ArcGIS Web Adaptor では、サポートされている Windows オペレーティング システムで IIS と特定の IIS コンポーネントが有効化されている必要があります。 IIS が検出されず、特定の IIS コンポーネントが有効になっていない場合、セットアップは続行されません。
注意:
ArcGIS Web Adaptor のインストールを進める前に、IIS と必要なコンポーネントを有効化する必要があります。
IIS が有効になっていても、必要な IIS コンポーネントが不足している場合は、インストール時に特定の IIS コンポーネントが不足していることを通知するメッセージが表示されます。 インストール時に自動的に必要な IIS コンポーネントを有効にすることもできます。 下記に示すように、組織のセキュリティ ポリシーによっては、必要な IIS コンポーネントを手動で有効にする必要がある場合があります。
Windows Server 2016、Windows Server 2019、Windows Server 2022 で IIS と必要な IIS コンポーネントを有効化するには、以下の手順に従います。
- [サーバー マネージャー] を開いて、[管理] > [役割と機能の追加] の順にクリックします。 [次へ] をクリックします。
- [役割ベースまたは機能ベースのインストール] を選択し、[次へ] をクリックします。
- 適切なサーバーを選択します。 デフォルトでは、ローカル サーバーが選択されます。 [次へ] をクリックします。
- [Web サーバー (IIS)] を有効にして、[次へ] をクリックします。
- ArcGIS Web Adaptor をインストールするのに、追加の機能は必要ないため、[次へ] をクリックします。
- [Web サーバーの役割 (IIS)] ダイアログ ボックスで、[次へ] をクリックします。
- [役割サービスの選択] ダイアログ ボックスで、必要な IIS コンポーネントのセクションに記載されている Web サーバー コンポーネントが有効になっていることを確認します。 [次へ] をクリックします。
- 設定が正しいか確認したら、[インストール] をクリックします。
- インストールが完了したら、[閉じる] をクリックしてウィザードを閉じます。
Windows 10 および Windows 11 で IIS と必要な IIS コンポーネントを有効化するには、以下の手順に従います。
- [コントロール パネル] を開いて、[プログラムと機能] > [Windows の機能の有効化または無効化] の順に選択します。
- [インターネット インフォメーション サービス] を有効にします。
- [インターネット インフォメーション サービス] 機能を展開し、「必要な IIS コンポーネント」セクションに記載されている Web サーバー コンポーネントが有効になっていることを確認します。
- [OK] をクリックします。
必要な IIS コンポーネント
下記に示す IIS コンポーネントは、ArcGIS Web Adaptor が動作する最小要件を満たしています。 これ以外の IIS コンポーネントが有効になっていても、そのコンポーネントを削除する必要はありません。
- Web サーバー
- HTTP 共通機能
- 既定のドキュメント
- 静的コンテンツ
- セキュリティ
- 要求フィルター
- Windows 認証
- アプリケーション開発
- ISAPI 拡張機能
- ISAPI フィルター
- WebSocket プロトコル
- HTTP 共通機能
- 管理ツール
- IIS 管理コンソール