11.2 で修正された問題の一覧は、「11.2 で修正された問題の一覧」をご参照ください。
お使いのハードウェアおよびソフトウェア コンポーネントがバージョン 11.2 と互換性があるかどうかを確認するには、「製品リリース情報」を参照し、廃止された機能のリストを確認してください。
注意:
11.2 の新機能と要件について、以下のセクションで説明します。 このリリースのベータ機能の一覧については、「ArcGIS Enterpriseの新機能」をご参照ください。
オフライン ジオデータベース データセット
ArcGIS Server 11.2 から、パーセル ファブリックとユーティリティ ネットワークを、登録済みデータを参照するフィーチャ サービスとして公開し、フィーチャ サービスに対する同期を有効化して、ArcGIS Pro 3.2 など、パーセル ファブリックまたはユーティリティ ネットワークをサポートしているクライアントでこれらをオフラインで利用できます。
ArcGIS Pro でパーセル ファブリックをオフラインで利用することで、ネットワーク接続を使用できないときにデータを操作する場合にパーセル編集ツールとトポロジ ツールを使用できるようになります。
ユーティリティ ネットワークをオフラインで利用する場合、ユーティリティ ネットワークでどの機能を利用できるようにするかを定義できます。 詳細は、「オフラインでのマップの利用」をご参照ください。
オブジェクト ID と日付フィールドの移行
ArcGIS Server 11.2 から、以下のフィールド データ タイプを移行して、これらのフィールド データ タイプがサポートする精度を高めることができます。
- ジオデータベースのオブジェクト ID フィールドを移行して、64 ビット値を格納できます。 ただし、64 ビット オブジェクト ID を格納しているフィーチャ サービスの同期を有効化することはできません。
注意:
一部のクライアント アプリケーションは、このフィールド タイプを完全にはサポートしておらず、今後変更される場合もあります。 ArcGIS Pro の Object ID (64 ビット) と big integer (64 ビット) のフィールド タイプは、最大 53 ビットの safe integer 値の保存に限定されます。 53 ビット safe integer 値は、(-9007199254740991) ~ (9007199254740991) (-(253) -1 ~ (253) -1 とも表記) の範囲に対応します。 外部ソースから追加される Object ID (64 ビット) と big integer の 53 ビットより大きい値は、ArcGIS Pro クライアントから読み取れます。 ArcGIS Pro でこの範囲外の数値を記述または編集しようとすると、エラーが表示されます。 他のクライアントでは、値が丸められ、機能に不具合が出ることがあります。
- 日付フィールドを移行して、高精度の時間値を格納できます。 高精度日付フィールドは、一部のクライアントが照会または編集のために最高精度を使用しないことがあっても、ミリ秒の精度で値を返すことができます。
データベース サポートの変更
ArcGIS Enterprise 11.2 は、Microsoft SQL Server 2016 をサポートしている最後のリリースです。 ArcGIS を使用して SQL Server 2016 のデータにアクセスする場合、今後のバージョンの ArcGIS で使用するには SQL Server をアップグレードする必要があります。
次のデータベース管理システムはサポートされなくなりました。
- PostgreSQL 11.x
- Microsoft Azure Database for PostgreSQL (単一サーバー)
レポート印刷サービス
11.2 より、ArcGIS Pro 3.2 以降から印刷サービスを公開して、レイアウト テンプレート (.pagx)、レポート テンプレート (.rptx)、またはその両方に基づき、レポートの印刷を行えます。
詳細は、「印刷サービスを ArcGIS Enterprise ポータルに公開して、レポートを有効化する」のセクションをご参照ください。
ジオプロセシング ツールでの GPComposite データ タイプのサポート
11.2 では、ArcGIS Server は ArcGIS Pro 3.2 以降から公開された適用可能なツールで GPComposite データ タイプをサポートします。
その他の ArcGIS Enterprise コンポーネント
特定の ArcGIS Server ロール、Portal for ArcGIS、ArcGIS Data Store、および ArcGIS REST API Services Directory の新機能については、以下をご参照ください。