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テキストを UDP ソケットに公開

テキストを UDP ソケットに公開出力コネクタは、区切りテキストとして修正し、書式設定したイベント データを、UDP ソケット接続を使用してエンドポイント アドレスに公開するために使用されます。 UDP データグラム (メッセージ) は、ユニキャストで送信します。 属性値は、一般的にカンマ (,) で区切られるため、この出力コネクタによって適合されたデータ型はカンマ区切り値テキストと呼ばれることもあります。 ArcGIS GeoEvent Server では、一般的な ASCII 文字を区切り記号として使用し、データ属性値を区切ることができます。

使用上の注意

テキストを UDP ソケットに公開出力コネクタを使用する際には、以下の点に注意してください。

  • この出力コネクタは、テキスト アウトバウンド アダプターと UDP アウトバウンド トランスポートを組み合わせます。
  • ホストは、ArcGIS GeoEvent Server を実行するコンピューターと同じコンピューター上になくてもかまいません。
  • デフォルトでは、コネクタはポート [5000] に UDP ソケットを開きますが、使用可能なサーバー ポートであればどれでも使用できます。
  • 同じポートを共有する複数の [テキストを UDP ソケットに公開] 出力を構成できます。 ただし、イベント データのフィード別に異なる出力コネクタとポートを使用することを推奨します。
  • [ブロードキャスト] パラメーターを使用し、(単一のホストではなく) ローカル サブネット上のすべてのアドレスに UDP データグラムを送信できます。 ローカル サブネット上で UDP データグラムを受信できるデバイスの構成については、システム管理者にお問い合わせください。
  • [メッセージの区切り記号] パラメーターは必須です。 この記号は、イベント レコードの末尾を指定します。 一般的なレコード末尾区切り文字は、改行 (\n) です。
  • [属性の区切り記号] パラメーターは必須です。 この記号は属性値を区切ります。 一般的な属性区切り記号は、カンマ (,) です。

パラメーター

テキストを UDP ソケットに公開出力コネクタのパラメーターを次に示します。

パラメーター説明

名前

GeoEvent Manager で参照用として使用される出力コネクタの記述名。

ホスト

(条件)

UDP ソケットを使用し、UDP データグラム (メッセージ) を公開するホスト アドレス。 デフォルトは [localhost] ですが、アクセス可能なホスト名や IP アドレスを指定することもできます。

このパラメーターは、[ブロードキャスト][いいえ] に設定されている場合に表示され、[はい] に設定されている場合は非表示になります。

サーバー ポート

UDP ソケット接続を確立する際に使用するサーバー ポート。 GeoEvent Server は、このポートを検出し、接続する必要があります。 デフォルトは [5000] ですが、使用可能なサーバー ポートであればどれでも指定できます。

ブロードキャスト

ローカル サブネット上のすべてのアドレスにデータグラム (メッセージ) をブロードキャストするかどうかを指定します。 デフォルトは [いいえ] です。

  • [はい] - データグラム (メッセージ) は、ローカル サブネット上のすべてのアドレスにブロードキャストされます。 ローカル サブネット上にあるすべてのネットワーク接続デバイスがデータグラムを受信します。
  • [いいえ] - データグラム (メッセージ) は、ローカル サブネット上のすべてのアドレスにブロードキャストされません。 データグラムは、ユニキャスト伝送を使用してホストのアドレスに直接公開されます。

メッセージの区切り記号

文字リテラルはイベント レコードの区切り記号として使用されます。 デフォルトは、改行の [\n] です。

属性の区切り記号

属性フィールド区切り記号として使われるリテラル文字。 デフォルトはカンマです。

ファイル拡張子

ファイルの作成時に使用されるファイル拡張子。 このパラメーターのデフォルトは [csv] です。つまり、GeoEvent Server はカンマ区切り値 (.csv) ファイルを作成します。

出力日付形式

ファイルに書き込まれる日付/時間の値の形式を指定します。 使用可能な出力日付形式は、[ISO 8601 形式][カスタム形式] です。 デフォルトは [ISO 8601 形式] です。

  • [ISO 8601 形式] – 処理される日付/時間の値は、ISO 8601 形式 (yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ss.SSSXXX) に準じて作成されます。
  • [カスタム形式] - 処理される日付/時間の値は、Java SimpleDateFormat クラス変換を使用し、カスタム形式に準じて作成されます。

カスタム日付形式

(条件)

ファイルに書き込まれる、ユーザー指定形式の日付/時間。 ユーザー指定の日付形式は、Java SimpleDateFormat クラス変換を使用して作成する必要があります。 詳細については、「SimpleDateFormat」をご参照ください。

このパラメーターは、[出力日付形式][カスタム形式] に設定されている場合に表示され、[ISO 8601 形式] に設定されている場合は非表示になります。

数値形式の言語

データ値から数値を書式設定する際、ロケール依存型の動作に使用されるロケール識別子 (ID)。 デフォルトは、GeoEvent Server がインストールされているコンピューターのロケールです。 詳細については、「Java Supported Locales」をご参照ください。


このトピックの内容
  1. 使用上の注意
  2. パラメーター