Skip To Content

ArcGIS 11.0 および ArcGIS Pro 3.0 の PostgreSQL の要件

ArcGIS では、PostgreSQLPostgreSQL データベースとエンタープライズ ジオデータベースとへの接続をサポートしています。

ヒント:

10.9 および ArcGIS Pro 2.8 より前の ArcGIS リリースの場合は、ArcGIS Desktop Web サイトに掲載されているシステム要件をご参照ください。

Esri がサポートする環境ポリシーの詳細については、Esri テクニカル サポートをご参照ください。

サポートされるデータベースの最小バージョン

ArcGIS では、次のバージョンの PostgreSQL および PostGIS がサポートされています。 リストされたバージョンは、サポートされている PostgreSQLPostGIS の各メジャー リリースでサポートおよび認定されている最小のマイナー バージョンです。 特に明記されない限り、これより新しいバージョンはサポートされていますが、認定されていません。 PostgreSQL のバージョンとアップデートは、PostgreSQL Global Development Group でもサポートされている必要があります。

PostgreSQL の定義に従い、PostgreSQL 10.x 以降のリリースでは x の数字がマイナー バージョンを示します。

  • PostgreSQL 13.6 (64 ビット)
    • PostGIS 3.2
  • PostgreSQL 12.10 (64 ビット)
    • PostGIS 3.2
  • PostgreSQL 11.15 (64 ビット)
    • PostGIS 3.2
  • PostgreSQL 10.20 (64 ビット)
    • PostGIS 3.2

注意:

PostgreSQL 12.x 以降では、サポートされているデータ タイプが変更されたため、データベースにジオデータベースが含まれている場合は、pg_dump および pg_restore コマンドを使用して PostgreSQL 12.x 以降にアップグレードする必要があります。 この方法を使用してアップグレードすると、サポートされていない未使用の OID フィールドがジオデータベース システム テーブルから削除されます。これ以外の方法では、これらのフィールドが原因で PostgreSQL にアップグレードできません。

PostgreSQL 12.x 以降へのアップグレード後は、データベースにジオデータベースが含まれている場合、ArcGIS 10.8 以前のクライアントおよび ArcGIS Pro 2.5 以前ではデータを利用できなくなるため、ArcGIS クライアントのアップグレードが必要になります。

EsriPostgreSQL.org から入手可能な PostgreSQL のインストールのテストと認定を行っています。 また、Esri でサポートされている PostgreSQL リリースごとに、使用可能な PostGIS モジュールのテストと認定も行っています。 PostgreSQL を機能拡張するその他のモジュールは、Esri 認定の対象外です。

EDB Postgres Advanced Server

ArcGIS は EDB Postgres Advanced Server をサポートしています。 サポートされているバージョンは、前のセクションにリストされている PostgreSQL および PostGIS の最小認定バージョンに基づいています。

[エンタープライズ ジオデータベースの有効化 (Enable Enterprise Geodatabase)] ジオプロセシング ツールを使用して、EDB Postgres Advanced Server 内にジオデータベースを作成できます。 EDB Postgres Advanced Server では、PostGIS 空間タイプのみがサポートされます。ST_Geometry はサポートされません。

ST_Geometry でサポートされているオペレーティング システム:

次のオペレーティング システムは、ST_Geometry ライブラリに対してテスト済みで、サポートされている最小バージョンです。 ST_Geometry タイプを使用する PostgreSQL のデータベースまたはジオデータベースを使用している場合、PostgreSQL データベース クラスターを、これらのオペレーティング システムのいずれかにインストールする必要があります。

また、使用するオペレーティング システムのバージョンとアップデートは、オペレーティング システムのプロバイダーでもサポートされている必要があります。

Microsoft Windows

WindowsPostgreSQL で ST_Geometry タイプを使用するには、PostgreSQL コンピューターに最新の Microsoft Visual C++ Redistributable for Visual Studio 2015、2017、2019、2022 がインストールされている必要があります。 詳細については、Microsoft Support の「The latest supported Visual C++ downloads」をご参照ください。

サポートされているオペレーティング システム最新の更新内容またはテスト済みサービス パック

Windows Server 2022 Standard および Datacenter

2022 年 5 月更新

Windows Server 2019 Standard および Datacenter

2022 年 5 月更新

Windows Server 2016 Standard および Datacenter

2022 年 5 月更新

開発環境

サポートされているオペレーティング システム最新の更新内容またはテスト済みサービス パック

Windows 11 Pro および Enterprise

2022 年 5 月更新

Windows 10 Pro および Enterprise

2022 年 5 月更新

Windows 8.1 Pro および Enterprise

2022 年 5 月更新

注意:

  • 特に指定がない限り、これらのオペレーティング システムのバージョンに関して過去と今後のアップデートまたはサービス パックはサポートされています。 また、オペレーティング システムのバージョンとアップデートはオペレーティング システムのプロバイダーでもサポートされている必要があります。
  • Windows 11、10、および 8.1 は、基本的なテストやアプリケーション開発での使用のみでサポートされています。 運用環境へのデプロイは推奨されません。

クラウド サポート

クラウドにデプロイされたデータベース サービスとデータベースのサポートについては、「ArcGIS でクラウドのデータベースを使用するための要件」をご参照ください。

PostgreSQL への接続

PostgreSQL データベースに接続できる ArcGIS アプリケーションには、接続の確立に必要な PostgreSQL クライアント ライブラリが格納されています。 こういったアプリケーションには、ArcGIS ServerArcGIS Pro などがあります。

ArcGIS から PostgreSQL への接続では、データベース認証を受けた接続のみがサポートされます。