ArcGIS Knowledge Server サイトを作成するには、ArcGIS Server をインストールし、ArcGIS Knowledge ライセンスで認証します。 したがって、ArcGIS Knowledge Server を実行するためのシステム要件は、ArcGIS Server のシステム要件と同じです。
ArcGIS Knowledge Server 配置とフェデレートしているすべての ArcGIS Enterprise サイトは、ArcGIS Enterprise 配置のバージョンと一致している必要があります。 ArcGIS Knowledge Server のバージョン 10.9.1 または 11.0 で作成されたすべての ArcGIS Enterprise サイトは、11.1 配置を ArcGIS Enterprise 以降にアップグレードするときに 11.1 以降にアップグレードする必要があります。
ArcGIS Enterprise サイトをフェデレートする ArcGIS Knowledge Server 配置には、ArcGIS Data Store グラフ ストアが含まれている必要があります。 グラフ ストアの構成の詳細については、次をご参照ください。
ArcGIS Knowledge Server に必要な唯一の追加要件は、サイトがグラフ ストアと通信できることです。 詳細は、「 ArcGIS Data Storeで使用されるポート」および「ArcGIS Enterprise のシステム要件」に示されているポート図をご参照ください。
エンティティとリレーションシップが ArcGIS Data Store グラフ ストアに格納されるのではなく NoSQL データベースに格納されるナレッジ グラフを作成する場合、ArcGIS Knowledge Server サイトに NoSQL データ ストアを登録することもできます。 各 NoSQL データ ストアは、NoSQL データベース内のデータの管理方法に応じて、1 つ以上のナレッジ グラフに関連付けることができます。 NoSQL データ ストアに ArcGIS 管理のデータが含まれている場合、作成したナレッジ グラフごとに 1 つの NoSQL データ ストアを ArcGIS Knowledge Server サイトに登録する必要があります。 エンティティおよびリレーションシップが NoSQL データストアに格納されている場合でも、ArcGIS Enterprise 配置は ArcGIS Data Store グラフ ストアを含む必要があります。これは、グラフ ストアにデータ モデル情報が格納されているためです。
現在サポートされている NoSQL データベースは、Neo4j Enterprise Edition データベース、Neo4j AuraDB Enterprise インスタンス、ArangoDB Enterprise Edition データベースのみです。 次のデータベース バージョンがサポートされています。
- サポートされている Neo4j Enterprise Edition の最小バージョンは 4.4.3 です。ArcGIS Knowledge は Neo4j Enterprise Edition バージョン 5.10.0、5.11.0、5.12.0、5.16.0 でも認定されています。
- Neo4j AuraDB Enterprise インスタンスに対してサポートされている Neo4j の最小バージョンは 4 です。Neo4j バージョン 5 もサポートされています。
- サポートされている ArangoDB Enterprise Edition の最小バージョンは 3.11.3 です。 現時点では、バージョン 3.12 はサポートされていません。
注意:
Neo4j Community Edition はサポートされていません。