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Amazon Web Services上の配置オプション

Esri ArcGIS Enterprise Amazon Machine Image (AMI) を使用して、Amazon Web Services (AWS)上で異なる複数のアーキテクチャを構築できます。Esri では、Esri AMI を使用して AWS 上に ArcGIS Enterprise の配置を準備および作成するための次の配置ツールを提供しています。

Esri AMI および AWS Management Console を使用し、AWS に ArcGIS を配置できます。

ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services

ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services には、グラフィカル ユーザー インターフェイス アプリケーション (ArcGIS 10.7.1 以降) と ArcGIS Enterprise Cloud Builder Command Line Interface for Amazon Web Services が含まれます。

コマンド ユーティリティは JSON ファイルと Esri CloudFormation テンプレートで入力した情報を使用して、ネットワーク スタックおよび Amazon Simple Storage Service (S3) バケットの作成、ArcGIS 認証ファイルおよび SSL 証明書のバケットへのアップロードなどの準備手順の自動化を行います。ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS は、さらに、JSON ファイルに入力した情報を使用して、次のアーキテクチャを作成します。

ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリには、リソースのプロビジョニングと ArcGIS 配置の作成のためのオプションがあります。アプリでは、ユーザーが入力した情報を使用して、ArcGIS Enterprise Cloud Builder CLI for AWS と同じ JSON ファイルを設定します。アプリとコマンド ユーティリティは、どちらも次の配置タイプを作成します。

  • ArcGIS Enterprise の基本配置
  • ArcGIS Enterprise の基本配置およびフェデレーション ArcGIS Server ロール (ArcGIS GIS ServerArcGIS GeoEvent ServerArcGIS GeoAnalytics ServerArcGIS Image Server など)、ラスター解析サーバー、イメージ ホスティング サーバー
  • スタンドアロン ArcGIS Server サイト (必要に応じて ArcGIS Enterprise 配置とフェデレート可能)

AWS CloudFormation テンプレート

Esri は、AWS CloudFormation と ArcGIS で記述されるアーキテクチャを配置できる AWS CloudFormation サンプル テンプレートを提供しています。

これらのテンプレートと Python または Windows PowerShell ツールを使用して、同じアーキテクチャの配置を自動化できます。

AWS ツールおよび ArcGIS Enterprise の配置

オンプレミスでの配置時と同様に、同じアーキテクチャを AWS に手動で構築できます。これを行うには、AWS Management Console を使用します。このオプションを使用するには、ArcGIS Enterprise のコンポーネントの構成や、AWS に精通している必要があります。

AWS Management Console を使用してサイトを手動で構築する場合、Esri AMI を使用するか、いずれかの Esri AMI から派生したカスタム AMI を使用して、ArcGIS ServerPortal for ArcGIS、および ArcGIS Data Store を含むインスタンスを作成できます。いずれの場合も、次のようなサポート コンポーネントを作成する責任があります。

  • Amazon Elastic Load Balancer - 配置に複数コンピューターによる ArcGIS Enterprise ポータルや ArcGIS Server サイトが含まれている場合、Elastic Load Balancer を構築してコンピューターを追加する必要があります。
  • エンタープライズ ジオデータベース (オプション) - AWS 上のエンタープライズ ジオデータベースにデータを保存する場合は、AWS 上にデータベースまたはデータベース サービスを作成し、データベース内にジオデータベースを作成して ArcGIS Server サイトに登録する必要があります。
  • Amazon Elastic IP アドレス - 単一コンピューターの ArcGIS Enterprise ポータルを作成するか、AWS 上のデータベースに接続する場合は、インスタンスに Elastic IP アドレスを割り当てます。

Microsoft Windows 上の ArcGIS Server アプリケーションを ArcGIS API for JavaScript サイトで使用する場合の注意事項

Windows インスタンス上で ArcGIS API for JavaScript アプリケーションをホスティングし、Esri ArcGIS Enterprise AMI から直接作成した ArcGIS Server サイトで使用する場合は、その ArcGIS Server サイトで ArcGIS Web Adaptor を構成する必要があります。Esri AMI には ArcGIS Web Adaptor が含まれているため、インスタンスにサイン インして Web Adaptor を構成するだけで済みます。詳細および手順については、「AWS 上での Web アプリの配置方法」をご参照ください。