メッセージ | 経過時間 | コード |
---|---|---|---|
MapServer.GetCacheDescriptionInfo | GetCacheDescriptionInfo が開始しました。 | 10064 | |
MapServer.GetCacheDescriptionInfo | GetCacheDescriptionInfo が完了しました。 | 0.0003 | 10065 |
GetCacheDescriptionInfo は、与えられたマップのキャッシュ記述情報を返します。 これには、キャッシュのコントロール情報、タイルのキャッシュ情報、画像の情報、キャッシュ タイプの情報が含まれます。 この例では、リクエストを完了するために MapServer で 0.0003 秒を要しています。 GetCacheDescriptionInfo リクエストの発行後、ArcGIS Desktop は HasSingleFusedMapCache リクエストを発行します。
方法 | メッセージ | 経過時間 | コード |
---|---|---|---|
MapServer.HasSingleFusedMapCache | HasSingleFusedMapCache が開始しました。 | 10048 | |
MapServer.HasSingleFusedMapCache | HasSingleFusedMapCache が完了しました。 | 0.0003 | 10049 |
HasSingleFusedMapCache は、マップ サービスに融合キャッシュがあるかどうかを判定します。 この例では、リクエストを完了するために MapServer で 0.0003 秒を要しています。 次のリクエストは IsFixedScaleMap です。
方法 | メッセージ | 経過時間 | コード |
---|---|---|---|
MapServer.IsFixedScaleMap | IsFixedScaleMap が開始しました。 | 10046 | |
MapServer.IsFixedScaleMap | IsFixedScaleMap が完了しました。 | 0.00032 | 10047 |
IsFixedScaleMap は、マップ サービスにキャッシュがあるかどうかを判定します。 これは、融合またはマルチレイヤー キャッシュです。 この例では、リクエストを完了するために MapServer で 0.00032 秒を要しています。 次のリクエストは GetSupportedImageReturnTypes です。
方法 | メッセージ | 経過時間 | コード |
---|---|---|---|
MapServer.GetSupportedImageReturnTypes | GetSupportedImageReturnTypes が開始しました。 | 10044 | |
MapServer.GetSupportedImageReturnTypes | GetSupportedImageReturnTypes が完了しました。 | 0.0003 | 10045 |
GetSupportedImageReturnTypes は、サポートされる画像形式の一覧を提供します。 この例では、リクエストを完了するために MapServer で 0.00032 秒を要しています。 最後のリクエストは GetLegendInfo です。
方法 | メッセージ | 経過時間 | コード |
---|---|---|---|
MapServer.GetLegendInfo | GetLegendInfo が開始しました。 | 10040 | |
MapServer.GetLegendInfo | レイヤー 'Layer #1' の GetLegendInfo が開始しました。 | 10090 | |
MapServer.GetLegendInfo | レイヤー 'Layer #1' の GetLegendInfo が完了しました。 | 0.00206 | 10091 |
MapServer.GetLegendInfo | レイヤー 'Layer #2' の GetLegendInfo が開始しました。 | 10090 | |
MapServer.GetLegendInfo | レイヤー 'Layer #2' の GetLegendInfo が完了しました。 | 0.00087 | 10091 |
MapServer.GetLegendInfo | レイヤー 'Group Layer member #1' の GetLegendInfo が開始しました。 | 10090 | |
MapServer.GetLegendInfo | レイヤー 'Group Layer member #1' の GetLegendInfo が完了しました。 | 0.001 | 10091 |
MapServer.GetLegendInfo | レイヤー 'Group Layer member #2' の GetLegendInfo が開始しました。 | 10090 | |
MapServer.GetLegendInfo | レイヤー 'Group Layer member #2' の GetLegendInfo が完了しました。 | 0.00086 | 10091 |
MapServer.GetLegendInfo | レイヤー 'Raster layer' の GetLegendInfo が開始しました。 | 10090 | |
MapServer.GetLegendInfo | レイヤー 'Raster layer' の GetLegendInfo が完了しました。 | 0.00087 | 10091 |
MapServer.GetLegendInfo | GetLegendInfo が完了しました。 | 0.01252 | 10041 |
GetLegendInfo は、各レイヤーの凡例情報を返します。 凡例をサポートする各レイヤーには、開始と完了のメッセージがあります。 これらのメッセージは、そのレイヤーの凡例情報をパッケージ化するために要した時間も含めて、ログ出力されます。
例: ExportMapImage
この例は、マップ サービスから ExportMapImage メソッドを使用して動的なマップ画像をリクエストしたとき表示される可能性がある詳細ログ メッセージの説明です。 このログは、特定の MapServer 関連のメッセージを強調し、[Info] メッセージを削除するよう編集されています。
ExportMapImage プロセスは 9 つの部分に分けられます。 それぞれの部分は、次の順序で実行されます:
- リクエストの受領
- マップの準備
- ジオグラフィ フェーズ - 各マップ レイヤーの描画
- アノテーション フェーズ - グラフィック、ラベリング、アノテーションの描画
- 選択描画
- グラフィックの選択
- 後描画 - カスタム フィーチャの描画
- 画像の生成
- プロセスの完了と結果の送信
サーバーが ExportMapImage リクエストを受信した後で、最初の手順はマップの準備です。
方法 | メッセージ | 経過時間 | コード |
---|---|---|---|
MapServer.ExportMapImage | ExportMapImage を開始します。 | 10010 | |
MapServer.ExportMapImage | メソッド: ExportMapImage の準備が開始しました。 | 10094 | |
MapServer.ExportMapImage | メソッド: ExportMapImage の準備が完了しました。 | 0.14895 | 10095 |
準備には、マップへの MapDescription の適用と、描画するマップのセットアップが含まれます。 これには、必要なジオトランスフォーメーションの適用や、いずれかのレイヤーに対する選択の適用が含まれます。 この例では、準備に 0.14895 秒を要しています。 次の手順はマップの描画です。 マップの描画には多くのフェーズが含まれます。 最初のフェーズはジオグラフィ フェーズです。
方法 | メッセージ | 経過時間 | コード |
---|---|---|---|
Map.Draw | ジオグラフィ フェーズの開始。 | 103004 |
これは、個別のレイヤーのフィーチャが描画されるフェーズです。 ここに示すのは、"Layer 3" という名前のレイヤーの例です。
方法 | メッセージ | 経過時間 | コード |
---|---|---|---|
Map.Draw | レイヤー描画の開始: Layer 3 | 103000 | |
FeatureLayer.Draw | クエリの実行。 | 0.00332 | 103021 |
UniqueValueRenderer.Draw | フィーチャ数: 51 | 103019 | |
Map.Draw | レイヤー描画の終了: Layer 3 | 0.10421 | 103001 |
レイヤー 3 はフィーチャ レイヤーです。 このため、データベースへのクエリが実行されます (コード 103021)。 このクエリの経過時間は 0.00332 秒です。 この時間は、描画全体の経過時間に含まれます (コード 103001)。 この時間を、"レイヤー描画の終了" (コード 103001) の時間に加算しません。 このレイヤーに描画されるフィーチャの数、すなわちマップの指定された範囲内のフィーチャ数は 51 と報告されます。 また、メソッド内でレンダラーのタイプが報告されることにも注目してください。 この例では、Layer 3 が固有の値のレンダラーを使用しています。
レイヤーがフィーチャ以外のレイヤーである場合、レイヤー描画の開始 (コード 103000) とレイヤー描画の終了 (コード 103001) のみが報告されます。 ラスター レイヤーの例を示します。
方法 | メッセージ | 経過時間 | コード |
---|---|---|---|
Map.Draw | レイヤー描画の開始: Raster Layer | 103000 | |
Map.Draw | レイヤー描画の終了: Raster Layer | 0.64353 | 103001 |
グループ レイヤーのログ メッセージと、ジオグラフィ フェーズの終了を示すメッセージ (コード 103001) の例を下に示します。
方法 | メッセージ | 経過時間 | コード |
---|---|---|---|
Map.Draw | グループ レイヤーの描画開始: Group Layer | 103002 | |
GroupLayer.Draw | レイヤー描画の開始: Group Layer member #2 | 103000 | |
FeatureLayer.Draw | クエリの実行。 | 0.02128 | 103021 |
SimpleRenderer.Draw | フィーチャ数: 168 | 103019 | |
GroupLayer.Draw | レイヤー描画の終了: Group Layer member #2 | 0.02934 | 103001 |
GroupLayer.Draw | レイヤー描画の開始: Group Layer member #1 | 103000 | |
FeatureLayer.Draw | クエリの実行。 | 0.00898 | 103021 |
SimpleRenderer.Draw | フィーチャ数: 13 | 103019 | |
GroupLayer.Draw | レイヤー描画の終了: Group Layer member #1 | 0.01678 | 103001 |
Map.Draw | グループ レイヤーの描画終了: Group Layer | 0.04732 | 103003 |
Map.Draw | ジオグラフィ フェーズの終了。 | 1.01074 | 103005 |
このグループ レイヤー "Group Layer" の例には、"Group Layer member #1" と "Group Layer member #2" の 2 つのメンバー レイヤーが含まれています。 以前に記述されたレイヤー タイプに基づいて、それぞれのメンバー レイヤーが描画され、メッセージがログ出力されます。 グループ レイヤーの描画終了のコード (103003) は、レイヤーの終了コード (103001) とは異なることに注目してください。 グループ レイヤーの描画の経過時間は、そのグループ レイヤーに含まれるすべてのメンバー レイヤーの経過時間の合計です。
マップ描画の次のフェーズは、アノテーション フェーズです。 このフェーズには、マップ フィーチャのグラフィック、アノテーション、ラベリングの描画が含まれます。
方法 | メッセージ | 経過時間 | コード |
---|---|---|---|
Map.Draw | アノテーション フェーズの開始。 | 103006 |
マップの描画される範囲内にグラフィックがある場合、その数が報告されます (コード 103020)。
方法 | メッセージ | 経過時間 | コード |
---|---|---|---|
Map.Draw | グラフィック描画の開始。 | 103014 | |
CompositeGraphicsLayer.Draw | グラフィック数: 3。 | 103020 | |
Map.Draw | グラフィック描画の終了。 | 0.00128 | 103015 |
上の例で、マップの描画される範囲内には 3 つのグラフィックがあり、処理に 0.00128 秒を要しています。 マップにグラフィックが存在しない場合も、ソフトウェアは各フェーズで最小の処理を行う必要があることに注意してください。
アノテーションの次のフェーズは、「オン ザ フライ」のフィーチャのラベリングです。 任意の数のレイヤーについて、定義された任意の数の配置ルールに従ってラベリングを行えます。 マップの範囲が変化するごとに、フィーチャは再度ラベリングされます。 このためにラベリング エンジンは、提供されるマップ ドキュメントに設定されているルールに基づいて、ラベルの位置を再計算する必要があります。 ラベリングされるマップの各レイヤーの一覧 (コード 103018) と、ラベル配置のバリアとして使用されるレイヤーの一覧が出力されます。
方法 | メッセージ | 経過時間 | コード |
---|---|---|---|
Map.Draw | ラベリングの開始。 | 103016 | |
Map.Draw | ラベリングされているレイヤー: Group Layer member #1,Layer #1 ラベリングのバリア。 | 103018 | |
Map.Draw | ラベリングの終了。 | 0.20395 | 103017 |
Map.Draw | アノテーション フェーズの終了。 | 0.21024 | 103007 |
この例では、"Group Layer member #1" と "Layer #1" の 2 つのレイヤーがラベリングされます。 バリアとして使用されるレイヤーはありません。
最後のフェーズは、選択描画フェーズ、グラフィック選択描画フェーズ、カスタム描画フェーズの 3 つです。 選択描画は、選択されているすべてのマップ フィーチャを参照します。 下の例では、6 つのフィーチャが選択されています。 ほとんどの場合、これら 3 つのフェーズではマップ サーバーで行う処理はごくわずかです。
方法 | メッセージ | 経過時間 | コード |
---|---|---|---|
Map.Draw | 選択描画フェーズの開始。 | 103008 | |
Map.Draw | 選択描画フェーズの終了。 | 0.20223 | 103009 |
Map.Draw | グラフィック選択描画フェーズの開始。 | 103010 | |
Map.Draw | グラフィック選択描画フェーズの終了。 | 0.00029 | 103011 |
Map.Draw | マップのカスタム描画フェーズの開始。 | 103012 | |
Map.Draw | マップのカスタム描画フェーズの終了。 | 0.00028 | 103013 |
ExportMapImage プロセスの最後の手順は画像の生成です。
方法 | メッセージ | 経過時間 | コード |
---|---|---|---|
MapServer.ExportMapImage | メソッドのイメージ生成: ExportMapImage が開始しました。 | 10098 | |
MapServer.ExportMapImage | メソッドのイメージ生成: ExportMapImage が完了しました。 | 0.25913 | 10099 |
MapServer.ExportMapImage | ExportMapImage を終了します。 | 1.84224 | 10011 |
この例では、画像 (この例では PNG) の生成に 0.25913 秒を要しています。 ExportMapImage の処理全体では 1.84224 秒を要しています。
MapServer リクエストの処理に要する時間と、同じリクエストについてのバイナリ リクエストを処理するために要する時間には相違があることに注意してください。 この相違は、サーバーが応答をストリームに書き込むため要する時間と関係しています。
例: QueryFeatureData
この例では、QueryFeatureData メソッドを使用してマップ サービスでデータを検索するときに表示される可能性がある詳細ログ メッセージを示しています。 このログは、特定の MapServer 関連のメッセージを強調し、[Info] メッセージを削除するよう編集されています。
方法 | メッセージ | 経過時間 | コード |
---|---|---|---|
MapServer.QueryFeatureData | QueryFeatureData が開始しました。 | 10022 | |
MapServer.QueryFeatureData | メソッド: QueryFeatureData の準備が開始しました。 | 10094 | |
MapServer.QueryFeatureData | メソッド: QueryFeatureData の準備が完了しました。 | 0.00111 | 10095 |
MapServer.QueryFeatureData | メソッド: QueryFeatureData のクエリ操作が開始しました。 | 10096 | |
MapServer.QueryFeatureData | メソッド: QueryFeatureData のクエリ操作が完了しました。 | 0.95778 | 10097 |
MapServer.QueryFeatureData | QueryFeatureData が完了しました。 | 0.96118 | 10023 |