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ArcGIS Mission Server 10.9 のシステム要件

ArcGIS Mission Server のシステム要件とハードウェア要件を次に示します。

ハードウェア要件

ArcGIS Mission Server の最小 RAM 要件は、コンピューターあたり 8 GB です。

運用環境では、このソフトウェアのユーザーおよびビジネス要件が異なる場合があるため、最小ハードウェア要件が記載されていません。 これらの要件は、パフォーマンスとスケーラビリティの要求を満たすハードウェア要件を決定する際に検討する必要があります。

ポートの利用可能性

ポート 20443、20300、20301、20302、20158、20159、および 20160 が ArcGIS Mission Server コンピューターで利用可能であることを確認します。 ポート 20443、20301、および 20300 は、ArcGIS Web Adaptor (使用している場合) または外部クライアントからアクセス可能である必要があります。 ファイアウォールが ArcGIS Web Adaptor または外部クライアントの間にある場合、ファイアウォールでポート 20443、20301、および 20300 を開きます。 ArcGIS Mission Server が高可用性になるように構成されている場合は、 ArcGIS Mission Server コンピューター間の通信がポート 20158、20159、20160 を介して可能であることを確認します。

注意:

このコンポーネントは、ArcGIS Enterprise 配置の一部にすぎません。 ダイアグラムおよび Enterprise ポータル内の他のコンポーネントとの通信に必要なポートに関する情報へのリンクについては、「ArcGIS Enterprise のシステム要件」をご参照ください。

Windows オペレーティング システム要件

いくつかのインターネット ホスト名に関する仕様では、アンダースコア文字を規格外と定めています。 Microsoft Windows ではコンピューター名にアンダースコアを使用できますが、これにより、他のサーバーやプラットフォームを操作するときに問題が生じる可能性があります。 このため、ホスト名にアンダースコアが含まれるサーバーでは ArcGIS Mission Server はインストールされません。

ArcGIS Mission Server コンピューターのオペレーティング システムが ArcGIS Enterprise 配置内の他のコンピューターのものと異なる場合があります。

ArcGIS Mission Server はドメイン コントローラー上ではサポートされません。 ArcGIS Mission Server をドメイン コントローラー上にインストールすると、機能に悪影響が出る可能性があります。

以下の 64 ビット オペレーティング システムは、最低限必要なオペレーティング システム要件を満たしています。 32 ビット オペレーティング システムはサポートされていないため、セットアップが実行されるのは、オペレーティング システムが 64 ビットの場合のみです。

サポートされているオペレーティング システム最新の更新内容またはテスト済みサービス パック

Windows Server 2019 Standard および Datacenter

2021 年 2 月 アップデート

Windows Server 2016 Standard および Datacenter

2021 年 2 月 アップデート

Windows Server 2012 R2 Standard および Datacenter 64 ビット

2021 年 2 月 アップデート

Windows Server 2012 Standard および Datacenter

2021 年 2 月 アップデート

特に指定がない限り、これらのオペレーティング システムのバージョンに関して過去と今後のアップデートまたはサービス パックはサポートされています。 また、オペレーティング システムのバージョンとアップデートはオペレーティング システムのプロバイダーでもサポートされている必要があります。

注意:

Windows Server のすべてのバージョンで、[デスクトップ エクスペリエンス] オプションが必要です。

クラウドの導入

ArcGIS Mission Server のクラウドへの導入は、Amazon Web Services (AWS) で現在サポートされています。 詳細については、「ArcGIS Server ロールの拡張サポート」をご参照ください。

SSL 証明書

ArcGIS Mission Server には、自己署名証明書が事前に構成されています。これを使用してサーバーで初期テストを行い、インストールが成功したことをすばやく確認できます。

信頼された認証機関 (CA) からの証明書を要求し、それを使用するように ArcGIS Mission Server を構成する必要があります。 これには、組織が発行したドメイン証明書または CA 署名証明書を使用できます。 証明書は SAN (Subject Alternative Name) を構成する必要があります。構成しない場合、 ArcGIS Mission Server は正常に動作しません。

注意:

IIS を使用して作成された証明書には、SAN を含めるオプションがありません。 「ドメイン証明書の作成」のスクリプトを使用します。この場合、作成される証明書に SAN が含まれます。

Portal for ArcGIS には、事前に構成された自己署名証明書も付属しています。 ArcGIS Mission Server サイトをポータルとフェデレートするため、信頼された CA に証明書を要求し、それを使用するようにポータルを構成する必要があります。

ソフトウェアの前提条件

ArcGIS Mission Server は、単独または他の ArcGIS Enterprise 10.9 コンポーネントと組み合わせてインストールできます。

注意:

新しい配置をインストールするのか、旧バージョンからアップグレードするのかにかかわらず、すべてのソフトウェア コンポーネント (ArcGIS Enterprise ポータル、ArcGIS Server サイト、および ArcGIS Data Store) がインストールされ、ArcGIS Enterprise 10.9 を実行していることを確認してください。

基本のデプロイメントの一部として、ArcGIS Data Store が必要です。 ビッグ データ ストアは、ArcGIS Mission を使用してミッションを作成する場合のデフォルト データ ストアです。 ビッグ データ ストアが検出または構成されていない場合や使用できない場合、ミッションの作成時にメッセージが表示されます。 デフォルトでは、代わりに、リレーショナル データ ストア が使用されます。 ミッションは大量のデータを含み、長期間にまたがる可能性があるため、時空間 ビッグ データ ストアの使用を強くお勧めします。 時空間 ビッグ データ ストアは大量データのアーカイブを備え、高速の書き込みスループットをサポートするため、データをより効率的に保管できます。

ArcGIS Mission Server のセットアップ中に、新しい ArcGIS Mission Server サイトを Enterprise ポータル 10.9 とフェデレートします。

ドメイン名システムと完全修飾ドメイン名に関する推奨事項

組織のドメイン名システム (DNS) は、 ArcGIS Mission Server サイトの完全修飾ドメイン名 (FQDN) エントリを含むように構成することをお勧めします。 ArcGIS Enterprise ポータルは、フェデレートの際にサーバー サイトの FQDN を要求します。

サポートされる Web ブラウザー

ArcGIS Mission Server インストール ウィザードは、次を含むがこれらに限定されない、すべての Web ブラウザーでサポートされています。

  • Google Chrome
  • Microsoft Edge
  • Mozilla Firefox
  • Safari