ユーザー ワークスペースのコンテンツの管理

ノートブック エディターでは、プライベート ArcGIS Notebook Server ワークスペース内のワークスペース内のコンテンツを操作して、ファイルをノートブックに追加したり、コンピューターにダウンロードしたりできます。 [ファイル] ボタンをクリックして、[ファイル] ウィンドウを開きます。

ワークスペース内のコンテンツの参照

[ファイル] ウィンドウには、ワークスペース内のファイルのブラウザーが表示されます。 デフォルト フォルダーは home および samplesdata です (後者はサンプル ノートブックで使用されるデータに適しています)。

ワークスペースへのコンテンツのアップロード

コンピューターからコンテンツとリソースを操作するには、はじめにファイルをノートブックのワークスペースにアップロードする必要があります。 ファイルがアップロードされると、filepath = /arcgis/home/filename があるノートブックでファイル パスを参照できます。

ファイルをアップロードするには、次の手順に従います。

1. [ファイル] ウィンドウで、/arcgis/home フォルダーを参照します。

   注意:

   /arcgis/home はワークスペース ディレクトリであり、ルート ディレクトリ home/arcgis とは異なります。

2. [参照] をクリックして、ファイルを参照します。
3. ファイルを選択します。
4. [アップロード] をクリックします。

   ファイルがワークスペースへアップロードされます。

ワークスペースからのコンテンツのダウンロード

ワークスペースからローカル コンピューターにファイルを保存するには、[ファイル] ウィンドウでファイルを参照して選択します。 ファイルがコンピューターに自動的にダウンロードされます。

ArcPy で使用するためのテンポラリ ワークスペース環境の設定

テンポラリ ワークスペースは、保守する予定のない出力データ向けです。

テンポラリ ワークスペース環境を作成して使用するには、次の手順に従います。

1. テンポラリ ファイル ジオデータベースがまだ存在しない場合、以下のコードを使用して、ユーザー ワークスペース ディレクトリにテンポラリ ファイル ジオデータベースを作成し、テンポラリ ジオデータベースをテンポラリ ワークスペースとして設定します。

   import arcpy
   if not arcpy.Exists('/arcgis/home/scratch.gdb'):
       arcpy.management.CreateFileGDB('/arcgis/home','scratch.gdb')
   arcpy.env.scratchWorkspace = '/arcgis/home/scratch.gdb'

2. 以下のコードを使用して、ジオデータベースがテンポラリ ジオデータベース環境として設定されていることを確認します。

   print(arcpy.env.scratchGDB)

同様に、次の手順でテンポラリ ワークスペースとして使用するフォルダーを作成します。

1. ユーザー ワークスペースにフォルダーがまだ存在しない場合、以下のコードを使用してユーザー ワークスペースにフォルダーを作成し、そのフォルダーをユーザー ワークスペースとして設定します。
   import arcpy
   if not arcpy.Exists('/arcgis/home/scratch'):
       arcpy.management.CreateFolder('/arcgis/home', 'scratch')
   arcpy.env.scratchWorkspace = '/arcgis/home/scratch'

2. 以下のコードを使用して、フォルダーがテンポラリ フォルダー環境として設定されていることを確認します。
   print(arcpy.env.scratchFolder)