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ArcGIS Enterprise のシステム要件

マッピング、視覚化、データ管理、解析の基本的システムである ArcGIS Enterprise は、オンプレミス、クラウド、仮想コンピューターでの使用を可能にする柔軟な配置モデルを備えています。

ArcGIS Enterprise の基本配置には、連携して動作するように設計された複数のコンポーネントが含まれています。これらのコンポーネントに加え、1 つ以上の ArcGIS Server ライセンス ロールや他の ArcGIS Server タイプを ArcGIS Enterprise 配置に追加して、組織の特定のワークフロー要件を満たすことができます。

このページには、クラウドおよび仮想化サポート ポリシーなど、ArcGIS Enterprise 配置の大部分に共通するサポート情報が含まれています。また、ArcGIS Enterprise 配置内の各コンポーネントおよびサイトの要件を参照できる他のページへのリンクも用意されています。

システム要件のページ

ArcGIS Enterprise コンポーネントには、そのコンポーネントに固有な特定の要件があります。配置する各コンポーネントやサイトのシステム要件ページと、ArcGIS Enterprise Builder の要件ページをお読みください。次のリンクを使用して、各ページにアクセスします

ファイアウォールの設定

ArcGIS Enterprise 配置内の各コンポーネントは、特定のポート群を経由して通信します。コンピューター間の通信にポートが使用される場合、コンピューターのファイアウォールでそのポートを開く必要があります。ポートが内部通信に使用される場合、そのポートがコンピューターで実行されている別のアプリケーションによって使用されていないことを確認する必要があります。

次のリストとリンクを参照して、ArcGIS Enterprise に配置する可能性のある各コンポーネントで使用されるすべてのポートを確認します。

  • Portal for ArcGIS
  • ArcGIS Server - すべての ArcGIS Server ロールとエクステンション タイプは、これらのポートを使用します。一部のロールでは、通信に追加のポートを使用します。追加のポート要件については、次のリンクをご参照ください。
  • ArcGIS Web Adaptor は、コンピューター間でポート 443 および 80 を経由して通信します。
  • ArcGIS Data Store

サポートされる Web ブラウザー

ほとんどの ArcGIS Enterprise コンポーネントには、Web ブラウザーからアクセスするウィザードまたはインターフェイスが含まれています。次のブラウザーは、すべてのコンポーネントでサポートされています。

  • Google Chrome
  • Mozilla Firefox
  • Microsoft Internet Explorer (バージョン 9、10、11)
  • Microsoft Edge

一部のコンポーネントはその他のブラウザーをサポートしています。その他のブラウザーがサポートされているかどうかを判断するには、各コンポーネントのページをご参照ください。

クラウド プラットフォーム上の ArcGIS Enterprise

多くのクラウド プラットフォーム上で ArcGIS Enterprise を配置できます。仮想コンピューターを提供するクラウド プラットフォームはどれも、仮想コンピューターがオペレーティング システムとシステムの仕様に対する基本的なシステム要件を満たす場合、ArcGIS Enterprise での使用がサポートされています。

Esri では、基本的なサポートに加えて、一般的な 2 つのクラウド プラットフォームの Amazon Web Services (AWS)Microsoft Azure で、配置ツールとあらかじめ作成された仮想コンピューター画像を提供しています。これら 2 つのクラウド プラットフォーム上に配置する場合は、これらの特殊なツールと画像を使用して、配置およびテクニカル サポートを簡略化することをお勧めします。

Esri は、ArcGIS Enterprise 配置ツールがその通常動作の一環として作成および管理するもの以外については、クラウド インフラストラクチャのプロビジョニングおよび構成のテクニカル サポートを提供しません。Esri が特殊な配置ツールを提供しないクラウド プラットフォームでは、サポートはソフトウェア固有の問題のトラブルシューティングに限られます。

ArcGIS Enterprise は、いくつかのクラウド プラットフォーム上のストレージやデータベースなど、ネイティブなクラウド機能もサポートします。たとえば、Amazon Simple Storage Service (S3)Microsoft Azure SQL Database などです。サポートされているネイティブ クラウド機能については、各 ArcGIS コンポーネントのドキュメントをご参照ください。

サポートされている仮想化環境

ArcGIS Enterprise のすべてのコンポーネントは、サポートされているオペレーティング システムで実行する限り、仮想化環境上の動作がサポートされています。ArcGIS Enterprise と一緒に、リレーショナル データベースなどのサードパーティ アプリケーションを実行する場合、そのアプリケーションが仮想環境でもサポートされている必要があります。仮想化のサポートについては、サードパーティ ベンダーに確認してください。

次の仮想化環境は、ArcGIS Enterprise およびそのコンポーネントで正常に機能することが確認されています。

  • VMware vSphere 5.5、6
  • Microsoft Hyper-V

上記のリストに含まれていても、許可やサポート レベルの向上を意味するものではありません。上記のリストに含まれていなくても、環境や特定のバージョンがサポートされていないことを意味するのではなく、Esri またはそのパートナーが明示的にテストした環境またはバージョンではないことを意味しています。

詳細については、「仮想化と ArcGIS Server」をご参照ください。