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Amazon Web Services の SQL Server 内のエンタープライズ ジオデータベースのアップグレード

ArcGIS Enterprise on Amazon Web Services (AWS) 配置内のインスタンスの ArcGIS Pro または ArcGIS Server をアップグレードすると、Microsoft SQL Server のエンタープライズ ジオデータベースをアップグレードできます。 ジオデータベースをアップデートする手順は、ジオデータベースが SQL Server データベースで実行されるか、Amazon Relational Database Service (RDS) for SQL Server インスタンスで実行されるかによって少し異なります。

注意:

ジオデータベースにブランチ バージョン対応データが含まれている場合は、追加のアップグレード後の手順が必要になる場合があります。 手順については、「ジオデータベースのアップグレード (Upgrade Geodatabase) の詳細」をご参照ください。

ジオデータベースを最新リリースにアップグレードすると、ArcGIS Pro 2.2 以前のクライアントおよび ArcGIS 10.6.1 以前のクライアントは、そのジオデータベースに接続できなくなります。

SQL Server でのエンタープライズ ジオデータベースのアップグレード

以下の手順は、(SQL Server で dbo スキーマ ジオデータベースを作成する) ArcGIS Enterprise on Amazon Web Services ツールを使用してジオデータベースが作成されていることを前提としています。

AWS 上の SQL Server インスタンスのエンタープライズ ジオデータをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. AWS 上の SQL Server インスタンスのエンタープライズ ジオデータベースが含まれているデータベースごとに、完全バックアップを作成します。
    1. 管理者ログインを使用して、SQL Server がインストールされている Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) インスタンスに接続します。
    2. Microsoft SQL Server Management Studio を起動し、Windows Windows 認証を使ってサイン インします。
    3. アップグレードするジオデータベースを含む各データベースのバックアップを作成します。
    4. Management Studio を閉じて、データベースから確実に切断するようにします。
  2. アップグレードする前に、ジオデータベース内のデータにアクセスするすべての ArcGIS Server Web サービスを停止します。

    アップグレードを行う際、サービス接続も含め、管理者以外のユーザーがジオデータベースに接続していることはできません。

    1. AWSArcGIS Server サイトの ArcGIS Server Manager にサイン インして、アップグレードするジオデータベースのデータを参照するすべてのサービスを停止します。
    2. ArcGIS Pro がインストールされている AWSEC2 インスタンスにサイン インして、ジオデータベースへの接続が他に存在しないことを確認します。

      ArcGIS Pro EC2 インスタンスが、SQL Server EC2 インスタンスと同じリージョンにあることを確認します。

  3. ArcGIS Pro を開いている間に、[ジオデータベースのアップグレード (Upgrade Geodatabase)] ジオプロセシング ツールを実行します。

    詳細については、ArcGIS Pro ヘルプの「SQL Server のエンタープライズ ジオデータベースのアップグレード」をご参照ください。

  4. SQL Server に他のエンタープライズ ジオデータベースがある場合は、上記の 2 つのステップを繰り返してそれらをアップグレードします。
  5. ArcGIS Server Web サービスを再起動します。

Amazon RDS for SQL Server でのジオデータベースのアップグレード

Amazon RDS for SQL Server のジオデータベースをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. AWS Management Console にサイン インして、RDS for SQL Server インスタンスのスナップショットを作成します。
  2. SQL Server Management Studio から RDS for SQL Server インスタンスに接続し、sde ユーザーをデータベースの db_owner ロールに追加します。
  3. SQL Server Management Studio および AWS Management Console を終了します。
  4. アップグレードを行う際、管理者以外のユーザーがジオデータベースに接続していないことを確認します。 アップグレードする前に、ジオデータベース内のデータにアクセスするすべての ArcGIS Server Web サービスを停止する必要があります。
    1. AWSArcGIS Server サイトの ArcGIS Server Manager にサイン インして、アップグレードするジオデータベースのデータを参照するすべてのサービスを停止します。
    2. ArcGIS Pro がインストールされている AWSEC2 インスタンスにサイン インして、ジオデータベースへの接続が他に存在しないことを確認します。

      sde ユーザーとして接続してください。

      ArcGIS Pro EC2 インスタンスが、Amazon RDS for SQL Server インスタンスと同じリージョンにあることを確認します。

  5. ArcGIS Pro を開いている間に、[ジオデータベースのアップグレード (Upgrade Geodatabase)] ジオプロセシング ツールを実行します。

    詳細については、ArcGIS Pro ヘルプの「SQL Server のエンタープライズ ジオデータベースのアップグレード」をご参照ください。

  6. Amazon RDS for SQL Server に他のエンタープライズ ジオデータベースがある場合は、上記のステップを繰り返してそれらをアップグレードします。
  7. ArcGIS Server Web サービスを再起動します。
  8. SQL Server Management Studio から RDS for SQL Server インスタンスに接続し、sde ユーザーを db_owner データベース ロールから削除します。