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Amazon Web Services 上での ArcGIS のアップグレード

既存のデプロイメントを更新、またはパッチを適用する方法は、デプロイメントをどのように作成したか、および使用しているソフトウェアのバージョンによって異なります。

注意:

次のセクションの元の ArcGIS バージョンは、デプロイメントを作成したバージョンを示しています。 たとえば、10.7.1 で ArcGIS Enterprise デプロイメントを作成して 10.9.1 にアップグレードした場合、そのデプロイメントの元の ArcGIS バージョンは 10.7.1 です。 10.9.1 のアップグレード方法ではなく、10.7.1 のアップグレード方法を使用する必要があります。

Cloud Builder アプリで作成したデプロイメント

10.6.1 以前では、ArcGIS Server Cloud Builder on Amazon Web Services アプリを使用して、ArcGIS Server サイトと管理されたデータベースを作成できました。 10.7.1 以降、新しい Cloud Builder アプリ (ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services) が利用可能になり、ArcGIS Enterprise デプロイメントとスタンドアロンまたはフェデレートされた ArcGIS Server サイトを作成できるようになりました。

ツール元の ArcGIS バージョンアップグレード方法

ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリ

11.2、11.1、11.0、10.9.1、または 10.9

作成後にデプロイメントのアーキテクチャを変更しなかった場合、ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリを使用してアップグレードします。

作成後にデプロイメントのアーキテクチャを変更した場合は、オンプレミスのソフトウェアのアップグレードと同じ方法でアップグレードします。 アップグレードするには、各コンポーネントのアップグレードに関するトピックをご参照ください。

ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリ

10.8.1 または 10.8

オンプレミスのソフトウェアのアップグレードと同じ方法でアップグレードするか、Esri が提供する ArcGIS Chef Cookbook を使用してアップグレードします。

ArcGIS Enterprise Cloud Builder for Amazon Web Services アプリ

10.7.1

オンプレミスのソフトウェアのアップグレードと同じ方法でサイトをアップグレードします。

ArcGIS Server Cloud Builder on Amazon Web Services

10.6.1 以前

オンプレミスのソフトウェアのアップグレードと同じ方法でサイトをアップグレードします。 手順については、「ArcGIS Server のアップグレード」をご参照ください。

ArcGIS Enterprise Cloud Builder Command Line Interface for Amazon Web Services で作成したデプロイメント

ArcGIS Enterprise 10.7 で ArcGIS Enterprise Cloud Builder Command Line Interface for Amazon Web Services が導入されました。 これを使用して、ArcGIS Enterprise デプロイメントとスタンドアロンまたはフェデレートされた ArcGIS Server サイトを作成できます。

元の ArcGIS バージョンアップグレード方法

11.2、11.1、11.0、10.9.1、または 10.9

作成後にデプロイメントのアーキテクチャを変更しなかった場合は、Cloud Builder、または Esri が提供する CloudFormation テンプレートを使用してアップグレードします。

10.8.1 または 10.8

サイトを、オンプレミスのソフトウェアのアップグレードと同じ方法でアップグレードするか、Esri が提供する ArcGIS Chef Cookbook を使用してアップグレードします。

10.7.1、10.7、または CloudFormation テンプレートを使用してデプロイした後にアーキテクチャを変更した場合 (Elastic IP アドレスを変更、ロード バランサーを追加、Elastic Block Storage ボリュームを追加など) のバージョン。

オンプレミスのソフトウェアのアップグレードと同じ方法でサイトをアップグレードします。 アップグレードするには、各コンポーネントのアップグレードに関するトピックをご参照ください。

Esri CloudFormation サンプル テンプレートで作成したデプロイメント

Esri は、ArcGIS 10.3.1 から AWS CloudFormation サンプル テンプレートを提供し始めました。 以降、さまざまなデプロイメントを作成できるテンプレートが追加されてきました。

元の ArcGIS バージョンアップグレード方法

11.2、11.1、11.0、10.9.1、または 10.9

作成後にデプロイメントのアーキテクチャを変更しなかった場合、Esri が提供する 11.3CloudFormation テンプレートを使用してアップグレードします。

10.8.1 または 10.8

サイトを、オンプレミスのソフトウェアのアップグレードと同じ方法でアップグレードするか、Esri が提供する ArcGIS Chef Cookbook を使用してアップグレードします。

10.7.1 以前、または CloudFormation テンプレートを使用してデプロイした後にアーキテクチャを変更した場合 (Elastic IP アドレスを変更、ロード バランサーを追加、Elastic Block Storage ボリュームを追加など) のバージョン。

オンプレミスのソフトウェアのアップグレードと同じ方法でデプロイメントをアップグレードします。 アップグレードするには、各コンポーネントのアップグレードに関するトピックをご参照ください。

Amazon Web Services (AWS) Management Console で作成したデプロイメント

AWS Management Console を使用してデプロイメントを作成した場合は、オンプレミスのソフトウェアのアップグレードと同じ方法でソフトウェアをアップグレードします。 それぞれのコンポーネントのアップグレードについては、アップグレードに関する次のトピックをご参照ください。

ArcGIS GeoEvent Server のアップグレード

ArcGIS GeoEvent Server サイトを11.3 にアップグレードする際に使用する方法にかかわらず、次の手順を実行する必要があります。

単一コンピューターの ArcGIS Notebook Server サイトのアップグレード

単一コンピューターの ArcGIS Notebook Server サイト (11.1 以前) を 11.3 にアップグレードする際に使用する方法にかかわらず、アップグレードする前にワークスペース ディレクトリを移動する必要があります。 手順については、ArcGIS Notebook Server (Linux) インストール ガイドをご参照ください。

オペレーティング システム

11.3 にアップグレードする前に、デプロイメントで使用する Amazon EC2 コンピューターのオペレーティング システムのバージョンが AWS 上の ArcGIS Enterprise 11.3 でサポートされていることを確認してください。 サポートされていない場合は、ArcGIS Enterprise コンポーネントをアップグレードする前に、オペレーティング システムをアップグレードする必要があります。

データベースとジオデータベース

配置に登録済みのデータベースが含まれる場合は、データベース管理システムとエンタープライズ ジオデータベースを別々にアップグレードする必要があります。Amazon Web Services 配置ツールの ArcGIS Enterprise ではアップグレードされません。

データベース管理システムでは、データベース プロバイダーが提供する手順を実行します。 エンタープライズ ジオデータベースをアップグレードするには、次をご参照ください。

パッチの適用

パッチ通知ツール (patchnotification) は、ArcGIS ソフトウェアに付属しています。 各 ArcGIS コンポーネントのインストール ディレクトリのツール ディレクトリにあります。 10.6.1 およびそれ以降のパッチ通知ツールは、パッチを一覧表示してインストールします。 ただし、10.6.1、10.7.x、および 10.8 のデプロイメントでは、パッチは 1 つずつインストールする必要があります。 10.8.1 以降のデプロイメントでは、コンポーネントが同じ Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) インスタンスにインストールされている場合、パッチを一括で適用できます。

このパッチを適用する前には必ずパッチの説明をお読みください。 説明については、「Esri Support Web サイトの [ダウンロード] ページ」をご参照ください。

アップグレード前のバックアップ ファイルの作成

ArcGIS Enterprise 配置をアップグレード、またはパッチを適用する前に、Portal for ArcGIS とともにインストールされた webgisdr ツールを使用して、ArcGIS Enterprise コンポーネントのバックアップを作成します。 問題が発生して古いデプロイメントに戻す必要がある場合、このバックアップを使用して、同じ URL を使用するデプロイメントを復元できます。

注意:

配置に時空間ビッグ データ ストア、オブジェクト ストア、グラフ ストアが存在する場合は、ArcGIS Data Store の backupdatastore ユーティリティを使用してそれぞれのバックアップを作成します (webgisdr ツールが作成するバックアップには含まれていないため)。

スタンドアロン ArcGIS Server サイトをアップグレードする前に、サイトのバックアップを作成してください。