概要
ArcGIS Enterprise 参加者のみを含むコラボレーションを設定する場合は、次の点に注意する必要があります。
- 今回のリリースは、ArcGIS Enterprise 配置間でのアイテムの共有に「参照として」のみ対応しています。つまり、コラボレーション参加者がコンテンツにアクセスするには、ソース レイヤーおよびサービスに対する認証が可能でなければなりません。詳細については、「コラボレーショングループでのコンテンツの共有」をご参照ください。
- ArcGIS Enterprise コラボレーション参加者は、バージョン 10.5 または 10.5.1 の ArcGIS Enterprise ソフトウェアを使用している可能性があります。共有できるコンテンツのタイプには制限があります。詳細については、「以前のリリースの ArcGIS Enterprise とのコラボレーション」をご参照ください。
コラボレーションの作成には、複数の管理者 (参加者ごとに 1 人) が必要となります。つまり、他の管理者と協力し合いながら、コラボレーション設定を行う必要があります。また、複数の ArcGIS Enterprise 配置の管理者には、この処理中にホストとゲストの役割が課せられることもあります。
ワークスペースやアクセス モードなどの重要な概念と用語については、「コラボレーションに関する主要概念」をご参照ください。
コラボレーションの基本操作
- 参加者の中から、コラボレーションのホストの役割を果たす参加者を選択します。
- ここで言うホストとは、コラボレーション全体とそのコラボレーションに含まれるワークスペースを作成して管理する参加者を意味します。
- ゲストは、参加しているワークスペースのアクセス モードに応じて、ホストにコンテンツを送信するか、ホストからコンテンツを受信するか、その両方を行います。
- ホストとして設定された参加者は、「コラボレーションの作成」の記載内容に従ってコラボレーションの作成を開始できます。コラボレーションの作成のうちで重要な部分は、ゲストを招待する操作です。この操作を行うために、ホストは招待ファイルを生成して、各ゲスト管理者に送信する必要があります。
- 招待が送信された後、各ゲストの管理者は、「コラボレーションに加入」に記載されたワークフローに従って、招待を受理する必要があります。これには、招待を受理する操作だけでなく、生成された応答ファイルをコラボレーション ホストの管理者に返信する操作も含まれます。この後、コラボレーション ホストの管理者は、「コラボレーションの作成」に記載されたワークフローに従ってその応答をインポートする必要があります。
これで、コラボレーションの作成が完了し、ホスト参加者とゲスト参加者の間に信頼関係が構築されました。
コラボレーションを設定し、目的のワークスペースを定義したら、「コラボレーショングループでのコンテンツの共有」の記載内容に従って、参加者間でのコンテンツの共有を開始することができます。