ArcGIS Web Adaptor では、サポートされている Windows オペレーティング システムで IIS と特定の IIS コンポーネントが有効化されている必要があります。 IIS が検出されず、特定の IIS コンポーネントが有効になっていない場合、セットアップは続行されません。
IIS が有効になっていても、必要な IIS コンポーネントが不足している場合は、インストール時に特定の IIS コンポーネントが不足していることを通知するメッセージが表示されます。 インストール時に自動的に必要な IIS コンポーネントを有効にすることもできます。 下記に示すように、組織のセキュリティ ポリシーによっては、必要な IIS コンポーネントを手動で有効にする必要がある場合があります。
Windows Server 2012/2012 R2、Windows Server 2016、Windows Server 2019 で IIS と必要なコンポーネントを有効化するには、以下の手順に従います。
- [サーバー マネージャー] を開いて、[管理] > [役割と機能の追加] の順にクリックします。 [次へ] をクリックします。
- [役割ベースまたは機能ベースのインストール] を選択し、[次へ] をクリックします。
- 適切なサーバーを選択します。 デフォルトでは、ローカル サーバーが選択されます。 [次へ] をクリックします。
- [Web サーバー (IIS)] を有効にして、[次へ] をクリックします。
- ArcGIS Web Adaptor をインストールするのに、追加の機能は必要ないため、[次へ] をクリックします。
- [Web サーバーの役割 (IIS)] ダイアログ ボックスで、[次へ] をクリックします。
- [役割サービスの選択] ダイアログ ボックスで、必要な IIS コンポーネントのセクションに記載されている Web サーバー コンポーネントが有効になっていることを確認します。 [次へ] をクリックします。
- 設定が正しいか確認したら、[インストール] をクリックします。
- インストールが完了したら、[閉じる] をクリックしてウィザードを終了します。
Windows 10 と Windows 8/8.1 で IIS と必要なコンポーネントを有効化するには、以下の手順を実行します。
- [コントロール パネル] を開いて、[プログラムと機能] > [Windows の機能の有効化または無効化] の順に選択します。
- [インターネット インフォメーション サービス] を有効にします。
- [インターネット インフォメーション サービス] 機能を展開し、「必要な IIS コンポーネント」セクションに記載されている Web サーバー コンポーネントが有効になっていることを確認します。
- [OK] をクリックします。
必要な IIS コンポーネント
下記に示す IIS コンポーネントは、ArcGIS Web Adaptor が動作する最小要件を満たしています。 これ以外の IIS コンポーネントが有効になっていても、そのコンポーネントを削除する必要はありません。
- Web サーバー
- HTTP 共通機能
- 既定のドキュメント
- 静的コンテンツ
- セキュリティ
- 要求フィルター
- Windows 認証
- アプリケーション開発
- .NET 拡張 4.5 以降
- ASP.NET 4.5 以降
- ISAPI 拡張機能
- ISAPI フィルター
- WebSocket プロトコル
- HTTP 共通機能
- 管理ツール
- IIS 管理コンソール
- IIS スクリプト ツール
- IIS 管理サービス