このリリースでは、ArcGIS Knowledge が次のように変更されています。
- ナレッジ グラフに制約ルールを追加し、グラフのエンティティ間で作成できるリレーションシップのタイプを制限できます。 たとえば、Person エンティティと Vehicle エンティティ間で許可されるリレーションシップのタイプを HasVehicle リレーションシップのみに制限するルールを作成できます。 ルールは、特定のリレーションシップ タイプの確立を防ぐこともできます。 たとえば、Person エンティティと Pet エンティティ間で HasEmployee リレーションシップを禁止し、他のリレーションシップ タイプを許可するルールを作成できます。 これらのルールは、ナレッジ グラフを編集する際に考慮されます。 リレーションシップの制約は ArcGIS API for Python または ArcGIS REST API で作成できます。
新しい Web アプリケーション ArcGIS Knowledge Studio が使用できるようになりました。 このアプリケーションを使用すると、Web ブラウザーでナレッジ グラフの内容を調べることができます。
- マップとリンク チャートを ArcGIS Enterprise 11.3 以降のバージョンにポータル コンテンツ アイテムとしてエクスポートできます。
- ナレッジ グラフのコンテンツを含むマップとリンク チャートを、ArcGIS Enterprise 11.3 以降のバージョンのポータルから Knowledge Studio プロジェクトにインポートできます。
- リンク チャートでナレッジ グラフのデータを探索する際、フィルター処理の拡張ツールを使用すると、特定のリレーションシップ タイプで接続されたエンティティとリレーションシップを追加することでエンティティの詳細を知ることができます。
- クエリ ビューではナレッジ グラフ データの検索、Knowledge Studio プロジェクトのキー クエリの保存、プロジェクトのマップとリンク チャートへの結果の追加を行えます。
- マップとリンク チャートで選択を操作する際、選択マネージャーを使用すると、選択したレコードのプロパティの表示、選択セットのフィルター処理、選択セットの個々のレコードへの移動や削除を行えます。
ArcGIS Pro では、データの読み込み、探索、クエリ、期間を使用したパスのフィルター処理、[フィルターしたパスの検索] ウィンドウで見つかったパスのプレビュー、リンク チャートを Web リンク チャートとして ArcGIS Enterprise 11.3 配置に共有する新しい機能も提供されています。