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ArcGIS Enterprise 11.2 の新機能

ArcGIS Enterprise 11.2 では、データ管理と運用の新機能、アプリケーション全体にわたる更新、製品全体の機能強化が導入されています。 このページでは、11.2 で提供される新機能の一部を紹介し、特定のコンポーネントや機能の追加情報へのリンクを示します。

11.2 で修正された問題の一覧は、「11.2 で修正された問題の一覧」をご参照ください。

注意:
ArcGIS Enterprise 11.2 へのアップグレードを実行する前に、アップグレードに関する注意事項をご確認ください。

製品リリース情報」を参照して、お使いのハードウェアおよびソフトウェア コンポーネントがバージョン 11.2 と互換性があるかどうかを判断し、廃止された機能のリストを確認することをお勧めします。

機能比較表

ArcGIS Enterprise の製品概要については、機能比較表をご参照ください。

製品の主な機能

  • ArcGIS Video ServerArcGIS Enterprise の新しいサーバー ロールです。地理空間コンテキストと時間コンテキストを備えたビデオ サービスのインデックス作成、検索、探索、公開に使用されます。
  • 1 台のコンピューターに最大 51 個の ArcGIS Web Adaptor (IIS) インスタンスをインストールできます。

すべての ArcGIS Enterprise コンポーネント、API、サーバー ロール、およびアプリの新機能の詳細については、以下のセクションおよびリンクをご参照ください。

ユーザー タイプ エクステンション

ArcGIS Advanced Editing ユーザー タイプ エクステンションは、11.2 の新機能です。高度なジオデータベース機能およびフレームワークへのアクセスを提供します。 このユーザー タイプ エクステンションは、これまでのリリースでライセンスされていた ArcGIS Utility NetworkArcGIS Parcel FabricArcGIS Trace Network のユーザー タイプ エクステンションを置き換えます。

ジオプロセシング タスクのスケジュール設定

ArcGIS Portal Directory REST API のタスクの作成操作を使用して、ジオプロセシング サービスをスケジュール設定できるようになりました。

ベータ機能

このリリースのベータ機能の詳細について説明します。

新しいフィールド データ タイプの使用

新たにサポートされる 4 つのフィールド データ タイプは、ArcGIS Enterprise 11.2 のベータ機能として使用できます。 ArcGIS Enterprise 11.2 に公開するまたは使用すると、これらのフィールド データ タイプは完全な機能ではない可能性があり、場合によっては既知のパフォーマンスまたは品質の問題があります。

  • Big Integer

    注意:

    一部のクライアント アプリケーションは、このフィールド タイプを完全にはサポートしておらず、今後変更される場合もあります。 ArcGIS Pro の Object ID (64 ビット) と big integer (64 ビット) のフィールド タイプは、最大 53 ビットの safe integer 値の保存に限定されます。 53 ビット safe integer 値は、(-9007199254740991) ~ (9007199254740991) (-(253) -1 ~ (253) -1 とも表記) の範囲に対応します。 外部ソースから追加される Object ID (64 ビット) と big integer の 53 ビットより大きい値は、ArcGIS Pro クライアントから読み取れます。 ArcGIS Pro でこの範囲外の数値を記述または編集しようとすると、エラーが表示されます。 他のクライアントでは、値が丸められ、機能に不具合が出ることがあります。

  • Date Only
  • Time Only
  • Timestamp Offset

各フィールド データ タイプの詳細については、「ArcGIS フィールド データ タイプ」をご参照ください。 各データベース プラットフォームでサポートされているデータ タイプについては「ArcGIS でサポートされている DBMS のデータ タイプ」をご参照ください。

ArcGIS Enterprise でこれらの機能の限定的なサポートを受け、それらの機能に関するフィードバックを残すには、専用の Esri Early Adopter Community (EAP) サイトをご参照ください。 ArcGIS Enterprise ベータ版では、Esri テクニカル サポートによるこれらの機能のサポートはありません。

Web シーンでの 3D モデルのアップロード

Web シーンでの 3D モデルのアップロードは、ArcGIS Enterprise 11.2 のベータ機能として使用できます。 3D モデルをアップロードしたら、シーン内の任意の場所でサイズ変更、回転、配置を行うことができます。 以下の 3D モデル形式がサポートされています。

  • COLLADA (.dae)
  • Autodesk Filmbox (.fbx)
  • Autodesk Drawing (.dwg)
  • Industry Foundation Classes (.ifc)
  • Universal Scene Description (.usdc および .usdz)
  • Wavefront (.obj)
  • GL Transmission 形式 (.gltf)
  • バイナリ GL Transmission 形式 (.glb)

3D モデルをシーンにアップロードする手順については、「フィーチャ作成」をご参照ください。

一方向のフィーチャ サービス間の同期

フィーチャ サービスは、このリリースのベータ機能として一方向のフィーチャ サービス間の同期をサポートしています。 詳細については、ArcGIS REST API ドキュメントで一方向の同期を使用するためのワークフローをご参照ください。

メタデータ エディター

新しいメタデータ エディターは、ArcGIS Enterprise 11.2 のベータ機能として使用できます。 組織管理者がベータ版のメタデータ エディターを有効にすると、メンバーがメタデータ エディターでアイテムのメタデータを編集できるオプションが [メタデータ] ボタンに追加されます。

メタデータ エディターの詳細については、「メタデータの表示と編集」をご参照ください。

ArcGIS Knowledge Studio

ArcGIS Enterprise 11.2 のベータ機能として使用できる ArcGIS Knowledge Studio は、ナレッジ グラフ データの探索と解析を行うための Web アプリです。 Knowledge Studio は、ポータルのアプリ ランチャーから開くことができます。

Knowledge Studio の詳細については、「Knowledge Studio の基本操作」をご参照ください。

ArcGIS StoryMaps ブリーフィング

ArcGIS StoryMaps ブリーフィングは、ArcGIS Enterprise 11.2 のベータ機能として使用できます。 ブリーフィングは、安全に統合された組織のライブ マップとデータを含むスライドベースの出力を提供します。 ブリーフィングにアクセスするには、ユーザーは ArcGIS StoryMaps 組織設定でベータ機能を有効にする必要があります。

ArcGIS Enterprise でブリーフィングのサポートを受け、それらの機能に関するフィードバックを残すには、ArcGIS StoryMaps コミュニティを参照するか、アプリ内のフィードバック フォームを使用してください。 ArcGIS Enterprise ベータ版では、Esri テクニカル サポートによるブリーフィングのサポートはありません。

ArcGIS Enterprise および Windows 上の Linux

サーバー ロール

アプリ

ポータルでは、アプリの新機能と機能拡張を利用できます。

API と SDK

クラウド

ArcGIS Enterprise on Kubernetes

ArcGIS Enterprise on Kubernetes は、ArcGIS Enterprise のクラウドネイティブのデプロイメント オプションです。 Windows および Linux のデプロイメント オプションに加えて提供されます。 組織の ArcGIS Enterprise プラットフォームか、クラウド プロバイダーの Kubernetes サービスのどちらかで実行される Kubernetes を、コンテナー化されたアーキテクチャで提供します。

詳細については、ArcGIS Enterprise on Kubernetes のヘルプをご参照ください。

廃止通知

以下の各通知を確認して、組織のワークフローに影響があるかどうかを判断してください。

CityEngine Web ビューアーと CityEngine Web シーン

CityEngine Web ビューアーと CityEngine Web シーン (.3ws) アイテム タイプはこのリリースで廃止されました。