アドレスの確認

ArcGIS Data Store を使用するホスティング サーバーが構成されたポータルのアドレスを含むカンマ区切り値 (CSV) ファイルからホスト フィーチャ レイヤーを公開すると、マップ上のアドレス ポイントの配置を確認して、公開時に選択したジオコーディング サービスを使用してポータルが配置できなかった住所を特定できます。

注意:

10.3.1 以前のリリースのポータルに公開されたホスト フィーチャ レイヤーの住所は確認できません。

ホスト フィーチャ レイヤーを公開すると、公開時に選択したジオコーディング サービスを使用して配置できる住所の数を示すメッセージが表示されます。 公開プロセスが完了すると、住所を確認するかどうかがたずねられます。[はい] をクリックすると、住所を確認するためにフィーチャ レイヤーがマップ ビューアーで開きます。[いいえ] をクリックすると、ホスト フィーチャ レイヤーの詳細ページのレイヤーから住所レビューアーを開くことができます。レイヤーの横にある矢印をクリックし、[アドレスの確認] をクリックすると、マップ ビューアーでレイヤーが開き、住所を確認することができます。

レイヤーがマップ ビューアーで開くと、不一致の住所と一致した住所のテーブルがマップの下部に表示されます。[アドレスの確認] ウィンドウも表示されます。マップの下部でテーブルのレコードを選択すると、[アドレスの確認] ウィンドウに一致候補の住所が入力されます。

注意:

住所は、レイヤーの公開時に指定されたジオコーディング サービスと照らし合わせて確認されます。公開後は、住所の一致を行うためにジオコーディング サービスを変更することはできなくなります。

住所を確認できるのは、フィーチャ レイヤーの所有者または管理者のみです。

はじめに、一致しなかった住所を確認します。

不一致のアドレスの確認

CSV ファイルの見つからなかった住所が、マップ下部の [不一致] 住所テーブルにリスト表示されます。不一致だった住所の一致場所を見つけるには 3 つの方法があります。これらについては、次の 3 つのセクションで説明します。

候補住所の選択

不一致だった住所の場所を見つける最も簡単な方法は、[アドレスの確認] ウィンドウの候補住所を使用することです。ポータルは、CSV ファイルの住所情報に類似した住所を候補として表示します。

1. [不一致] 住所テーブルの住所を選択します。

   テーブルのレコードを選択すると、候補住所のリストが [アドレスの確認] ウィンドウに表示され、マップが候補住所の範囲に拡大されます。

2. [アドレスの確認] ウィンドウの候補住所を選択します。これにより、マップ上で対応するポイントが選択されます。選択したポイントを拡大し、候補住所が正しいかどうか確認します。
   • 場所が正しい場合、ポイントのポップアップ ウィンドウで [一致] をクリックして、新しい場所を承認します。
   • 場所が正しくない場合、一致場所が見つかるまで他の候補住所を選択して確認します。
   • いずれの候補住所も正しくない場合、[不一致] 住所テーブルで住所情報の変更を試みます。
3. 候補住所を不一致の住所と一致させても、レイヤーの住所属性情報が更新されないことに注意してください。テーブルの住所情報を候補住所の情報と同一にしたい場合、テーブルのデータを編集します。たとえば、123 Main Street という住所を 123 E. Main St. に一致させる場合、レイヤーのテーブルの住所は 123 Main St. のままになります。 レイヤーの住所を 123 E. Main St. にしたい場合、[不一致] 住所テーブルにそのように入力します。
4. すべての不一致の住所で上記手順を繰り返します。

住所情報の編集と候補住所の選択

不一致の住所に対して候補となる住所がない場合、または候補となる住所が正しくない場合は、不一致の住所テーブルの住所情報の変更を試みます。

1. [不一致] 住所テーブルの住所を選択します。
2. 間違っていることがわかっている住所情報を訂正します。たとえば、都市名のスペルが間違っている場合、または番地が変更されている場合、間違った情報が含まれているセルをダブルクリックして、正しい情報を入力します。

   テーブルに新しい情報を入力すると、[アドレスの確認] ウィンドウに、候補の一致場所が入力されます。

3. [アドレスの確認] ウィンドウの候補住所を選択します。これにより、マップ上で対応するポイントが選択されます。選択したポイントを拡大し、候補住所が正しいかどうか確認します。
   • 場所が正しい場合、ポイントのポップアップ ウィンドウで [一致] をクリックして、新しい場所を承認します。
   • 場所が正しくない場合、一致場所が見つかるまで他の候補住所を選択して確認します。
   • いずれの候補住所も正しくない場合、手動でマップにポイントを配置することができます。
4. 残りの不一致の住所で上記手順を繰り返します。
5. 候補住所を不一致の住所と一致させても、レイヤーの住所属性情報が更新されないことに注意してください。テーブルの住所情報を候補住所の情報と同一にしたい場合、テーブルのデータを編集します。たとえば、123 Main Street という住所を 123 E. Main St. に一致させる場合、レイヤーのテーブルの住所は 123 Main St. のままになります。 レイヤーの住所を 123 E. Main St. にしたい場合、[不一致] 住所テーブルにそのように入力します。

ポイントのマップへの追加

不一致の住所の住所情報を変更しても、正しい候補住所がない場合、不一致の住所に対してマップ上のポイントを配置することができます。

1. [不一致] 住所テーブルの住所を選択します。
2. その住所に該当するマップ上の場所にズームします。
3. マップ上でクリックして、選択した住所にポイントを配置します。

   黄色いマーカーのポイントがマップに追加され、その場所に対するポップアップ ウィンドウが表示されます。

4. マップ上で指定した場所が正しい場合、ポップアップ ウィンドウで [一致] をクリックして、新しい場所を承認します。
5. 残りの不一致の住所で上記手順を繰り返します。
6. 一致した住所の品質管理チェックを実行したい場合、次のセクションの手順に進みます。一致した住所のチェックを実行せず、すべてのアドレスの確認と一致を完了した場合、[アドレスの確認] ウィンドウで [確認の完了] をクリックします。

次に、品質管理のために、一致した住所を確認することができます。

一致したアドレスの確認

必要に応じて、ポータルがマップ上の場所に一致した住所の正確性を確認することができます。

1. [一致] をクリックして、マップ上に配置されたすべての住所のリストを表示します。
2. テーブルの住所情報に誤りが見つかった場合、該当するセルをダブルクリックして、正しい情報を入力することができます。
3. 一致した住所を選択すると、[アドレスの確認] ウィンドウに、候補の一致住所が入力されます。一致した住所の場所に、緑色のマーカー シンボルが示されます。
4. 一致した場所にズームして、その場所が正しいか確認します。
   • 正しい場合、[一致] 住所テーブルの次の住所を選択して、正しいかどうか確認します。
   • 正しくない場合、[アドレスの確認] ウィンドウの他の候補住所を選択します。候補住所の場所にズームして、正しいか確認します。正しい場合、ポップアップ ウィンドウで [一致] をクリックして、新しい場所を承認します。正しくない場合、正しい場所が見つかるまで他の候補住所を試します。
   • いずれの候補住所も正しくない場合、マップ上の該当する住所の場所をズームし、マップをクリックして、手動でポイントを追加します。追加したポイントが正しい場所にある場合、ポップアップ ウィンドウで [一致] をクリックして、新しい場所を承認します。
5. 残りの一致した住所で上記手順を繰り返します。
6. すべてのアドレスの確認と一致操作を完了したら、[アドレスの確認] ウィンドウで [確認の完了] をクリックします。