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Amazon Web Services 上での ArcGIS のアップグレード

既存のデプロイメントをアップグレードする方法は、次の要因によって決まります:

  • デプロイメントの作成に使用した方法。

    方法の例には、ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web ServicesArcGIS Server Cloud Builder on Amazon Web ServicesEsri が提供する Amazon Web Services CloudFormation テンプレート、Esri が提供する Chef Cookbook、オンプレミスのデプロイメントと同じ手順を使用したソフトウェアのインストールなどがあります。

  • デプロイメントの元のバージョン。

    これは、デプロイメントを作成した時点でのバージョンです。 たとえば、10.7.1 で ArcGIS Enterprise デプロイメントを作成して 11.1 にアップグレードした場合、そのデプロイメントの元の ArcGIS バージョンは 10.7.1 です。

  • アップグレード元のバージョン。

    上記の例で、アップグレード元は 11.1 です。

    注意:

    バージョン 10.8、10.8.1、10.9、10.9.1 から直接 12.0 にアップグレードすることはサポートされていません。 中間バージョンにアップグレードし、そのバージョンを 12.0 にアップグレードする必要があります。

    バージョン 10.7.1 以前は廃止されました。 これらのバージョンからアップグレードするには、中間アップグレードを 2 回実行する必要があります。 アップグレード手順については、11.5 のアップグレード ドキュメントをご参照ください。

  • 12.0 でサポートされておらず、アップグレード前に移行する必要がある機能やアイテム タイプがデプロイメントに含まれているかどうか。

    これには以下の場合が含まれます。

    • キャッシュがタイル キャッシュ データ ストアに格納されているホスト シーン レイヤー
    • ArcGIS Web AppBuilder を使用して作成されたアプリ
    • ArcGIS Configurable Apps を使用して作成されたアプリ

    アップグレード元のバージョンに応じて、12.0 にアップグレードする前に、中間バージョンへのアップグレードが必要な場合があります。 使用する中間バージョンを決定する際には、12.0 へのアップグレード前に移行または削除する必要がある、廃止されたコンポーネントとアイテム タイプを考慮に入れてください。

    以下の表は、12.0 へのアップグレード前にアップグレードする必要のある中間バージョン (存在する場合) を、アップグレード元のバージョンと、サポートされなくなった機能がデプロイメントに含まれているかどうかに基づいて示しています。

    サポートされなくなった機能がデプロイメントに含まれているアップグレード元のバージョン中間バージョン

    No

    10.8、10.8.1、10.9、10.9.1

    11.1 – 11.5

    11.0、11.1、11.2、11.3、11.4、11.5

    なし。12.0 に直接アップグレード

    Yes

    10.8、10.8.1、10.9、10.9.1、11.0、11.1、11.2、11.3、11.4

    11.5

    組織の ArcGIS Enterprise 11.4 デプロイメントに、キャッシュがタイル キャッシュ データ ストア内にあるホスト シーン レイヤーが含まれるが、移行する必要がある ArcGIS Web AppBuilder または ArcGIS Configurable Apps を使用して作成されたアプリは含まれない場合、ホスト シーン レイヤー キャッシュをオブジェクト ストアに移行してから、ArcGIS Enterprise デプロイメントを直接 12.0 にアップグレードできます。

    詳細については、ArcGIS ブログ記事「12 の詳細を調べる前に、ArcGIS Enterprise 11.5 を詳しく見てみましょう」をご参照ください。

デプロイメントの方法、バージョン、およびアップグレード方法

一般的に、特定のツールまたは方法を使用してデプロイメントを作成した場合は、引き続きその同じツールを使用してアップグレードできます。

たとえば、ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリまたはコマンド ライン インターフェイスによってデプロイメントを作成した場合、それを使用してデプロイメントをアップグレードできます。 しかし、オンプレミスのデプロイメントの場合と同じ方法を使用して AWS の各コンポーネントを構成した場合は、ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリまたはコマンド ライン インターフェイスを使用してアップグレードすることはできません。オンプレミスのデプロイメントで使用したのと同じ方法を使用してアップグレードする必要があります。

ただし、前述のとおり、元のデプロイメント バージョンとアップグレード元のバージョンも、アップグレードに使用できる方法を決定する要因になります。 以下のセクションの表では、サポートされているアップグレード方法におけるこれらの相違点について説明します。

ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services で作成したデプロイメント

ArcGIS Enterprise Cloud Builder Command Line Interface for Amazon Web ServicesArcGIS Enterprise 10.7 で導入されました。

10.7.1 では、ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリが導入されました。

アプリとコマンド ライン インターフェイスではどちらも、ArcGIS Enterprise デプロイメントとスタンドアロンまたはフェデレーション ArcGIS Server サイトを作成およびアップグレードできます。

注意:

Cloud Builder アプリを使用してデプロイメントを作成した場合は、アプリを使用してアップグレードします。 Cloud Builder コマンド ライン インターフェイスを使用してデプロイメントを作成した場合は、コマンド ライン インターフェイスを使用してアップグレードします。

以下の表は、ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリで作成されたデプロイメントのアップグレード方法を、デプロイメントの元のバージョンとアップグレード元のバージョンに基づいて示しています。

ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services で作成されたデプロイメントのアップグレード

元の ArcGIS バージョンアップグレード元のバージョンアップグレード方法

11.5、11.4、11.3、11.2、11.1、11.0、10.9.1、または 10.9

11.5、11.4、11.3、11.2、11.1、または 11.0

作成後にデプロイメントのアーキテクチャーを変更しなかった場合、Cloud Builder アプリまたは Cloud Builder コマンド ライン インターフェイスを使用してアップグレードします。

10.9.1 または 10.9

10.9.1 または 10.9

12.0 にアップグレードする前に、まず 11.5、11.4、11.3、11.2、11.1、または 11.0 にアップグレードする必要があります。

作成後にデプロイメントのアーキテクチャーを変更しなかった場合、ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリを使用して、サポートされている中間バージョンにアップグレードし、デプロイメントをテストしてから、Cloud Builder アプリまたは Cloud Builder コマンド ライン インターフェイスを使用して 12.0 にアップグレードします。

10.8.1 または 10.8

10.9.1、10.9、10.8.1、または 10.8

オンプレミスのソフトウェアのアップグレードと同じ方法でアップグレードするか、Esri が提供する ArcGIS Chef Cookbook を使用してアップグレードします。

12.0 にアップグレードする前に、まず、サポートされている中間バージョンにアップグレードする必要があります。

10.7.1、10.7、またはデプロイした後にアーキテクチャーを変更した場合 (Elastic IP アドレスを変更、ロード バランサーを追加、Elastic Block Storage ボリュームを追加など) のバージョン。

任意のバージョン

オンプレミスのソフトウェアのアップグレードと同じ方法でデプロイメントをアップグレードします。

12.0 にアップグレードする前に、まず、サポートされている中間バージョンにアップグレードする必要があります。

中間バージョンのアップグレード手順に従ってから、各コンポーネントのアップグレードに関するトピックを参照して、それらのコンポーネントを 12.0 にアップグレードします。

EsriCloudFormation サンプル テンプレートを使用して作成されたデプロイメント

Esri は、ArcGIS 10.3.1 から AWS CloudFormation サンプル テンプレートを提供し始めました。 以降、多くのタイプのデプロイメントを作成し、さらに多くのコンポーネントを既存のデプロイメントに追加できるテンプレートが追加されてきました。

注意:

11.3 以前のデプロイメントを Esri が提供する CloudFormation テンプレートを使用して IAM ロールを介してアップグレードする場合、新しいポリシーを含めるために、IAM ロールを更新してから オブジェクト ストアを設定する必要があります。

以下の表は、EsriCloudFormation サンプル テンプレートを使用して作成されたデプロイメントのアップグレード方法を、デプロイメントの元のバージョンとアップグレード元のバージョンに基づいて示しています。

EsriCloudFormation サンプル テンプレートを使用して作成されたデプロイメントのアップグレード

元の ArcGIS バージョンアップグレード元のバージョンアップグレード方法

11.5、11.4、11.3、11.2、11.1、11.0、10.9.1、または 10.9

11.5、11.4、11.3、11.2、11.1、または 11.0

作成後にデプロイメントのアーキテクチャーを変更しなかった場合、Esri が提供する 12.0CloudFormation テンプレートを使用してアップグレードします。

10.9.1 または 10.9

10.9.1 または 10.9

12.0 にアップグレードする前に、まず 11.5、11.4、11.3、11.2、11.1、または 11.0 にアップグレードする必要があります。

適切な CloudFormation テンプレートを使用して中間バージョンにアップグレードし、テストしてから、Esri が提供する適切な 12.0 CloudFormation テンプレートを使用してアップグレードします。

10.8.1 または 10.8

10.9.1、10.9、10.8.1、または 10.8

サイトを、オンプレミスのソフトウェアのアップグレードと同じ方法でアップグレードするか、Esri が提供する ArcGIS Chef Cookbook を使用してアップグレードします。

12.0 にアップグレードする前に、まず 11.5、11.4、11.3、11.2、11.1、または 11.0 にアップグレードする必要があります。

中間バージョンのアップグレード手順に従い、テストしてから、12.0 の手順に従って、オンプレミスの方法、または 12.0Esri が提供する ArcGIS Chef Cookbook を使用してアップグレードします。

10.7.1 以前、または CloudFormation テンプレートを使用してデプロイした後にアーキテクチャーを変更した場合 (Elastic IP アドレスを変更、ロード バランサーを追加、Elastic Block Storage ボリュームを追加など) のバージョン。

任意のバージョン

オンプレミスのソフトウェアのアップグレードと同じ方法でデプロイメントをアップグレードします。

12.0 にアップグレードする前に、まず 11.5、11.4、11.3、11.2、11.1、または 11.0 にアップグレードする必要があります。

中間バージョンのアップグレード手順に従ってから、各コンポーネントのアップグレードに関するトピックを参照して、それらのコンポーネントを 12.0 にアップグレードします。

ArcGIS Server Cloud Builder on Amazon Web Services アプリを使用して作成された ArcGIS Server サイト

10.6.1 以前では、ArcGIS Server Cloud Builder on Amazon Web Services アプリを使用して、ArcGIS Server サイトとマネージド データベースを作成できました。

ArcGIS Server Cloud Builder on Amazon Web Services アプリを使用して作成された ArcGIS Server サイトの場合、オンプレミスのソフトウェアのアップグレードと同じ方法でサイトをアップグレードする必要があります。

まず、サポートされている中間リリースにアップグレードし、サイトをテストしてから、12.0 にアップグレードします。 中間バージョンのアップグレード手順に従ってから、「ArcGIS Server のアップグレード」の手順を参照して、12.0 にアップグレードします。

Amazon Web Services (AWS) Management Console を使用して作成されたデプロイメント

AWS Management Console を使用してデプロイメントを作成した場合は、オンプレミスのソフトウェアのアップグレードと同じ方法でソフトウェアをアップグレードします。 それぞれのコンポーネントのアップグレードについては、アップグレードに関する次のトピックをご参照ください。

ArcGIS GeoAnalytics Server サイトはアップグレードできません。

アップグレード前のバックアップ ファイルの作成

アップグレードする前やパッチを適用する前に必ず、デプロイメントのバックアップを作成してください。

Portal for ArcGIS に付属している webgisdr ユーティリティーを使用して、ArcGIS Enterprise デプロイメント内のほとんどのコンポーネントのバックアップを作成できます。 問題が発生して古いデプロイメントに戻す必要がある場合、このバックアップを使用して、同じ URL を使用するデプロイメントを復元できます。

注意:

アップグレード元のバージョンによっては、このバックアップに一部のデータ ストア タイプが含まれない場合があります。 webgisdr ユーティリティーを実行したときに含まれないデータ ストア タイプを含むデプロイメントをアップグレードする場合、アップグレードする前に ArcGIS Data Store backupdatastore ユーティリティーを使用して、これらのデータ ストア タイプのバックアップを作成します。

スタンドアロンの ArcGIS Server サイトをアップグレードする手順については、「ArcGIS Server のサイト構成のバックアップと復元」をご参照ください。

ArcGIS GeoEvent Server のアップグレード

ArcGIS GeoEvent Server サイトを 12.0 にアップグレードする際に使用する方法にかかわらず、次の手順を実行する必要があります。

単一コンピューターの ArcGIS Notebook Server サイトのアップグレード

単一コンピューターの ArcGIS Notebook Server サイト (11.1 以前) を 12.0 にアップグレードする際に使用する方法にかかわらず、アップグレードする前にワークスペース ディレクトリーを移動する必要があります。 手順については、ArcGIS Notebook Server (Linux) インストール ガイドをご参照ください。

プライマリー/スタンバイ ArcGIS Data Store グラフ ストア

グラフ ストアのプライマリー/スタンバイ モードはサポートされなくなりました。 プライマリー/スタンバイのグラフ ストアをアップグレードすると、グラフ ストアが単一インスタンス モードになり、1 台のコンピューターのみがグラフ ストアに残ります。

注意:

アップグレード後に高可用性が必要な場合、グラフ ストア配デプロイメントモードをクラスターに変更して、グラフ ストア コンピューターとして構成した 2 つの EC2 インスタンスを追加できます。 ただし、これを行うには ArcGIS Data Store ユーティリティーを使用する必要があり、今後、ArcGIS Enterprise on Amazon Web Services デプロイメント ツールを使用してアップグレードすることはできません。 以降のアップグレードでは、オンプレミスでデプロイする場合と同じ方法を使用する必要があります。

データベースとジオデータベース

配置に登録済みのデータベースが含まれる場合は、データベース管理システムとエンタープライズ ジオデータベースを別々にアップグレードする必要があります。Amazon Web Services 配置ツールの ArcGIS Enterprise ではアップグレードされません。

データベース管理システムでは、データベース プロバイダーが提供する手順を実行します。 エンタープライズ ジオデータベースをアップグレードするには、次をご参照ください。

注意:

マネージド データベースはサポートされなくなりました。 ただし、デプロイメントにマネージド データベースが含まれている場合、アップグレード後もデプロイメント内に残ります。

オペレーティング システム

12.0 にアップグレードする前に、デプロイメントで使用する Amazon EC2 コンピューターのオペレーティング システムのバージョンが AWS 上の ArcGIS Enterprise 12.0 でサポートされていることを確認してください。 サポートされていない場合は、ArcGIS Enterprise コンポーネントをアップグレードする前に、オペレーティング システムをアップグレードする必要があります。

パッチ

パッチ通知ツール (patchnotification) は、ArcGIS ソフトウェアに付属しています。 各 ArcGIS コンポーネントのインストール ディレクトリーのツール ディレクトリーにあります。 パッチ通知ツールは、パッチを一覧表示してインストールします。 ただし、10.8 のデプロイメントでは、パッチは 1 つずつインストールする必要があります。 10.8.1 以降のデプロイメントでは、コンポーネントが同じ Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) インスタンスにインストールされている場合、パッチを一括で適用できます。

このパッチを適用する前には必ずパッチの説明をお読みください。 説明については、「Esri Support Web サイトの [ダウンロード] ページ」をご参照ください。