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ArcGIS Enterprise 10.6.1/10.6 on Amazon Web Services の新機能

各リリースで、EsriAmazon Machine Images (AMI) の新しいバージョンが AWS Marketplace で入手できます。既存の Esri CloudFormation サンプル テンプレートも改善されています。

最新の製品リリース情報」では、お使いのハードウェアおよびソフトウェア コンポーネントに ArcGIS バージョン 10.6 および 10.6.1 との互換性があるかどうかを確認し、廃止された機能の一覧を参照することができます。

修正された不具合の詳細については、「ArcGIS 10.6 で修正された問題点のリスト」および「ArcGIS 10.6.1 で修正された問題点のリスト」をご参照ください。

10.6.1 の新機能

新しい Esri の CloudFormation サンプル テンプレートを使用して、ArcGIS Enterprise 10.6 およびスタンドアロン ArcGIS Server 10.5 以降のサイトを 10.6.1 にアップグレードできます。CloudFormation テンプレートを使用して (直接または ArcGIS Enterprise Cloud Builder Command Line Interface for Amazon Web Services ユーティリティを使用して) サイトを配置した場合、これらのテンプレートを使用してアップグレードできます。

新しい Esri の CloudFormation サンプル テンプレートを使用して、AWS 上の ArcGIS GeoEvent Server サイトのロード バランサーを作成できます。

Amazon S3 にマップまたはイメージ サービス キャッシュを格納する場合に、IAM ロールを使用してバケットに接続できるようになりました。また、[マップ サービス キャッシュのエクスポート (Export Map Server Cache)][マップ サービス キャッシュのインポート (Import Map Server Cache)]、および [タイルのエクスポート (Exporting tiles)] ジオプロセシング ツールを使用して、S3 のキャッシュを管理することもできます。

10.6.1 では、スタンドアロンまたはフェデレーション ArcGIS Server サイトを作成する Esri の CloudFormation サンプル テンプレートで、geodata という名前のジオデータベースが作成されなくなりました。同じ CloudFormation テンプレートで作成された egdb ジオデータベースは、管理されたデータベースではなく登録済みデータベースになりました。

10.6.1 は、ArcGIS Server Cloud Builder on Amazon Web Services の最後のリリースです。新しい配置には ArcGIS Enterprise Cloud Builder Command Line Interface for Amazon Web Services を使用する必要があります。

10.6 の新機能

10.6 では、ArcGIS Enterprise を AWS 上に配置するための、新しいユーティリティ ArcGIS Enterprise Cloud Builder Command Line Interface for Amazon Web Services が使えるようになりました。Elastic Load Balancer を作成する、EsriCloudFormation サンプル テンプレートも新たに加わっています。

新しい配置ユーティリティ

ArcGIS Enterprise Cloud Builder Command Line Interface for Amazon Web Services ユーティリティを使用すると、コマンド プロンプトから、あるいは AWS CloudFormation テンプレートを使ってスクリプトから ArcGIS Enterprise を配置できます。ユーティリティでは、以下のような操作が可能です。

  • 配置の準備 - AWS S3 (Simple Storage Service) バケットを作成し、配置に必要なファイル (SSL 証明書、ArcGIS ライセンス ファイルなど) を読み込みます。
  • ArcGIS Enterprise または ArcGIS Server 配置の作成 - Esri AMI および AWS のリソースを使って、ベース ArcGIS Enterprise コンポーネントおよび ArcGIS Server ロールを配置します。
  • 配置の削除 - ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS で作成した配置が必要なくなったら、ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS ユーティリティで、コンピューターその他、配置に関与した AWS 上のリソースを削除できます。

Esri Amazon Machine Images の変更点

GovCloud の Esri AMI にアクセスするために、Esri Professional Services と連携する必要はなくなりました。AWS アカウントが GovCloud にアクセスできる場合、GovCloud 内の AWS Marketplace 上で 10.5.1 および 10.6 の AMI を使用できます。

SQL Server Standard や Japanese AMI 、その他の Esri ArcGIS Enterprise AMI は、需要の低下により作成を中止しました。AWS 上の SQL Server に新しいエンタープライズ ジオデータベースを配置するには、Amazon Relational Data Service for SQL Server もしくは Amazon Relational Data Service for SQL Server Express を使ってください。SQL Server Standard に既存の配置がある場合、エンタープライズ ジオデータベースを引き続きアップグレードできます。


このトピックの内容
  1. 10.6.1 の新機能
  2. 10.6 の新機能