ArcGIS Server Cloud Builder on Amazon Web Services は、サイトを構築するときに一連の定義済み AMI(Amazon Machine Images)を使用します。一連のサービスとアプリケーションを含む独自のイメージを使用したい場合、サイトを構築して、それをテンプレートとして保持できます。その後、新しいサイトを構築するときに、そのテンプレートを使用して各サイトに対する構成作業を省略することができます。
テンプレートは、サイトのライセンスを保持します。たとえば、Workgroup ライセンスを使って作成したテンプレートを使用する場合、複数の GIS サーバを持つサイトは構築できません。同様に、テンプレートはジオデータベースの構成を保持します。テンプレートが自身のインスタンス上で実行するジオデータベースを含まない場合、テンプレートから新しいサイトを作成するときに、ジオデータベースを含めることはできません。
テンプレートは Amazon Web Services を使用して保存され、保管料金がかかります。テンプレートに関わる料金は、Amazon EC2 と Amazon S3 から請求されます。
テンプレートの共有
Cloud Builder を使用すると、Amazon アカウントのユーザとテンプレートを共有することができます。同様に、他の Amazon アカウントの所有者が共有したテンプレートを Cloud Builder にインポートできます。テンプレートの共有機能は、クライアントにカスタム ソリューションを作成する場合や、組織に複数の Amazon アカウントがある場合や、各参加者が自分の Amazon アカウントを使用するラボや教室を運営する場合に、役立ちます。
ライセンス:
テンプレートを操作する際、ユーザは、ライセンスが付与されている Esri ソフトウェアをライセンス契約で規定されている範囲以外のユーザと共有できないことに注意してください。
このヘルプ ブックでは以降、テンプレートからサイトを作成、共有、インポートして立ち上げる方法について説明します。