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ジオデータ サービスの公開

ジオデータ サービスを公開するには、サービスとして公開するファイル ジオデータベースまたはエンタープライズ ジオデータベースを参照する必要があります。ファイル ジオデータベースをジオデータ サービスとして公開するには、ArcGIS Server アカウントがジオデータベースへのアクセス権限を持っている必要があります。エンタープライズ ジオデータベースをジオデータ サービスとして公開するには、ArcGIS Server アカウントが、ジオデータベースへのアクセス権限、およびジオデータベースへの接続に使用される接続ファイルへのアクセス権限を持っている必要があります。

ライセンス:

バージョン 10.5 以降でジオデータ サービスを公開するには、ArcGIS Server ArcGIS GIS Server としてライセンス認証する必要があります。

たとえば、カタログ ツリーで作成した接続は、AppData\Roaming\ESRI\Desktop<バージョン番号>\ArcCatalog の下の Windows プロファイル ディレクトリにあります。 ジオデータ サービスを公開する前に、ArcGIS Server アカウントにアクセス権限が付与されている共通のディレクトリに接続ファイルをコピーすることをお勧めします。詳細については、「データを ArcGIS Server でアクセス可能にする」をご参照ください。

SQL Server Express からジオデータ サービスを公開する際には、ジオデータベースへの接続を保存して接続ファイルを作成する必要があります。そのためには、カタログ ツリーで [データベース サーバー] ノードの下にあるジオデータベースを選択します。公開するジオデータベースを右クリックし、[接続の保存] をクリックします。これにより、先ほど説明したように、プロファイル ディレクトリに接続 (*.sde) ファイルが作成されます。ジオデータベースを公開する際に、この接続ファイルを参照する必要があります。先に述べたように、サービスを公開する前に、ArcGIS Server アカウントにアクセス権限が付与されている共通の場所に接続ファイルをコピーします。

ジオデータ サービスを公開するには、カタログ ツリーでジオデータベースを右クリックし、ジオデータベース サービスとして共有するオプションを選択します。ArcCatalog または ArcGIS Serverカタログウィンドウを使用してジオデータ サービスを ArcGIS Desktop で公開するには、次の手順を実行します。

  1. カタログ ツリーで、ジオデータベースを選択します。
  2. 公開するジオデータベースを右クリックし、[ジオデータ サービスとして共有] をクリックします。

    [サービスとして共有] ウィンドウが表示されます。

  3. [サービスを公開] を選択し、[次へ] をクリックします。
  4. [接続の選択] ドロップダウン リストで、使用する ArcGIS Server 接続を選択します。使用するサーバー接続がリストにない場合は、[ArcGIS Server に接続] ArcGIS Server の追加 をクリックして、サーバーへの接続を新規作成できます。

    詳細な手順については、「ArcGIS Desktop での ArcGIS Server への接続について」をご参照ください。

  5. 必要に応じて、[サービスを公開] ウィンドウでサービスの新しい名前を入力します。120 文字を超える名前や、英数字とアンダースコア (_) 以外の文字が含まれる名前を使用することはできません。
  6. [次へ] をクリックします。
  7. デフォルトでは、ArcGIS Server のルート フォルダー (root) にサービスが公開されます。サービスはルート ディレクトリ以下のサブディレクトリに整理することができます。ジオデータ サービスを公開するフォルダーを選択するか、ジオデータ サービスを格納する新しいフォルダーを作成します。
  8. [続行] をクリックします。

    [サービス エディター] ダイアログ ボックスが表示されます。

  9. ジオデータ サービスに対して、必要なプロパティを設定します。ここでは、対象サービスの使用を許可するユーザーを選択し、そのサービスをサーバーでどのように公開するかを詳細に設定できます。ジオデータ サービスのプロパティを手動で設定する方法については、「ジオデータ サービスのケーパビリティと許可されるオペレーション」をご参照ください。また、[インポート] をクリックすると、既存のサービス定義または公開されたジオデータ サービスからプロパティを自動的にインポートすることもできます。インポート サービスの最適な実装方法については、ヘルプの「サービスのチューニングと構成」をご参照ください。
    ヒント:

    このセッション中に [サービス エディター] ダイアログ ボックスを閉じると、作業をドラフト サービスとして保存するかどうかを確認するメッセージが表示されます。ドラフト サービスを保存しておくと、後でサービス構成作業を再開することができます。デフォルトでは、ドラフト サービスは、ArcGIS Server 接続のドラフトフォルダーに保存されます。詳細については、「ドラフト サービスについて」をご参照ください。

  10. [分析] 統計情報の更新 をクリックします。

    ジオデータベースをサーバーに公開できるかどうかが検証されます。

  11. ジオデータベースをサービスとして公開できるように、[準備] ウィンドウでエラー (エラー) を修正します。さらに必要であれば、警告メッセージと情報メッセージに従って問題を修正し、ジオデータ サービスのパフォーマンスと外観を改善します。
    ヒント:

    ジオデータ サービスを設定する際、表示領域を広くするには、[サービス エディター] ダイアログ ボックスの最上部にある [折りたたみ] ボタン 折りたたみ をクリックします。

  12. エラーを修正し、必要に応じて警告とメッセージを修正したら、[公開] をクリックします。公開

これで、ジオデータ サービスがサーバー上で実行され、ユーザーやクライアントがネットワーク経由でこのサービスにアクセスできるようになりました。サーバー管理者がジオデータ サービスへの Web アクセスを許可している場合は、このサービスを Web 上でも利用できます。

ディスコネクト編集コマンドを使用して、レプリカを作成したり、ジオデータ サービスからデータを抽出したりする場合、ジオデータ サービスと同じ名前のマップ サービスを作成する必要があります。この手順の詳細については、「ジオデータ サービスとマップ サービスの公開」をご参照ください。